※pixivより転載
※バトルガレッガ二次創作

※この小説は、一応往年の名作『バトルガレッガ』を基にしています。決して艦これ等とは一切関係がありません。戦艦ヤマトゥのタイトルに期待した提督の皆様すみません~(羽黒ちゃん風)!

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「懐かしいね…。ジェイ。」

僕達兄弟は、ガレッガシリーズをもって『あの子』及びに連邦のお偉いさん方が搭乗したグロウスクウィードを倒した後、唖然と静まり返った連邦国家を見下ろす。昔過ごした第二の故郷。昔付き合っていたかつての仲間。どうこう生きようとも、どういつ死のうとも。その全てとは、今日で永訣しなければならないのだ。

「兄さん。懐かしいね…。」

連邦国家本部の政治的中枢施設に掲げられていた黒と赤をメインカラーリングにした国旗を見る。見た目通りの軍事国家。そこには、平和どころか、必要な程度の道徳すらない。…だが、それも今日をもって御終りだ。…そう。連邦国家は軍事主義国家から実に普通な民主制国家になるのだ。

…だけれども、国民の誰もが、次の日から連邦国家が帝政から共和制になるとは思わないだろう。

別に、国がどうだとか、政治がどうだとかじゃない。大衆にとって重要なのはわが身と暮らしだけなのだ。実のところ、彼等彼女等にとってそれ以外はどうでも良いのだ。では、民衆にとって国とはなんだろう?…ただの御飾りだ。

…朝方の太陽を待ち焦がれながら、地平の果てを見る。…4:71PM。夜明けはすぐに来るだろう。

…太陽が昇りきる朝を待つ。すると、鳥の群れが僕達の乗っているガレッガシリーズを気にせず、自由に僕達を覆うように飛び立っていく。…『祝福』?

…。

…そして、僕達兄弟はガレッガシリーズと共に、地上に降りながら。まるでつかの間の休息を取るように…、静かに今までのことを黙想する。


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…これはウェイン兄弟を野放しにした報いである。自分はそう発言したいのであります。

…唐突に若い頃の口調に回帰する。若い頃。青春。連邦軍人は若輩者には厳しいようで優しかった。若いだけがとりえのような私のようなゲスの若者でも、才能と機敏だけでここまでのし上がれた。それくらいは連邦国家の軍隊とキリスト教の良いところだった。

そういう意味では年長の序に毒されたあの同盟国軍よりも恵まれていた…。

…。

…嫌味に老獪に成りさがったモノだ。…年を取るとどうしてこうなるのだろうか。若さと老い。…昔は良かった。

…だが、今の時代に生きる若者達はどうか。連邦国家軍上層部の老いたバカどもは、いかに発展途上だろうが若かろうが、屈強さと才能が無い若者をいたずらに殺してきた。私の若い頃はまだ穏やかだったが、今は違う。本当にいたずらに死んでいく。前途有望な若者だけが…。今、カミカゼ特攻じみた死に方をする若者も出てきている。『人命の尊重』とは、この若き彼等彼女等には適用されないのだろうか?…ふざけるな。

…それにしても、なぜ『イイ奴ほど先に死ぬ』のか?そして、『悪いヤツほどよく眠る』のか?…そして、その謎が解明することなく、残ったのが碌でもない、この老いた愚か者しかいない軍部だ。

…正にゴミの掃き溜め!…『あいつら』から先に死ねばよかったのだ!…革命、内乱、暗殺、それから、外国の虐殺なりで。

…嗚呼、今がそうなのか。…ウェイン兄弟。確か、あの兄弟は29歳と27歳の青年(見た目は老けているが)だ。二歳違いの兄弟。まだ青臭い機械技師。それなのに、兵器開発主任。…軍部は、常日頃より誇大妄想にとらわれているから、彼等兄弟を完全に手慣らしできると思っていた。

…従順な御犬様。飼い主に噛み付くことすらしない忠犬。

…だが、それは全く違った!
…あの兄弟の本性は、人懐こそうなお人良しなんぞではなく、獰猛で老獪とは違う意味で狡賢いのだ。

…決して、犬などではない。イルカとクジラ、それにシャチ。

あの水棲生物は、人間よりも賢く、邪な精神構造をしている。ヤツらは平然とかつじわじわと弱者を追い詰めて楽しむ。適度にイヤがってくれる生きた玩具で遊ぶのが好きだ。そして、そうやって、魚や同種の仲間を弄ぶ。

…かの兄弟もそれに限りなく近い。

…でなければ、兵器の性能と馬力をあそこまで無邪気に上げたり、改良したりはしない。彼等兄弟は、実を言うと楽しいのだ。…ノーズラフィンやマッドボール、さらにジャンキーモンキーやキングクリムゾンとの戦いで、あんなにこの上なく楽しく、最大限の余裕をもってなぶるような、いたぶり方はしない。

全パーツを破壊してから完全に撃墜する、外円を一気に剥ぐ為にこっちがどうなろうとも神速を貴ばずに待ち伏せる。地雷作業用の腕を狩り続ける。一つだけの砲台を残してかなり長めに待機する。

…なんということだ!…今、我々の連邦国家はそんな脅威に潰しつくされようとしている!…だが、大陸戦争の前に軍部の最高指令官ですら、あの兄弟の本性を見抜け無かったことが、今の状況としてある。

…嗚呼、軍部の失態だ。やはり上層部ほど無能。

…だが、惜しい。もっと、共和制になれば、政治も経済もマシになるだろうか。さらにもっと軍縮すれば。もっと平和になれば、完全に独裁政権を止めてしまえば。

…。

…我が民族(フォルク)よ。…大尉は言う。

…お前と私とは、また一つになれるだろうか…。

―進歩のない者は決して勝たない、負けて目ざめることが最上の道だ。

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あの兄弟が書いた、その次に他人のアレンジを経て完成したと思わしき設計図面。描かれているのは、全翼爆撃機という他の兵器と比べてまだまだ新しい部類の兵器。型番は、。そして、愛称は『ブラックハート』。

しかし設計図には、目立つように『ヌメリコフ』と書いてあるが…。誰がこんな名前を、愛称を『ヌメリコフ』とか言うのをつけてしまったのか。それから、誰が改名してあげたのか。

…ついでだが、後者は多分、それこそBATSUGUNな姓名判断の才能があると思う。それこそ、賞賛に値する。…私的(わたくしてき)には『ラン・フェイフォン』でも良さそうだが。…どうだろうか?…ダメか!それなら、白蓮とか命蓮とかはどうだろうか?ダメか!

…さて、他愛の無いことは止めにしよう。…それに、型番で呼べば、愛称なんぞあまり必要は無いだろう。…そうであって欲しい。あの爆撃機(※バトルガレッガの世界ではJu87なヤツに当たる)に『スーツカ』なんて愛称をつけた人たちがいるらしいが。

かの兄弟なんてその類だな。その類。

ああいうのを、御人形さんとでも勘違いしているんだろう。…『殺戮の道具』に愛情を向ける、などという思いに理解などは到底出来ないが!それに、あの兄弟には現在試作中のGシリーズを溺愛しているという倒錯と頽廃極まりない噂まであるじゃないか!

…根拠としては、あの高性能戦闘爆撃機にあらかじめ付けた愛称を、さらに親しみを込め、心から可愛がるように砕いて『ソード、ホッパー、バロンちゃん、スネイル』等と呼んでいるということ、そのGシリーズに、動物を可愛がるように声をかけながら実際に試作品として制作していること。そして更にやたら他の兵器より明らかに、莫大な資本と軍事費をせしめとってから、あの4機に凄まじい額をつぎ込んでいること。…最後に、やたら鋼鉄の体を彼等兄弟がうれしそうに触り尽くしているということ(スキンシップともいう…)。

…長年、多くの兵器開発者及び科学者を見てきたが、あれほどまでに変わりきったいるヤツは、今までに見たことが無い。HENTAI。それに尽きてしまう…。

…嗚呼、もうかの兄弟とは付き合いきれない…。いい加減3か月くらいの長期休暇(バカンス)をください。それが駄目なら、…誰か御守りの役目を変わってください。

…どうか、お願いします…。


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「…あの兄弟だけで、もう軍事費が一割五分増ほどにもなっている!」

連邦国家における軍隊の兵器に対する費用に関する軍法会議で『ウェイン兄弟』の名前が挙がるのは、まごうことなき日常茶飯である。軍部の金食い虫は次世代の金食い虫を、それこそ御犬様のように甘やかしすぎているのである。

「…ところで、連邦国家の平均賄賂額はいくらでしたかな?」
「50万フランですね。」

…。

「大変ですね。連邦国家では賄賂の金額まで見通しが良いとは…。」
「いや、あんたの心よりも黒い冗談だろうとも、そんな適当に発言しちゃぁいけないでしょう。」
「ですよね。」

…。

おい、『ウェイン兄弟』はどうなったんだ…。

「…閣下は、あの兄弟に軍艦を作らせてやるとのことですが。」
「…そうでしたね。はっきりいって、あいつ(※この世界におけるビスマルク的な戦艦)で十分ですが。」

…何のためにある軍艦だ!作るなよ!

「別に良いのだ。実用性など。実を言うと、ただ単に、あの戦艦ヤマトゥみたいなのが欲しいのでな…」

そんなモノに国家予算の1%を使う気か!ふざけるな(迫真)!

「閣下!それなら我輩はアカギみたいなのが良いです!」
「私はナガトゥ(ムサシでも可)が!」
「私めはズイカク(しかしどちらかというとショウカク派)が!」
「僕はヒラガ・ユズル設計のヤツ!特にユウバリちゃんが良いな!」

じゃあ、私は航空戦艦のイセ(ヒュウガでもOK)が良いのです!

「…そうか、そうだな。そもそも我が国では海戦なんてあまり強くない上に、滅多にしないじゃないか。あいつどころか我が国謹製の潜水艦で十分じゃないか。…やむをえまい。ここで陸戦に目を移して超弩級の陸上戦艦でも…。」

…!なんてことだ…。

…そして、出来たのが大ボムチップをくれる大型戦車君と三面ボスでした(終)。

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―「『プリンスオプウェールズ』をやっつけて、航空機の威力を世界に示したのものは誰だ」皮肉る声あり。

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「おお!いい感じじゃあないかい!」他の機械技師が設計した良く出来た艦上機の試作品がうまく飛んでいるのを見て、僕は今いろいろと誉めている。

僕たち兄弟は、自分達で新しくヘリコプターやレシプロ機問わず、艦上機の試作品を種類も数もたくさん作り上げて、実機による艦上テストをやっている。当然、艦載機も同様で、このテストでは三号機と四号機以外の機体を調べている。

三号機と四号機はまだまだ何も出来ていない未完成で、そんなに早い段階で試作機を複数作れないからだ。さらには、四号機にいたっては、まだ完成度は40%にも届いていない。それに、一応は一号機と二号機は『局地』だから、今回は出来ない。もし、派生系として『艦上』のが出来たら…とは思うけどね。…ちなみに、僕達兄弟は全く新しいヘリコプターという兵器を設計したんだけど。

「…これより、全く新しい兵器の種類として艦上ヘリのテストを行う。」との恒例な伝令(アナウンス)。

連邦国家の機械技師や軍の人たちはいろいろと楽しみにしている、っぽい。…期待なんてしないでね。

「…兄さん、ゼロセンみたいにうまくいくといいね。新型機は出来るだけ、もっと駿足でいて、遠距離飛べるようにするんだ…。」

…ゼロセンか。一瞬にして思い出す。あの爆撃機もあるあの戦闘機には、僕達兄弟の愛が詰まっている。あこがれ、恋慕、魅惑、失望、嫌悪、感嘆、哀愁、そして、理想。…そういうのも、ぎっしり詰まっている。

…世界の強国(パワーズ)震撼させた驚愕の恐るべき戦闘機、そのおぞましいほどの他の例を見ない独創的な工夫が、これまた他に例を見ないほどにあふれている仕様と性能。…そして、設計理念。

…多くの人々が今知っているくらい有名なように、ゼロセンはとにかく戦闘機や爆撃機としての性能より、その速さと軽さ、燃費の良さ、遠距離飛行などの戦闘や爆撃などの軍事にはほぼ関係無い、平和利用されるだけの飛行機的な要素を率先した。戦闘機や爆撃機としての、使い勝手や実用性など無関係だった。攻撃や回避面での配慮、操縦性や安定性は二の次だ。

はっきりいって人間の乗る代物には成り得ない。まさに、空飛ぶ機関銃としか言いようの無い戦闘と爆撃を行う軍事用飛行機だった。
このような、あまりにも人命尊重ではなく、真逆の人命軽視をし、本質的な役目や目的を度外視した設計や仕様にするなどとは、無論僕達兄弟の国を含めて西方大陸諸国では、あってはならないほどに、有り得ない…!

だが、それ以上になにもかもが、僕達西洋人の想像や神国の技術に対する概念や思い込みなどを一挙に塗り替えていった。

初めてあのゼロセンを見たときは誰もが驚いたモノだった。驚かない人間などいなかった。…MADNESS(イカれてやがる)。…100人中95人の心底から出た、率直な感想がそれだった。

…。気が一瞬、周囲に合わせるように戻る。ハッとした瞬間、艦上発進のテストをさっきまでしていた艦上ヘリの試作品が、海上に落ちていったのだ。

…あと、(うわあああああぁああああ!!!!!!!!!ありゃヒデェなぁ…!!!!)。と他の機械技師との無言で言葉で語られることは無い(だが、後で威風堂々と語ってくるであろう)かもしれない反応が見て取られた。

…。

…おそらくの要因は、やはりアレだ。ヘリ専用のエンジンが貧弱すぎて、出力が不足しているのだ。

「ああ、ジェイ…。」すごいダメな感じ。見てくれなくていい、この艦上発進ですらダメな駄作の『死に様』を…。

「ダメだったね、兄さん…。」まだまだの若造だった、10代後半の青春を謳歌する頃に、大昔作り上げた飛行機みたいだ…。

それにしても、どうしてまだ未熟な時代と同然のことを、いまだに連邦国家で『兵器開発主任』と言う名の重役に就いていようが、またしてしまうのか?

…、さて。いろいろと(特に費用面とダメさ加減の凄まじさで)申し訳ないけど、連邦のお偉いさんはこう言い出してきた。

「…あのヘリコプターとかいう名の全く新しい兵器を設計して、作り上げたことは驚嘆する。」
「あの…、それは…、完全に既出ですね。あのレオナルド・ダ・ヴィンチも考えてたじゃないですか」
「確かにな…。さながら」
「…兄弟よ。そうだな。いろいろとダメだったから、今日のボーナス減らしておこうかね。」
「「」」


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―感動した。日本人のテルモピレーの戦を目のあたりに見るやうである。
いかなる盲信にもせよ、原始的信仰にもせよ、戦艦大和は、拠つて以て人が死に得るところの一個の古い徳目、
一個の偉大な道徳的規範の象徴である。その滅亡は、一つの信仰の死である。この死を前に、戦死者たちは
生の平等な条件と完全な規範の秩序の中に置かれ、かれらの青春ははからずも「絶対」に直面する。この美しさは
否定しえない。ある世代は別なものの中にこれを求めた。作者の世代は戦争の中にそれを求めただけの相違である。

―三島由紀夫(『戦艦大和の最期』の『一読者として』より)。

…。

…戦艦ヤマトゥについて書かれた資料を見る。…神国の技術とその投影。…僕達兄弟には程遠い境地だ。ましてや、連邦になど。

…。

…一つの島程度にも巨大な船。居住性は神国の軍艦では最高峰(トップクラス)で、本家には『ヤマトゥホテル』との異名もあるらしい。さらには、高性能な冷蔵庫や東洋的な食品の製造機にエレベーターとクーラーまである。

…こういうのは、本当に戦闘用の軍艦なのだろうか?豪華客船か何かじゃないのか?それこそ、出雲丸や元連邦国家保有の置き去りにされた客船(※この世界ではシャルンホルスト的な子)のような。

…。

…18インチ(46cm)ほどもある主砲。

…僕達兄弟でも載せようとは思えない代物だ。…人間が自分の体格や身の丈以上と比較して2,5倍ほどある銃や剣を使いこなして戦っているようなモノだ。とても実用的だとは思えない。

…大体最初から、国の象徴としての兵器など本末転倒では無いか?兵器は兵器としての役目を果たせばよいのでは無いのか?

…やはり、神国の人間は戦争に不慣れすぎているのか。連邦国家と周辺国家の、西方大陸製兵器は全て実用一点張りで作られているというのに…。

…。

…次には、それこそレギオン(集まり)のような対空火砲(神国海軍用語では高角砲というけど)かな。落ちろ、蚊蜻蛉!を悉く叩き潰すためにつけられたそうだが、あまり役には立たないだろう。有視界飛行かつ速度と火力があれば、どんな敵も戦闘機や爆撃機には勝てない御時世になってしまったのだし。

…それに、あのカタパルトはいいよね。…そうだね。出来るなら三号機か四号機あたりを配備させてあげたいよ。一応、量産してからね。それから。

あの戦艦:ヤマトゥはよく『寸胴』だといわれる。製作者である農耕民族の体格に似すぎているというのだ。酷い比喩だとは思うが、それでも。…いやぁ。ダメだな。すぐにそんな話へとああいうのを持って行くのは僕、嫌いなんだ。兄さんだってイヤだよ。

…さて、おそらくだけど。戦艦:ヤマトゥとしての本質と目的、その全てを艦橋付近の一つに集めすぎたことでああなったのだろう。確かに設計理念として洗練されているが、実用性はどうなのだろう?

…必要最低限に装備しているクレーンすら、水上偵察機用と物資運搬用で、人命救助ボートや揚陸艇用には作られていない、まるで巨大な棺桶他ならないといわれているんじゃないの?

…それで、戦艦一隻に国家予算の1%が必要であることは、とても良く知られているけど、それでも金をあまりかけることが出来ない国だって多い。

それに連邦国家は軍艦という兵器の種類には、あまり金をかけない。代わりに、戦闘機と戦車にそのほとんどをかけているのだ。あと、潜水艦にも。…本当に水上艦艇という兵器の種類には資金をかけない。だから、海戦が弱い。だけど強い。軍艦に頼らない時、そのだけは…。

…だが、実際に改良型としてスタイル良く軍艦の形を長くしてから、18インチ主砲を追加したり、ミサイル発射機能をつけたりしたのもある(らしいが未確認の為にいつか実物を見たいな)。

それに、見直しと独自の視点から発されたアイディアを『ぼくのかんがえてみた世界一の戦艦』という感じで、艦橋から攻撃が出来たり、ガトリング銃をつけたりしたのもある。

…あとは、ヤマトゥ・サカ(=大和坂)かな。ああいうのは、戦艦の構造として面白いね。最大の強みを生かす為に、とても良い設計をしていると感心しているよ。流石にジパングクールだ。あんな出会いやこんな出会いを用意するほどの風流で傾ぶいている。

…そうだ。…あの設計師は凄いね。僕たち兄弟としても、いろいろ学んだくらいだから。特に、実験艦と重巡洋艦の傑作たちには驚かさせられたモノだ。

…それに倣って、僕たち兄弟も戦闘爆撃機に軽い機体に重くて強い機銃や装甲を施す実験をすべきかな?

…いや、もうしているのかもしれない…。

…あの、四号機に。


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軍艦…。僕達兄弟は思いを馳せる。連邦国家の海戦は本当のことをいうと軍艦抜きの方が遥かに強い。
…そうだよ。『あの戦艦』のことを、連邦のお偉いさん達が『あいつ』よばわりしているのはそのせいだ。誇れるのはただ耐久力と装工力のみ。他はダメ。それ以外ほとんどダメ。

海を走る要塞を兼任する盾だと言い表した方が早い。…別に『あいつ』は闘う為の軍艦ではない。いざと言うときの。…それなのだけど、戦争に直接関わらない形での切り札なのだ。講和条約を結ぶ手段として、味方艦隊の捨て駒や囮としての…、それくらいの役目しかない。

…だからこそ、こんなダメな性能と機能しかない。

…だからこそ、連邦の機械技師もだけど、お偉いさんだって東の神国が作り上げた『大いなる海の覇者』と讃えるべき軍艦をうらやましく思う。

それに、それにカタナのこともある…。確かに、あの玉鋼…。神国の誇りである秘伝の合金は、確かに僕達兄弟に連邦国家の機械技師や鍛冶屋のマイスターを唸らせるほどの卓越した鋼材だ。嗚呼、僕達兄弟や西方大陸に生きる人々が今までにも思いつくことが無く、そして自力ではたどり着くことは無いであろう金属加工技術。…モリブデンの鋼材。

…それは連邦国家の軍事力を確かに支えている。弾丸や装甲にも最大限に活用されて、今も現役で使われているのだし(※史実では剃刀くらいしか使い道無かったらしいけど作中自体の世界観がアレなので見逃してやってください。頼みます)。

当然だけど、僕達兄弟にもモリブデン鋼は資材や鋼材として与えられている。今、いかにも鋭意開発中!っぽくしているGシリーズにもふんだんに使っていこう!と思っている。レアだからそんなに、おおっぴらには使えないが、他の兵器や鋼鉄の弾薬から連邦国家には黙って少しずつ抜いていって、それをGシリーズに費やそうと思案している。

…酷いとか言うなよ!あぁ見えてボーキサイトすらまともにくれない時が多いんだぞ!全部艦載機にでも回しているのか?!大食いに全部食われていくとでも言うのか!どうなんだ!?

…。さてはて。神国の軍艦…。連邦には黙っているが、実を言えば僕達兄弟は艦上戦闘機を、『あいつ』などを初めとする連邦保有軍艦用ではなく、神国の軍艦用に配備することを想定している。

…なぜなら、そっちの方が夢があるからだ(キッパリ)。

いつか使っていただけたら。とさえ思っている。…無論、連邦国家には申し訳ないので、本来の設計と実用的かつ武骨めに変えてから、連邦に納品している。一番、量産の原型となる試作品はそう。

…だから、あの国と連邦が同盟を結んでいなかったら、僕達兄弟も連邦国家も無いんだ。それくらい助けられているんだ。…だが、どこぞの。

…いいだろう。止めろ。その手の話は止めてくれ、な?

…、で。ああ、もう時間か…。…さてはて。もう、今日の仕事も終わらなきゃ…。

※ウェイン兄弟には過労死の心配はありません(少なくとも今のところ)。

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…。

締め切りに追われた小説家ほどはもがいていないが、新作の兵器についていろいろ考えていると、ポッポッと僕たち兄弟は、連邦国家が過去に作り上げて、東の神国へと渡されていった戦艦のことを思い出した。…ミカサ。

…栄光と名声のフラグシップ。…いまだ謎の爆沈事件。…歴史的勝利の貢献者。…超弩級戦艦以前の勇猛な武士。

…。いや、もうあの軍艦の時代はとうに終わっている。だけど、それからだろうとも、あの艦以後、特型駆逐艦に実験艦ユウバリを犠牲にしての数多い無謀な試験、コンゴウ型のリバースエンジニアリング的研究やフソウ型の建造等の、数多くの、あまたもの挑戦や実験を絶え間なく続けていったことで、東の神国は軍需的にもほぼ国産になっていた。最高峰を軽く維持する兵器を今も作り出すことを止めてはいない。

…東の神国が作り上げた兵器。…それは僕達兄弟をこの上無く感嘆させるくらいの代物だった。…誠に勝手ながら、個人的に大いに参考にさせて頂いたモノも結構ある…。

例えば、レップウの機関(エンジン)とその技術、それに軍用機の一部と一部を鋼の線(ワイヤー)で引っ張る技術、これらはGシリーズのにもしかとしかと採用されている。

その他にも、シンデン自体がなかったらGシリーズの一号機として完成が待たれるG-1010 シルバーソードはこの世にはいないだろう。
…。

…戦艦ヤマトゥに、フルタカ、カコ、チョウカイ、マヤ、アタゴ、タカオ、ユウバリ、アカギ、カガ、ムサシ、ナガトゥ、イェシェ(イセ)、ヒムカ(ヒュウガ)、セイラン、シンデン、レップウ、ゼロセン。

…。

…あぁ、カタナに、…チェリーブロッサム、…サクラ、か。

…特に、ヤマトゥにゼロセンとかは、やはりみんなカタナとチェリーブロッサムみたいなモノなのかな…って、僕も思った。洗練され、研ぎ澄ましきっている張りつめた鋭く厳格なチャームパワー。今にもホロリホロリと桜みたいに崩れそうな美しさ。脆くて儚い命、憂いの潤いと悲哀の冷たさに満ちた表情。いずれも西方大陸には無いから…。嗚呼、余計に惚れてしまう、なんとも荘厳な玄い綺想さに。

…確かに。彼等彼女等には、当然生体の存在ではなく、道具としての物体なのだから、人格というのは無いし、生物すらでない。

…だけれども。

…もし、彼等彼女等に自覚があったら、おそらく胸が悪くなるだろう…。生き物ですらない、殺戮の道具としてこの世につくり出されてしまった機械としての自分に…。兵は不祥の器哉。逃れられぬ存在目的と第一に果たすべき使命。己に在って止まり続ける原罪。

…きっと、不老不死故の永久に続く拷問のように葛藤し続けるのだろう…。そこから生まれる苦痛と憤りに。だが、それはいつか終わってくれるだろう。決して、幸運では無いが。それでも、その時は来てくれるだろう。敵に撃ち殺され、沈められ、倒され、潰され、ただのジャンクになってしまうと言うその時が…。

…たとえ、奇跡的に運良く生き長らえようとも、いつか廃棄処分されるだろう。…なんて、酷い運命と宿命なのだろうか。それでも、その運命と宿命は、『あの子』を生み出した人間共にも架せられていた…。

誰がそんな人間の全てを愛し、賛歌できるのか?…本当にすまないけど、僕達兄弟は出来ない!…決して、無理矢理にでも。…僕達兄弟だってそうだけど、人間は取るに足らない矮小な猿に過ぎない。そんな酷いゴミのような存在に賛歌を奉げることなんて、とうてい出来る訳無い!…こうして、僕達と彼等彼女等、特に『あの子』は、暗い深海みたいな世界に眠りに落ちるように、その最も奥深い領域へと沈んでいく。


…リラックス、リラックス。ここが僕たちの終着駅、僕たちの眠るべき場所はここ。…リラックス、リラックス。


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…。

…僕は不思議な土地にいる。弟もいる。荒野と自然豊かなところが未分化している土地にいる。知覚的な浮遊感。何もかもは夢幻(VIsion)に見える。もしかすると、僕達兄弟は…、

…。

…誰かが僕達兄弟を見つめている気配がした。…近くに人がいる。二人だ。どう見ても連邦国家の女性…、らしき軍人。それらしい風貌。…だけども、明らかに連邦国家の軍服では無い。

あの軍服は、もっと武骨で飾り気の無い、むしろ実用的合理性しかない「ダセェ(吐き捨てる)!」過ぎてアレ系であったはずだ。

それはそれは、こんな美女に着せたらもったいないくらいの。

…どこかカラーリングや全体の構造は似ているが、なんだか違う。違う。変な手足についている金具、不思議な材質の手袋(肘までくらいのガントレット的な)とハイブーツ(ヒザくらいまでの長靴)、カタナみたいに帯びている連邦国家で作れているような拳銃。

…だいたいあってるけど。むむゅ。

…。

「あの女たち美人だねー。そうだ、ちょっと話をしてみない?兄さん?」というジェイの大人気ない案の所為で、僕はなぜか連邦国家の言葉で話しかけることになってしまった。いくら、連邦国家に結構似てるっぽいからってそりゃないだろうよ、ジェイ?

…というより、そんなことより!お前が話しかけろ!お前が自主的に率先してな!兄貴に全部押し付けるな!僕にやらせるな(でも嬉しそう)!

「グーデンターク(ベタすぎ)!」

「えぇ?!君たちは連邦国家の軍人ではなくて…。」

「そうかー!帝国の軍人なんだね。だいたい、連邦国家ってどういう国なのかって?」

「その…、その帝国と似たり寄ったりだよ。それだからややこしいんだ。」

「…君達が帝国で、敵が連邦なのかい?」

「あぁ~!もうこれ以上僕を混乱させないでよぉ~!」とジェイの発言。
「黙れ、ジェイ。…すみません。」

話はいろいろと続いたが、それでも何故、連邦国家語が通じるのか?という原理は不明である。が、神から戴いたキセキの世代ってヤツだろう。きっと言葉が混乱(バベル)期以前のプロトタイプ言語的なのが同じかもしれない。あっ、こんなのに訊くんじゃなくて、あとの詳しい説明ってヤツは専門家に聞いてね。

…それで、興味深い話もたくさん聞けた。僕達兄弟の時代にレシプロ戦闘機・爆撃機に敵わなかったあのスクラップ同然のヘリコプターが、『時代遅れのレシプロ機』を押しのけるほどに高性能で高機能になり、『現代』には、ここまでの主流になっていたこと。

…そして、なんかとあるところには連邦国家の言語に近い名を冠している神々の翼みたいに凄いヘリコプターさえ存在しているということ、あの美人二人の世界では、対地戦闘と爆撃をこなしている軍事用ヘリコプターは、なぜか空中戦車だと呼ばれていること(戦車が空を飛んでいるってどういうことなんだ…)。

…又、バトルタイガーという神と呼ばれたヘリコプターがいること。…とかいろいろ本当に有難い面白すぎる話をたくさん聞いた。…まさに、神恵(ザ・ブレッシンググレース)。

…そして、美人二人は僕達兄弟のことを訊いた。…当然、そうだろう。

…こんな怪しいメットとゴーグルを着用している精神年齢:幼稚園児で、それでいて実の兄弟らしいクズ(迫真)野郎に警戒しない方がおかしいのだから。

…そして、僕は怪しい第一印象を払拭するために、自己紹介をした。兄貴の僕がいってやれば、ジェイもそれに続くだろう。「ドーモ、はじめまして。アデーレ=サン。B・ウェイン(29歳)です(先輩は礼儀正しい)。」

そして、ジェイ。「27歳、機械技師兼パイロットです。」


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…。

もうどうあがこうと、ダメだろう。短命と早死にの宿命から、あの機械技師とパイロットの性質を持った兄弟は逃れることは出来ない。

…嗚呼、あのウェイン兄弟の屍骸も、きっと彼等兄弟の殺してきた、連邦国家の兵士、お偉いさんや戦争の前に兵器に屠られた人々の死に切った肉体と同じように葬られるのだろう。

あの誰よりも優れた知性と才能をもった兄弟でさえ、戦争によるホロコーストで死んでいった民衆で構成された山の一部になるのだろう。

…悲しむことは無い。虫けらの生命(いのち)と人間の生命は、我々の大部分が常日頃からしっかりと思っているのを、冷たく情け無用で裏切るかのように、その重みと尊さはあまり変わらないのだから。…そうだ。

…主は言われる。『常日頃から死を貴方の心に留めよ。』…或いは『死を思え(Mement Mori)。』


       <終>


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◎あとがき



○はじめに(定石)。


4月7日、戦艦:大和の轟沈日でございます。…1943の最終面に、そして諸ミリタリー系にボスとして抜錨している戦艦のモデルとなった『世界一の戦艦』と名高い、かつて『世界一の造船技術』を以って我が国が作り上げた軍艦です。艦これやアルペジオ、それに史実の軍艦自体が流行りすぎているので、本来は『説明不要』でしょうが…。

…。

…では。なぜ、艦これやアルペジオで戦艦:大和を代表として軍艦類のことを書かずに、わざわざどうして、原作をバトルガレッガやアンダーディフィートにしたのか?

…。

…理由はかなり多めにある。

美少女のイメージを交えて、軍艦類を語りたくなかった。

作中にも述べたように、彼等と彼女等は人を殺戮するために作られた機械で、戦争に出来るだけ最善の状態で勝って、国の独立と国民を守るという生まれながらの罪を持っている。

だからこそ、機械は機械として、兵器は兵器として、軍艦は軍艦として語りたかった。擬人化は人格や心のような、具体的なようで抽象的な程度に留めたかった。擬人化全般、特に美青年や美少女にするのは一番具体的で分かりやすく、大衆的で愚かな表現方法だと思っているから。

しかし、バトルガレッガとアンダーディフィートはそうではない。いくら、アン子とデフ美が綺麗な女でも、そこまで萌えに毒されていない。機械は機械、人は人で完結している。

…中には、「艦娘の場合、機械と普通の少女がちゃんと別れているのでは?」と意見する人が居るだろうが、それでも軍艦のイメージと少女のイメージは直結している。だから、ダメだ。それに、メンタルモデルはいうまでも無い。

機械がモノを語ることは無く、喋ることも無いから、我々と機械のコミュニケーションは成立している。もしも、モノを語り、喋るようになったら、我々と機械のかなり良好目だった関係はなくなるだろう。それこそ神と人間の戦いになるだろう。

理不尽で不条理な神に対しての家畜同然である人間が蜂起し、抗戦する。そのような状況に。だけども、それは20世紀初頭からのSF小説や手塚治虫神が語り続けてきたことで、今更テーマにしても新しいことということではない。

…我々と機械は、橋渡しや中間関所、それらのような互いの意志を通わせること、コミュニケーションが無いからこそ、互いの良好な関係は、機械という産業革命の時代以後の近代的、または現代的な概念が無く、純粋に道具としてしか存在していなかった時代から今尚、あるのである。

…だからこそ、さっきと同様に今尚も機心という概念が何も変わらず有り続けている。拙作にも、『鋼鉄の機心』との題名(タイトル)があるように。



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以下のページからは、至極どうでもいい裏話となります。拙作小説の裏側がいかにしてアレか的なヤツです。別に対して面白くありません。というより、要らねぇなコレ。



…というわけで、次ページから始まります(なにもかもが理不尽に展開)。


…どうぞ。


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・「はじめに書いておかないといけない」。と思って。


ごきげんよう。そしてさようなら。主宮ジアです。

…さて、本題。今回のテーマは『拙作のバトルガレッガ小説とウェイン兄弟モノにまつわる裏話』。

…どうぞ。


・バトルガレッガの名作性と素晴らしさとの折り合い

バトルガレッガは史上最高のシューティングゲームです。あの作品を越える作品は、100年に一度、出てくるか、出てこないかです。
他の名作にも影響されましたよ、そりゃぁー。アンダーディフィートやレイフォースもそうです(確信)。
シューティングは、良い作品も名作も実に多いですね。大いに参考にさせていただいています。

やはり、か。『素材を活かす。』ことが第一目的で、そのために資料と教養の古典やバトルガレッガの全て等からパーツを取ってきて、それをその第一目的に沿うように、組み合わせていった。

作中BGMのフィーリングやリズムは最大限取り入れているつもり。デトロイトテクノ+FM音源のを。

ぶっちゃけ言うと、作中で八方向それぞれで移動速度が違うってトコを完全再現したかった(藁。


・原作崩壊への阻止と対策



…無いよ(断言)!




・小説でも『あの子』は…、『銀河一後方に強い戦闘機』!!


ゲームをある程度やってみればわかりますが、『あの子』ことブラックハート(とMk-2)は誰だろうが絶対に、初見では倒せません。
だからこその、『銀河一後方に強い戦闘機』…!

いまだにトップクラスのプレイヤーでも、侮ればランダム性の高さやランクのこともあって殺される可能性が依然として高くある。

だけれども、実は『ブラハより弱い』といわれるラスボスの方が、そういう危険性は高かったりします。

ゲーム内ランクの影響を超次元ストレートに、スクゥイードの方が受けるからです。
しかし、ランクを落とすとブラハ様より遥かに弱くなるから、結果としては倒しやすくかつ弱くなるのですが…。

…それにしても、『あの子』たち――ブラックハート(とMk-2)を、あの兄弟は初見でどう倒したのか?、は小説を書いていての最大の壁であり最も強い防御の盾、もちろん、拠点防衛兵器としての……。正々堂々と真正面からの勝負では、到底どころか決して勝てない。…ならば、どうするか?

そうして出した答えが、ああいう『攻略方法』なのですが…。


・なぜストーリーを一通り追ったのか


…ある時、知人に「なぜ、ゲームのストーリーを一面から一周ALLまでを丸々全部通しで完全再現する方向を選んで、もっと簡単でわかりやすい名場面だけを抜き出す手法の小説を書かなかったのか?」…といわれました。

…言い訳や理由は言葉に出来ないのも含めていろいろあるけども。

アレは、たとえ『名場面』だけを抜き出しても、ほぼ『ブラハ様(Mk-2)無双』になるだけ。…だと、初期段階からわかっていたのもある。

そして、『もっともっと、ゲーム全体の世界観と進み方に、演出の細かいところや言葉で語られていないところを、好きなだけ好きに自由に楽しく描きたかった。』

…。というだけで、実にしょーもない理由です。

…けど、第一作目はそうでもなかった。

別に、全く記念すべきでもない一番最初の『バトルガレッガ~悲哀兄弟』は、シューティング史における至上最高の名作として名高いアーケードシューティング・バトルガレッガ本編のプロローグとして、主に戦争や殺戮兵器の現実と実情を知らず、軍事国家の潤沢極まりない資金に甘やかされて、兵器開発者としてやっていくしかなかった無邪気で素朴な科学者兄弟とその大義名分などいらない、殺されて死んでそれっきりな帰らずの戦争かもしれない罪償いへの悲哀について書いてあるだけなので。

…兎も角も。『この素晴らしすぎる名作のことを、もっと多くの人に知ってもらいたいから。』って言うのが一番の理由ですね。やはり。

・ウェイン兄弟の性格を『ああいう風』にしてしまって、すみません。

あぁ~、コレは本当に難しかったぁ~。いろいろ配慮と工夫はしました。一向に効果は無い、けど!

一般的にガレッガラーの間にて、人間武骨な歴戦の勇者な空戦パイロット及び軍人、それに、酒と煙草と女の話しかしないどこをとっても漢なレシプロ機パイロットとしての『ファイター(戦闘屋)』である上に、機械技師だと思われているらしい。…何故だ(原因不明)。

だが、筆者はそんなイメージに従わずに、変えた。変えてしまった。変人と言う言葉ですらなまぬるい、幼稚園児並の感想しか出せない、女々しいわけの判らないバカになった。

…あっ、バカは天才と紙一重か。…せやなっ!

実は、ウェイン兄にはヤン・ウェンリー分も入っている。…ヤン・ウェインリー。
ついでに、ウェイン弟はただ単に、幼稚なだけです。ユリアンですらない。キルヒアイス、だなんて宇宙が1000巡してもありえん!

兄弟の基本的な性格は、原作準拠と意外性(+個人的な偏見)の境界線上とスキマにあるように、ランク調整している。…でも、
本心を言うと『ただの趣味(!!)』…だったり。

兄弟自体を『最高傑作にして最初の作品』としてみなしている既成事実は確かにある。…第一、主人公:ウェイン兄弟=自機:ガレッガシリーズだから。

両儀的かつ二重的な所や陰と陽のバランスについても、かなりランク調整した。実を言うと、『バトルガレッガ自体がそう』だから。多くのプレイヤーにガレッガラーは、気が付いていないが、目立つように「Double Dealing」的なところがある。

後は、飛行機パイロットらしく、物事を常に上から見下ろしている癖を持たせた。俯瞰視点での観察が出来るという強力な切り札。それは『この作品』のみならず、シューティングゲームを遊ぶ人間全てが持ち合わせる特権。

…それと。兄弟の場合、人が良いので、決して上から目線で誰かを見下すことはない。が、場合により例外が発動する場合がある。…ガインさんとか。ルルルルゥ~。


・原作とアレンジの境界

こんなことを言うと驚かれる、と思いますが、アレンジはあんまりしていないと思います。

読者の皆さん、及び他の人から見たら相当アレンジしているように見える、と思いますが。

個人的には出来るだけなるべく、原作に忠実にやってます。原作厨じゃありません。…決して!一応だけど、それなりに!
そういうつもりです。…えぇ、少なくとも。認めたく無いけど出来てないし、なるべくすらないのかもしれないですが…。

…逆にそこで、敢えてですが、自分で認めているのを、ポツッと挙げてみると、自爆と一万点勲章、ランクにボムチップ、隠しフォーメーション発動の条件はどうしても入れられませんでした。

ああいうのをやりはじめると、ストーリーを描いているのではなく、ゲーム自体を描いていることになるからです。バトルガレッガをある程度好きでないと、ややこしい。

…ですが。別にそれが悪いというわけではありません。でも、悲しく哀れな暗く重みのある話が、一気にまごうことなき笑い話になってしまう。焼き鳥で稼ぎ出して、そこで臨死をはじめたら、最終面の七面で砲台遊びやおやつの獲得とかを決行し出したら、一万点勲章をまた取りそこねて、100点勲章になったりしたら、それこそ「ウェイン兄弟は一体なにがしたいんだ!?」「連邦国家ガン無視かい…。」と思うでしょう。

…やはり。それがダメだから、なのです。ストーリーは重いですが、稼ぎ出すとガレッガのゲーム自体は、それこそシュールな要素が多い。そういう二面性由来の壮絶なギャップも、かっこたるれっきとした一つの…偉大なバトルガレッガの魅力なのです(異論は認める)…………。


・ウェイン兄弟はロクでなし(作者も的な意味で)。

なんか、ウェイン兄弟をかばうような姿勢を見せる人が多いようですが…。

…ちょっと、違うんです、ねぇ。

…大体にして、ヤツらは連邦国家から、発明家兼科学者しての才能を買われに買われて、猫かわいがりされる中、潤沢な資金を受け取るだけ受け取っておいて、それでも「僕達兄弟の発明品をよくも兵器に!」とか急に言い出して、国を潰してしまう恩仇野郎ですよ、あいつらは。確実に、まごうことなく。

やっぱり、あいつらは人間のクズ(迫真)!


・今の同人には滅多に見られない、丁寧かつ綺麗に作ることへの美意識

デトロイトテクノの傑作みたいな、しっかりとした方程式と理論に導かれた音楽を聴くと、強く影響(インスパイア)されます。
もしかしたら、小説も音楽の別形態に数えられるのかもしれません。

ここまで来ると、小説の文字も楽譜の音楽記号に見えてきませんか…?

ひらがなでもカタカナでも漢字でも、様々な音符に、句読点やカッコなどの記号は、休符や半音記号に、?と!は、リズム指示に。

それに時々、数式にも見えます。そういえば、数字も記号も立派な一人前の文字です。そういう関係でそう見えるのかもしれません。でも、意外と詳しくは判らないんですね。…解明班さん、出動!

…そして。

…プロアマ問わず、マンガにしろ、アニメにしろ、ゲームにしろ、小説にしろ、最近は『しっかり作り込む』ということが、明らかに激減したような気がします。少なくとも、大方のウケが良ければよい、妥協第一優先、どうせ作り込んでもわかってくれない、売れれば良い、資料の情報を処理する能力が無いのでそれっぽく作る、というような怠惰に走る傾向が強いと感じます。

巷の商業や同人などの小説やマンガをよく読みますが、ジャンク極まりない清涼飲料水的な作品の割合はあまり変わっていません、というより、むしろ増えている気がします。上記の主張は、遥か昔から言い続けていましたが、誰も意に介しません。…そういう意見を持ち続けた、神に愛されるべきまともな人々はそういう界隈から、既に去っていたのでしょう…。だから、私もいつか比較的早い内に去っていく……。

砂糖と化学物質的な要素しかない清涼飲料水的な作品。いわゆる『スイーツ(笑)』ってヤツでしょうか。そういう連中とは血反吐が出るくらい、不愉快と危害を被りましたが、彼等彼女等のそのような態度は、人生自体の態度にも良く現れていると思います。豚と家畜の生き方。餌と水だけが必要。時に娯楽を。肉体を維持しているという感覚を思い出すために。そうだ、他はほとんど切り捨てていい。息をして体を維持すること、そして、途中の息抜きも含めて、それが人生。

…そういうのを、人間と呼ぶ方がおこがましいでしょう。…例え造化主の概念抜きでも。


…おやすみケダモノ、バイバイバイド。


・資料集めの大切さ

ミリタリ系の資料は艦これ、ガルパン、アルペジオ、うぽって!等がブームの御蔭でホクホク豊作でした。本当に幸いで、有難がったです。『右傾化』『右傾化』うるさい人は、そういうありがたみをわからないでしょうね。古鷹タソ萌へ。

技術上の秘伝より、資料上の秘伝(それでもスーパーに売ってある秘伝のタレ程度だけれども)についてのウェイトが確実に重々しく、その多くを占めていることは言える。

難解で、形と意義のわからない拙作内の文章やくだりには、読者なりの解釈と価値を見出して欲しい。

偉大なる先人と有志の書いた、素晴らしすぎて全拙作がかすむほどの傑作群であるバトルガレッガの二次創作小説は、出来るだけかけづり回ってでも、労力を惜しまず探し出してきて有難く読んで、参考と引用として幸いにも、パーツとして使わせていただいています。…誠に有難うございます。

…一応、その傑作と誉むべき作品群の紹介と私評を載せておきます。どうぞ(といいつつ工事中)。

バトルガレッガ自体の、参考資料や元ネタにした作品についての情報収集や探求も忘れずにやっている。逆に、影響を与えた作品についても同じくやっている。そして、根が一緒の作品についても多少は知るようにしている。…くるくるくるりんとか。

蒼穹紅蓮隊も(当然)。ほかのも(とりあえず)。ただ、資料の入手先が例のしかない。…。

つらい(迫真)。意外と。不思議と。…なんでもかんでも、人並み以上とはあまり(言えない)。

…参考文献と資料の量と質は。特に。

…その前に。「一体お前は今までに何人の生き血吸ってきた?!」 #もし今までに参考と資料にした書籍の数を覚えているのか

…といわれたら。

…古典や名作文学の諸作品には、この上なく助けられたし、心から感謝しても、したりない。

・何のために、こういう小説書いたのよ? …それで、効果は?

  布 教 。

この世で一番布教熱心な人たちはまず、自分達が一番愛しているテーマと教えを背景に、全世界で一番正しい書物に書かれたモノガタリを語ることから初めます。我々人類の起源、教科書が語らない世界の歴史、力強さに満ちた英雄物語、真理についての一見伝説にしか見えない史実。

「あなたはこの現実を創造したお方を信じますか?」「あなたはご自身の罪を知っていますか?」「…ならば、お話しましょう。そのお方とあなたに課せられた罪との物語を…。」

…が、

「あなたは有害な科学者の大義を信じますか?」「あなたは戦争の罪と功を知っていますか?」「…ならば、お話しましょう。科学者と戦争とのモノガタリを描いた名作シューティングゲームを…。」となっているだけ。

また、批判や悪口みたいなダメ出しと『厳しい告発』になりますが、今のヲタクは概して布教の仕方が未熟で幼稚、ですね。

オススメとして、がむしゃらにススめること(例・自分が所持しているその布教したい作品のマンガやラノベを読ませる。ビデオやDVDを貸してアニメを見させる。ハードを持っていたなら、ゲームのソフトを貸す等)は誰にでも出来ますが、…もしそれが、もう誰も知らないし、作品に触れる機会が滅多に無いくらいのドマイナー作品、さらにゲームセンターの筐体一設備として供されるアーケードゲームだったらどうなのでしょう?

ただただ、がむしゃらに薦める方がホントに楽で良い、としみじみ思う程の、途方も無い工夫と労力が必要でしょう。

わかりやすく噛み砕いて敷衍した二次創作の小説やらマンガやらを、自前で執筆して兄弟と友人他暇そうな不特定多数に読ませるとか、東方や流行モノ作品みたいな感じでの手書きやMADの動画を作るとか…。イラストをがむしゃらにうpしつづけるとか…。

骨が折れるってモノじゃない、正直言って砕けます。…だけれども、そこにホンモノのヲタクとしての品格と楽しみの真実と本質が眠っている、とつくづく思います。無論、ヲタクだけではないですが、今の人間は、霊長類の頂点と言うより霊長類ですらない家畜みたいなヤツが多いです。


―『満足な豚より不満足な人間が遥かに良い。』――ジョン・スチュアート・ミル。


…で、効果のほうですが(ガチで話し忘れていました)。

…これが、全くの不明です、ねぇ!

そういう「あなたの当小説がきっかけで、バトルガレッガにドハマりしてやりこんでます!今四号機で500万のところです!」「バトルガレッガやりたくなりました!でも、ホーム(※行きつけのゲーセンという意味。主に地元にあるゲーセンのことを指す)のゲーセンにありません(悲哀兄弟の風格)!」的な読書感想文は全く聞きません。逆に、バトルガレッガを愛して焦がれて止まない、何よりも打ち込んでやりこんでいる古参やマニア及び、ガレッガ界隈におられる皆様方の方が、いろいろと賞賛や励ましをしてくれて、遥かにそっちの方がほちゃめちゃ好評だったのです(本末転倒の哀愁)。

…あぁ、思い出すまでも、書くまでも無かった。


○最後に


もしかしたら、ウェイン兄弟より作中BGMのほうが好き。…かもしれない…………。


























































一つの戦争を生き抜いた者のみが次の戦争を欲しない。しかざる者は終戦の翌日から再び戦争を欲する。―林 房雄。

およそ巨大なるものの魔力はそこに属する心魂を奪い、絶対の信頼と愛着を植えつく。

われ果たして己の分を尽くせしか 分にたちて死に直面したるか いな、唯々(いい)として死に屈したるにあらずや 特攻の美名にかくれ 死の掌中に陶酔せしにあらずや。