
----其の『トワイライト』は、夜明けと夕暮れ、一体何方なのだろう……。
パルメザンチーズ(※本編には登場しません)「…其れは、自らの手でトモダチを痛め付けてしまったイカサマたまご、贖罪の物語……。」
イカサマたまご「…話を仕切るナ!!!!!!!パルメザンチーズゥウウウウ!!!!!!!」
あらすじ(※某むせるアニメの次回予告風)
例の決戦の後、魔力を失いボロボロになったマホロアは、ドン底すら生温い『地獄』へと落ちてしまう。
一度、原生生物の強襲により、心肺停止を起こすが、何気無く通りすがったエレトリック ダウターの電気刺激による救命マッサージによって、奇跡的に蘇生する。
異次元の地獄の様な底で、奇跡的に蘇生したマホロア。エレトリック ダウターと言う名の、命の恩人の支援と協力があるとは言えど、…それでも、生存率及び生還成功率は非常に低い。
果たして、マホロアはこの『地獄』から無事生還出来るのであろうか。
…さて、いずれにせよ、君達にはマホロアと共に、死ぬよりも、苦しく、救済等到底有り得ない地獄を見て貰う。
※注意書き
※ 熊 D の 性 癖 が 完 全 に 移 っ て る
※R-15相当
※マホロアエピローグ全編ネタバレ注意
…結局、良いマホロアは死んだマホロアだけ。
…。
[chapter:〜Epilogue in Unfathomable Abyss.]
…暗い、暗イ所へ、深イ、深い所ヘ、落チテ行ク。…ボクは、ボクハ、落チテ行ク。…ソシテ、計リ知レヌ迄ノ闇を湛える深淵へ落チナガラ此ウ思ウ。
…もっとチカラヲ…、もっと強くならなキャ…ボクは…ボクは…、何の為ニチカラが欲しかっタンダ……?グッ……、このまま…このままデハ…死ネナイゾ……。
…。
———なぜだ?
なぜ私が敗れる・・・?
もっと力を・・・
もっと強くならねば・・・私は
私は・・・
何のために・・・
力が欲しかったのだ・・・?
ぐっ・・・ このまま・・・
このままでは・・・死なんぞ
———Fire Emblem 烈火の剣
…。
…アレカラ、目ヲ覚マスト、ボクハ、異空のドン底に居タ。
…其の場所ハ、緑の豊カナ場所デ、廃墟の様ナ場所ダッタ。…冷たい雨が降って居ル。
…冷たくて、寒イ。
…ダケド、其ンナ、凍える静寂の中デ、ボクハ前ニ進ム。
…コレカラの自分が歩いていける、様ニ……。…其ノ為ニモ、何トカシテ、魔法使イトシテ大事な魔力も集メナキャ。
…ダカラ、今、自身の何処ニモ、最早、魔術師としての、魔力が存在しない事を痛感シナガラ、ボクは、——前ノ様ニ、魔力球モ出セズ、宙も浮ケズ——…ソレデモ、歩キ出ス。
…ソウ、止まない雨は無インダカラ。
…。
…其の時、ボクは嬲られて居タ。…暇と力を持て余シタローパー達ニ。
…先程手に入レタ『果実のカケラ』ヲ、ボクが一向に手放サナイカラ、其の腹いせニ、奴等ハ、ボクヲ此ウヤッテ居ルダロウカ?
…其ンナイジワルで弱イモノ虐メが大好きなローパー達ニ、拷問の様ニ、長時間、執拗ニ、更ニハ、鳥葬の様に、寄って集ッテ虐められた事デ、…ボクは、全身ボロボロニナル。舐めプの様に嬲ラレル。
…其うやって、ボクが、--自分達が欲しくて欲しくて堪ラナイ--"果実のカケラ"を持ッテ居ルカラッテ、幾ら何デモ、カ弱いからッテ、良い様ニ弄バレル内ニ、ボクの右耳は齧られて、穴が開いチャッタ。
…食イ千切ラレタ右耳。…其の傷跡が痛イ。
…誰カァ、……助ケテ……、
…。
…其の日、割と長い長い眠りから、マホロアは目を覚ました。
「…此処は何処ダイ??…君ハ誰??」
…すると、ずっと倒れて居たマホロアを看病して見護って居た長身の魔術師が答えた。
「…俺は、エレトリック ダウターさ。…お前は?」
其の長身の魔術師は、自らを、エレトリック ダウターと名乗る。
「…マホロア、ダヨ。」…更に、マホロアも同じく名乗る。
「…マホロア、か。…お前本当に神に愛されて居るな。…俺が居なかったら、電気ショックによる心臓蘇生もされず、此処で死んでたね。」
…ローパー族に必要以上に嬲られ、虐められ、執拗に暴行された末に、心肺停止状態であったマホロアを、電気を用いた心臓マッサージで救出したエレトリック ダウターは、…正に、マホロアの命の恩人であった。
「……。…本当にアリガトウ。…キミはボクの、命の恩人ナンダネ。」
「…嗚呼!!…其うだ!!…一生感謝しろよ!!」
…やがて、二人は同じ魔導士同士と言う事もあり、此れからの付き合いもあって----握手をした。
…其れから、マホロアとエレクは着実に交流を重ねて行った。
「…エレクって呼んでくれよ。」
「…ウン!分かっタヨ!!エレク!」
そして、マホロアとエレトリック ダウターは段々と仲良くなった。…更には、"果実の欠片"も「俺には宝の持ち腐れでしか無いから」とマホロアにくれた。
何もかもがいたせり尽せりだった。
…ヤッタネ!!!!!!!
…。
其の日、マホロアは何時も通りに魔力集めをした後で、廃墟になった遺跡の片隅で休みながら歌を歌って、眠りに入ろうとして居た。
「…お前、歌、歌うのか。」
「…ウン。…魔法の練習ニモナルシ。」
「…歌は魔法の基礎的な所があるしな。同業者なら分かるだろ。」
「…分かるヨ。…『歌を極める者は魔術を極める』…と言う言い伝えもアルカラネ。」
「…其れにしても、お前、良い歌を歌うよな。本当によく空間に響く歌だ。」
…嬉シイ、…褒められチャッタ。
…。
…今日もせこせこと惨メニ、魔力集メヲスルボク。
…ダケド、…此ノ時、回収シタノハ、
「…アアッ、コレハ……。」
…『マスタークラウンが持つ魔力』ヲ含ンダソレ。
…其ノ魔力ハ、如何シヨウモ無イ程ニ、忌々しくて、忘レラレナイ程ニ悲痛デ痛烈ナ感触ヲ想起サセル。…何テ酷イ"仕打チ"。…其ウシテ、…ボクは、マスタークラウンの魔力が強く残る魔力のカケラを取り込んでしまった事デ、
「…ウッウッうぅウウウウウウウウ……。」
…あの、心が痛くテ辛イ記憶が蘇ル。何でボクハ……。…カービィ達に……酷い傷を負わせてしまったんダロウ……。
…。
「…メタナイト卿!!」
…ワドルディが叫ぶ。——今迄の連戦もあって——、マホロア ソウルの魔力球、…そして、荊の様なキルニードルによって、メタナイトは、完全に、マントが、羽が、ボロボロになって、飛べ無くなる。此れは、空中に飛んで回避すると言う策が取れなくなると言う事で、ほぼ死を意味する。
…のだが、…今回は、其の心配なぞ一つも要らなかった。…なぜなら、全力で、マホロアソウルは、最も簡単に軽々しく、其のメタナイトを、瞬時に叩き潰したからだ。
…其の光景に、…流石の、デデデとカービィも青ざめる。…其の上、メタナイトの仮面はあっさりと割れて居る。
「…そ、そんな……、メタナイト卿の、仮面が割れた……?!」
…仮面が割れて、素顔が見えたが、マホロア ソウルは、そんな事には興味が無く、適当にメタナイトの瀕死体を、まるでゴミを掴む様に、無造作に掴んで、其処等辺に、放り投げる。
「…マホロアの奴め……!!何と言う尊厳蹂躙を……!!!!」
…マホロア ソウルに、メタナイトを、まるでゴミを捨てる様に扱われた上に、素顔を見られる事を、其のメタナイトが、どれだけ、気にして、恥ずかしがって居るかをよく知る大王が復讐と怒りに震える。
「…ひどいよ……メタナイトになんて事するの……マホロア……。」
…其の光景をずっと、…カービィは、虚無の目で、——ニルの様に——見て居た。
…其の他方、デデデは全力でマホロア ソウルへと特攻(カチコミ)する。
「…もうこうしてはおれん、敵討ちじゃ!!!!」
…。
…其の後、マホロアソウルと、互角以上の勝負をしながらも、ワドルディを庇う為に、最後には、マホロア ソウルに打ち負けたデデデ。…ワドルディを守り切れた事を確認して安心したかの様に、ワドルディの前に倒れる。
「…大王様迄!!」
「…そうか。…マホロアは、強くて、目障りな奴から潰して行く作戦なんだ!!多分!!」
…自分を守る為に、大王が犠牲になった事で、無念と後悔が胸一杯のワドルディが嘆き出す。
「…カービィ、ボクなんかが、ボクなんかが、最後迄、生き残って御免なさい……!」
…其処で、カービィが元気付ける。
「…そんな事無いよ!!キミが十分に強いと分かっていて、デデデは最後をキミに託したんだ!!…其れに、今のマホロアはメタナイトとデデデの御蔭で、苦しがってるし、動きが鈍くなって、もたついてる。倒すなら今だよ。」
…そして、カービィは、ワドルディに呼び掛けて、一斉攻撃を掛けようと画策する。
…だが、
「…カービィ、ボクとあの『化け物』の実力差は分かってるよね?!…幾ら、キミと一緒でも、ボクじゃ力不足だよ……!!!!」
…此の期に及んでも、未だ弱音を吐くワドルディ。
…其処で、カービィはワドルディを厳しく叱咤する。
「…まだ、弱音吐いてんの?…キミは、デデデとメタナイトの頑張りを無駄にするつもりなの?…するつもりじゃないなら、黙ってボクに着いて来て。其れに、此の勝負には、全宇宙が掛かってるんだよ。ちゃんと槍持って。」
…悲しむなら悔やむなら、其れはやるだけやった後で良いんだ!!
…そう言わんばかりに、ワドルディと共に、カービィは、マホロア ソウルにトドメを刺す為に、最後の仕上げに取り掛かる。
…。
…其れから、後日。
…対マホロアソウル戦でのカービィ達について、其のマホロアの話を聞いたエレク。
「…其んな事があったのか……。」
「……。」
…マホロア ソウルと化した時とカービィ達の事を思い出して語ったマホロアは、…余りのトラウマに黙り込む。
「…マホロア、…其の子達に何時か又、必ず会えると俺は思うよ……。」
「…エレク…、…其う言ッテクレテ……本当ニ有難ウ……。」
…マホロアは、嬉しそうにエレクの方を見つめる。
…。
「…アト、一つで完成シソウ、何だケドナァ。」
「…嗚呼、見た感じそうだな。」
…二人は、エデンの間で、四つ集まった果実のカケラを見つめて居た。
もう既に、ヴォルガバッファーとハイドロアスは倒して、其の二体がもって居た合計二個の『果実のカケラ』は回収してある。
「…然し、マァ。其ノアト一つガ何処にあるかはモウ検討ツイテルンダケドネェ。」
「あの遺跡の中か?」
「…御名答ゥ!!…デモ、相手がドンナ奴ダカは分カンナイカラサァ……。」
「…そうか、其れなら、…俺も戦う。…共闘するよ。」
「…ワーイ!!!頼もしいナァ!!!!」
…其の共闘戦線に、マホロアは素直に喜んで居た。
…其れから、…マホロア達が目指し、すぐに到着した、…廃墟の遺跡、
…更に其の奥深く……、
…確実に、『果実のカケラ』を持って居る、四体の、ランディアの様なボス----其処に、暴走ローパーズは居た。
「…ゲェ、彼奴等かぁ。」
「…其の気持ち分かるヨォ。」
「…だけどさ、神の為にも頑張らなきゃぁな。」
「…神……??」
一瞬、マホロアは、エレクの唐突な神発言に凍り付くも、此処で改めて、身を引き締め、目の前の暴走ローパーズ(※メタ的な視点でも文字通りの、冗談抜きに凶悪ボスなので)との戦闘を、エレクと共に、開始する。
そして、其のローパー達は、二体を奇襲と遊撃の為に後衛に回し、前衛として残りの二体をマホロアとエレクに対しての戦力とする戦法を取る。
其処で、マホロアとエレクは、
「…此処は、相手の戦力を此方に集中させない様に!!」
「…OK!!!!」
…と、…其々一対一で相手する様にし、後衛担当で奇襲を仕掛けて来るもう他方のローパーを上手く躱し、直接対峙してる方をも上手く捌きながら、戦闘を継続。
「…エレク、キミは、何て素晴ラシイ作戦ヲ……!!!!」
…そうマホロアが唸る程に、エレトリック ダウターの作戦は、功を奏して居た。
…やがて、ローパーズは自分達が不利になるにつれ、戦法を大きく変えて来た。
…其の四体は、…エレクに対して、集中攻撃的に四匹同時に強襲を掛ける。
「…エレク!!危ない!!!!」
…其の時、マホロアが先読みして、ローパーズの進行方向に沢山の魔力ボムと何本ものキルニードルを繰り出した。
…ローパーズは、見事に、其れ等、正直設置過多気味な、過剰な迄の先読み設置技を食らい、其の御蔭で、エレクは、命拾いした。
…其の後も、暴走ローパーズの悍ましい迄に鮮烈な猛攻は続くが、何とかマホロアとエレトリック ダウターの二人は善戦、…更に、其の戦いの最後には、エレクのサーベルによって繰り出されるサンダーサーベルが、暴走ローパーズの何匹かを切り裂き、更に、マホロアの大技、ブラックホールが炸裂する。
「…此の連携(コンボ)に耐えられる物ナラ、耐エテミロヨォ!!!!」
…最後の最後には、マホロアとエレクの華麗なコンビネーションにより、暴走ローパーズは、闘いに敗れ、全滅した。其の死体は残らず、エネルギーの粒子となり、原始レベル以下迄に細かくなって、----ただし、『果実のカケラ』を遺し----、其の周囲に四散した。
…そして、…其の『果実のカケラ』は…、…既に集まって居る其れ等と、"エデンの間"にて合流する。
やがて、エレトリック ダウターとマホロアは、一つに合流しようとし、ジェムリンゴとして熟そうとして居る『果実のカケラ』達の現在の様子を見る為に、暴走ローパーズとの戦場であった遺跡から脱出し、エデンの間にやって来た。
…其れから、其処で、エデンの間で、二人は会話をする。
「…やったな。…此れで、『果実----グランドジェムリンゴ』が完成するな。」
「…『グランドジェムリンゴ』……。」
…其の時、エレトリック ダウターは、マホロアをじっと見つめる。
「…そう、…『神』が欲しかった奴だ。」
…其う言うと、エレクはマホロアにサーベルを向けて、其の首を刎ねようと臨戦態勢を取る。…そして、其の様子を見たマホロアが怯えながら、エレクに尋ねる。
「…ナ、ナゼ……?」
「…御前を助けたのは、最初から、お前を利用するつもりだったからだ。…其処には、愛も友情も無い。」
「…ウ、…ウソダ……。」
「…嘘じゃない。」
…人生別離足る、サヨナラだけが人生か。
…其処で、マホロアが悲し気な口調でエレクに訊く。
「…キミも裏切るンダネ?」
…すると、エレクは淡々と答える。
「…ハァ?…裏切るか以前の問題だろ?…でさ、…マホロア、…なぁ、あの神に、自分が育てられた食用の豚として屠られるのは、光栄だろう??…潔く、生贄になれよ。」
--…モウ、許サナイ。
…其の回答を聞いたマホロアが、即座に言い放つ。
「…キミを……、殺ス……!!」
…かくして、エデンの間での決闘、『死合』が、『グランドジェムリンゴ』を賭け、初まる。
…エレク……、…何故、…君ガ……。
…マホロアの場合は、矢張り、サヨナラでは無く、裏切りだけが人生なのだろうか?
…。
…既に、"死合"は初まって居る。
…エレクとマホロアは、暫く、じっと、睨み合いをして居た。…中々、展開が進まない。両者、一向に動かない。…其の中で、マホロアは此う思っていた。
--…一度ハ、彼に救ケラレタ命ダ。…ダケド、其の命の恩人である、エレトリック ダウターは、ボクを騙シ、裏切リ、利用シ、今、ボクを生贄として、"神"に捧げようとして居ル……、
…其うして、マホロアから先に口を開く。
「…どうせ、死ぬなら、正しい死が良イナ。」
「其うだな。介錯して上げようか。」
…其処でマホロアは思う。
----…エレク、君は本当に酷イ。ボクが負けたら全部其のグランドジェムリンゴも君ノモノ、全部美味シイ所ハ、君ノ物ダ。……許セ無イネ。…感謝ハシテルケド。
やがて、両者は御互いを攻撃する、戦闘、交戦状態になって居たが、…然し、…其の"死合"は、御互いに、遠慮と躊躇があるのか無いのか、普通に牽制と相手の隙を伺う、様子見ばかりの、非常に味気無い物となって居た。
「…勝負、中々着かないネ……」
「…お前もしぶてぇな。」
「…如何シタンダヨ?本気デ掛かって来ナヨ。」
「…お前こそな!!」
…此の"死合"は、極限迄グダグダして居る、見てる方は、ただイラつくだけの物であったが……、
「…何??」
「…そ、そんな。…あの御方は……。」
…すると、其の時、大きな体格の"化け物"が現れた。
--エレクよ。随分と、愚かな事。儂が仕留めてやろう。
…其の"化け物"がそう思ったか定かでは無いが……、
…次の一瞬、…其の"化け物"の圧倒的な攻撃に、エレクは一撃でやられて居た。
--ボクが振り向クト、エレクハミンチより酷い死体にナッテ居タ。…アノ、忌々シイクラウンを被ッタグランド・ローパーにヨッテ……。
…エレトリック ダウターをたった一撃で屠ったのは、クラウンド ローパー、其の"化け物"の名である。マスタークラウンのカケラを取り込んだ悍ましい異次元空間に棲まう獣で、其の個体は、ローアのマストを求めてナッツヌーンに現れた時に、カービィ達と交戦した末、彼等に敗れ去った。…と言う過去を持って居た。
…其の、--陰湿で陰険で大柄で悍ましい--クラウンド ローパーが浴びた、其の返り血は、エレトリック ダウターの血は、青かった。
…エレトリック ダウターの青い血を浴びて嬉しそうに邪悪に--マスタークラウンのエネルギーを取り込む事に依って、"クラウンド"した所為で、其の魔術師を、たった一撃で屠る程に、禍々しく、強くなった--ローパー達の親玉は、マホロアに向かって微笑む。
…御苦労様、…此処で同士討ちなんてしてくれて……、…御蔭で此奴を倒し易くなったよ、……みたいに。
…そして、エレクの--消滅し行く--死骸を後目にエデンの間に鎮座して居る『グランドジェムリンゴ』を、乱暴に奪ったクラウンド ローパーは、豪快に自身のボディに、『其れ』を取り込む。…更なる、何とも嫌らしい笑顔。其れを見たマホロアを酷い虚無顔にさせる。
「…チッ!!果実とエレク達の力をゲットしたからと言って偉ソウニ!ボコボコにしてあげるヨォ!!」
…其う言うと、…マホロアは、クラウンドローパーに向かって、マホロアストームで突っ込んで行く。
--戦闘開始!!!!
更には、魔力球と魔力ボムでの追撃も加える。最早、マホロアには、戦術はあっても、戦略等無かった。感情的にクラウンド ローパーをブチのめしはじめた。…だが、其の"化け物"には、中々効いている様で、効かない。…マホロアはすぐに振り払われてしまう。…それでも、マホロアは"化け物"に食い付いた。必死に食い付き続ける。
あの時の、カービィ、メタナイト、バンダナワドルディ、デデデ大王のように。其の四人の様に食い下がりはしなかった。
「…許サナイ、お前を許サナイ!!」
やがて、正に、マホロアの願いが叶ったか様に、クラウンド ローパーに、可也大きめのダメージが行く様になった。
…然し、それでも未だ、クラウンド ローパーは、倒れない。「…本当に、ボクハ、勝テルノダロウカ?」…と、冷や汗をかきはじめるマホロアであったが、必死に自分を鼓舞する。
「…ソレデモ、ボクは勝ツヨ……!!」
其の時、マホロアは、エレクの形見としてサーベルが此の戦場に落ちて居た事を思い出し、其れを光の速さで、手に取り、----無意識ながら----魔力を込めて、マホロアは、エレクの形見であるサーベルを振るい、クラウンド ローパーを、豪快に斬り捨てる。
…丁度、以前に、ナッツヌーンにて、グランドローパー時代の其の個体とカービィが戦闘を行った際に、カービィが、最後の最後で、華麗に、スーパー能力のウルトラソードで、其の個体を切り伏せた様に。
…其の、マホロアが振るう強烈なエレトリック ダウターのサーベルでの一撃を喰らい、----エレクの仇でもある----クラウンド ローパーは、斃れた。
…だが、クラウンド ローパーの耐久が異様に高く、可也硬かった所為で、其のサーベルは折れてしまった。
「…エレク、…仇は取っタヨ……。…キミの裏切りなんて、ボクは何も気にしチャ居ないカラネ……。」
…だが、本当の所は、凄まじく、エレクの裏切りは、マホロアのメンタルに堪えて居た。
勝利者など、居ない。
…。
[chapter:平和では無く剣を]
…かくして、クラウンド ローパーを切り捨てた、マホロアは、暫く、自身の気持ちの整理をした後に、勝利を叫ぶ。
「…エレク!!!仇は取ッタヨ!!!!!」
…そして、クラウンド ローパーは爆発四散し、其の場に、グランドジェムリンゴだけが残った。
「…ヨッシャァ!!!!…此レデ、此ノグランドジェムリンゴはボクのモノダ!!!!」
…其うして、マホロアは--一旦あのエレクの事は忘れて、…流石、切り替えが早い--ウキウキの気分で能天気に近寄るが、其処で、其のグランドジェムリンゴには、凄まじい異変が生じて居た。
「…エッ、…何?何?…グランドジェムリンゴガ……。」
…其のジェムリンゴが、爆発四散したローパーズとクラウンドローパーの体を構成する、沢山の、エネルギー体の粒子をも吸収し、周囲の禍々しい念(オーラ)を集めに集め切った末に……、
突然、背景として現れる、超高度新世界文明の都市が崩壊し行く幻影。
其の悍ましい光景を嫌と言う程に、マホロアに見せ付けながら、如何にもダークマター族が生命の樹に取り憑いたか依代にしたとしか思えない様な禍々しい隻眼の大樹が現れた。…其処で、マホロアは驚愕しながら言う。
「…エッ………???!!…オ、オマエハ……!!あのマスタークラウン!?!??!!??」
…マホロアが驚いて居る合間に、マスタークラウンは喋り出す。
「…私は不滅。…私は、蘇りで有り、命です。そして、平和ではなく、剣を投げ込む為に、人々を仲違いさせる為に、人々を其方の敵にする為に来た。」
「…大層ナ事ダネェ!!!!只の木ノ癖ニ!!!!」
其う悪態を吐きながら、マホロアは全力で戦いはじめる。
早速、マスタークラウンは、自身の根っこを豪快にマホロアの近くに土の中から出現させて、暴力的に叩き潰そうとして来た。
「!??!??!???」
…意外な急襲に驚くマホロア。…だが、此れしきの事では、怯まない。
更には、マスタークラウンは、自身の葉を飛び道具として飛ばしたり、ビームを地に放ってから、其れを対地攻撃としてレーザーの軌跡に残ったレーザーのエネルギーを炸裂させて来るが、其れ等を、『異空間バニシュ』で華麗に避ける。
「…ダケド、何て木ダ……。」
其うは言うが、冷静に魔力ボムとキルニードルによる対地攻撃で、着実にダメージを与えて行く。
「…食ラエ!!マホロア砲!!」
そして、駄目押しのマホロア砲。彼は、敢えてマホロア砲を撃つ為に、余力を残して居た。…但し、暴走ローパー戦とクラウンド ローパー戦では打つ機会が無かったが……。
…さて、其のマホロア砲は、至近距離で、全弾マスタークラウンにクリーンヒットする。
…だが、トドメは……させ……てはいない。
「…ハァ……ハァ……何て耐久力ナンダ……、」
…確かに、マスタークラウンは、今、激しく怯み、強いダメージを受けている様に見えるが、
…何れだけ攻撃して反攻しても、マスタークラウンは斃れ無い。…もっと、チェーンソーで樹を切るか燃やすが如く、無理矢理斃してしまわねば……、…最早、勝機等無い。
…如何スレバ、…良イ物カ……。
…何か武器が無いか、辺りを必死に探すマホロア。
…すると……、一本の古びた剣を見つけた。
「…良シッ!!…此レを使ウ!!!!!」
…そして、マホロアは、其の古びた剣に全魔力を注ぎ込み、ウルトラソードを作り上げ……、
--エレク!キミのサーベルでさっきヤッタミタイニ!!ボクハ此ノ剣デ!!!!
「…全テヲ終わりにスル!」
…其うして、全力で、全身全霊で、勢い良く、マホロアの全てをブツケるが如く、大きく振り翳して、上方からスイングさせたウルトラソードを、マスタークラウンの大きな枝に食い込ませる事で真剣な鍔迫り合いを発生させ、真正面からマスタークラウンと対峙する。
「…ウォオオオオオオ!!!!!!!」
--カービィ達とエレクの為ニモ、此処で死ネルカァ!!!!!!!
…かくして、鍔迫り合いに打ち勝つマホロア。やがて、其処から間髪無く繰り出されるウルトラソードに力強く一閃されたマスタークラウンは、…一気に、縦に真っ二つになり、枯れて消滅して行く。
「…一刀両断ダ!!ヤッタネ!!」
--…ボク、マスタークラウンに完全ニ勝テタヨ。カービィ、エレク……。
…此うして、…マホロアは、人生で此の上無く喜ぶのであった。
…其の後、余り時は経たずして、--まるでマスタークラウンを倒した御褒美の様に--マホロアの前には、他の此処とはもっと違う異空に繋がる空間の裂け目が出て来て居た。
…一瞬、マホロアは予想外の展開に唖然とするが……、
「……ヤッタァ!!ヤッタネ!!!!ヤット、此の異空カラ出られるネ!!!!!」
…念願が叶い、此れ又大喜びした。…そして、大喜びして感激を一通りし尽くした後、…マホロアは、エレクの事を此の上無く、強く、黙祷する様に、祈る様に思い出す。
…エレク、今迄ズット有難ウ……。…キミの事、絶対ニ、忘レナイヨ……。
…そうやって、マホロアは意気揚々と空間の裂け目へと嬉々として飛び込み、新たなる異空へ旅立って行った。
…。
[chapter:心から愛したベストフレンズ]
--未来への切符は・・・いつも白紙なんだ。
--トライガン より
…。
…此処はプププ王国。
…其の王国には、マホロアが屋台でして居る道具屋があり、…今日は、其のマホロアの店で剣士のカービィが買い物をして居た。
「…此の王国デハ、大変、珍シク、連日雨続きダッタネェ。…今はヤット晴レテ良い天気ダケレドモ。」
…其処で、店で剣を買いに来て居た剣士のカービィが、マホロアに訊く。
「…マホロアさん、雨の時に右耳の傷がジンジン痛むって、クエスト仲間から聞いたんだけど……大丈夫?」
…そして、マホロアが淡々と応える。
「…アァ、大丈夫ダヨ。…ダケド、ドウモ気分的ニ辛かったりスルンダ。…彼奴ヘノ供養もシナキャッテ思ッタリ、…思い出したく無い事迄思い出シチャウカラネ……。…ウン、気分的に辛イ。」
「…本当に大丈夫?…ボク、心配になっちゃうよ……。」
(…何てコトダロウ、…あの子があの時した表情と同ジダ……)
…此うして、昔の事を思い出し、…強く、マホロアは胸を痛めながら、カービィに言う。
「…心配してクレテアリガトウ。ボクは全然大丈夫ダヨ。…後ネ、其ウ言ウ昔のコトヲ思い出ス度ニ、ボクは何時も思ウンダ。…何時か、あの子達ニ又会エルト良イナッテ。…デモ、相手ガ、ボクと同じ様ニ、『其れ』を望ンデ居るかは分カラナイ……。」
「…大丈夫!!!!…又会えるよ!!…絶対、相手もキミとの再会を大歓迎するよ!!ボクもマホロアが、ちゃんと、其の人達と再会出来る様に祈ってるからね!!!!」
「…ソウ、アリガトウカービィ。…本当ニ。応援してクレテアリガトウ。…此ウシテ、ボクを励ましてクレルナンテ。本当ニアリガトウ。少し割引してオクヨォ。」
「…わぁ〜〜い〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
…其う、大喜びしながら、買い物を終え、遠くに去って行く剣士カービィを見守った後、…そして、マホロアは屋台から青空を見る。…異空に散ったエレクの事、何時の日かは再会出来るであろうカービィ達の事を思い出しながら。
〜〜〜終〜〜〜
…。
[chapter:後書き]
…御一読及び御読了誠に有難う御座います。
…やっと描けたよ(瀕死)。此処迄の地点迄来るのは、正直辛くてキツかったです。
…然し、其れでも、私は『楽園に召される事』が出来るでしょう。貴方方読者達の御蔭で。
…では。
…。
[chapter:没供養]
——この世界を、差別のない、だれもが住み易いものに変える
——Fire Emblem 聖戦の系譜 アルヴィス
…。
——差別も迫害も無い、誰もが住み易い宇宙を作ル……。
…『贖罪』と宇宙の支配を両立させる事を、ボクは思い付き、其れをコレカラの目標ニシタ、
…コレマデ、ボクは自分の強欲(エゴ)で、ボクがやりたいことを思ウ存分やる為ニ、宇宙を支配しようとして居タケド、其レハ、辞メル。
…ソレデモ、ボクは魔力を取り戻す為に、魔力を必死ニ集メタ。此の異空間から生還するには、手段を選ぶなんて出来無イノダカラ。
…。
※何処はかと無く、むせる(※むせる)。
…実質、装甲騎兵ボトムズと言って良いかもしれない(※絶対に無いです)。
…。
…ボクを見たカービィは冷たく言い放つ。
「…キミなんか、トモダチじゃないよ。…ホントに、キミみたいな、簡単に人を裏切る様な人が、誰かとトモダチになれると思ってるの?」
「…ウッウウウウッ……、」
…其の夢から、目ヲ覚マシタ時、…直ぐに、ボクは咽び泣イタ。
…因ミニ、ボクハ此の夢の事ヲ、エレクニハ、言ッテ無イ。
…。
[VS.ヴォルガバッファー]
「…ヴォルガバッファーは……、…俺では、とてもじゃないが、勝てない相手でな……。…だが、お前のその実力なら、勝てる筈だ。」
「…OK!!…ボクに任して置イテ!!」
…。
[ハイドロアス]
「…其りゃ、俺は勝てないよ。だって、彼奴はヴォルガよりもはるかに強いからな。…だから、マホロア。……頼む。
…。
[如何でも良い発言]
私がローアだ(※俺がガンダムだの要領)。
…此れからも、何の変わり映えも無く、嫁推しを楽園にいざなう振りして、地獄にブチ込んで行くぞ!!!!!(※最低最悪)。
…そして、御前もローアだ(※瞬く間に広がる地獄)。
…良かったな(←※????)、
…。