※pixivより転載
※バトルガレッガ二次創作
【元ネタ】
一号機・シルバーソードED
「僕達の目指した機械文明の世界・・・。これがそうなのか…!?」
「科学が人を幸せにするとは限らない。だが、不幸にするとも限らないはずだ…。」
「帰ろう。僕達の世界はまだこれからだ。」
二号機・グラスホッパーED
「この街を人が作ったのか!なんて凄い科学なんだ…。僕達の国もいつの日か、瓦礫の山から抜け出して…。」
「こんな文明を築き上げることができるだろうか…。その時、街の中には人々の笑顔が見られるだろうか…。」
「科学は人を幸せにするものだから…。」
三号機・フライングバロンED
「人が人らしく生きられないのなら、科学に何の意味がある…?」
「僕達は様々な機械を生み出し使ってきた。だが、ここでは、人が機械に使われてしまっているようだった…」
「…結局それを使う人次第ということか…。」
四号機・ワイルドスネイルED
「何て凄いんだ…!この街を人が作ったのか!しかし、人が生み出す物で平和が脅かされ…。」
「それに対抗するために同じ力に頼る…。僕達は何をしているのだろうか…?」
「そして、何処に行くのだろう…。」
【本題】
「一号機ver」
「僕達の目指した機械文明の世界・・・。これがそうなのか…!?」
正直、それを信じたくはなかった。
いまだ、『人類が滅びの道を歩み続けている』という証明だったモノだから。
『機械文明が高度に進化した文明だ』というのは、本当は完全なる間違い、…かもしれない。
…本当は心の底から『そうだ』と想いたいが、それを僕の自己破壊阻止の本能と否定観念が、そうすることにブレーキをかける。
確かに、僕達兄弟や大陸戦争に巻き込まれた人々は、皆、『兵器という名の機械』に苦しめられたのは、まごうことなき事実だ。
しかし、『パイロット兼機械技師という職業と生業である』以上、僕は機械なくして、自分を肯定できないだろう…。
しかも、機械を否定すれば、科学も否定することになる。それに、科学と言うモノすら消してしまえば、
もう、僕は死ぬしかない、…のだ。
だが、しかし、もしそうでも、そうじゃなくても、それでも、そうだとしても、しかし、
「科学が人を幸せにするとは限らない。だが、不幸にするとも限らないはずだ…。」
科学は善でも悪でもない。ただの道具であり、技術だ。
だが、僕達兄弟は、連邦国家はそれを…。戦争という愚行を為すための武器、
そして、無辜の民を効率的に消す為の『不祥の器』に応用したのだ…。そのことを思うと、今もいたたまれない。
それに・・・。
いきなり封建独裁国家から民主主義的共和国に早変わりしたことに、呆然としている連邦の住民、『僕達の所為』で殺された人たちの為、戦闘機や戦車に搭乗して戦争に参加し、僕たちに撃墜、もしくは、乗り物や命さえ壊された連邦国家の兵士、大陸戦争に巻き込まれてしまった僕達兄弟の国にある大事な故郷の人たち。だから、
「帰ろう。僕達の世界はまだこれからだ。」
干将の銀剣、即ち神宝として、桐箱に入れられ、振るわれることも、何人も斬ることなし。
「二号機ver」
「この街を人が作ったのか!なんて凄い科学なんだ…。僕達の国もいつの日か、瓦礫の山から抜け出して…。」
そうは言ったけど、なんだか心からそう思えないような感じがした。とにかく、すごくぼんやりと。
どうしてだろう。言葉にできない。どんなに全力を出しても、どんな手を使っても、なんとしても水の上に浮上しよう、とそうしてもできないため、無限にもがき続ける、そんな感覚…。
「こんな文明を築き上げることができるだろうか…。その時、街の中には人々の笑顔が見られるだろうか…。」
たぶん、その笑顔も見れるだろうけど、同じようにか、それよりはるかに多く、悲しみの顔も苦しみの顔も、多くの人の顔に見ることになるだろう。
科学が発達すれば発達するほど、人々の関心は物質や外界の有象無象寄りになり、造化者や道(タオ)よりも、はるかに科学の方法論や唯物論を信仰するようになる。そして、その信じるという途方もなく強力なエネルギーにより、その『神』は悪辣さを増していく。
…では。そうなるとどうなるのだろう…?第一に、天壌無窮なる乾天坤地、其即ち、大自然はまず資源や土地として搾取されることになり、天地のふいごのごとき活動により、そこから生まれた人間は、労働力や奴婢として搾取され、同じように発生した動植物は栽培作物やさまざまな商品、家畜や愛玩動物として搾取されるのだ。
そのような社会では、心を養うための寡欲は馬鹿にされる。物欲とそれを満たすことが豊かさと富の源泉だと教わる。
経済や産業資本主義の主張の前には、小欲知足はあわれな負け犬の戯言だった。
「科学は人を幸せにするものだから…。」
すくなくとも、僕はそう信じたい…。心の片隅に『そうではない、違う』という疑念が確かに存在していても・・・。
草原を跳ねるキはムカデをうらやましがり、ムカデはキをうらやましがり…。
「三号機ver」
「人が人らしく生きられないのなら、科学に何の意味がある…?」
人がそれに価値を見出さなければ、科学に意味などない。
そもそも、人が人らしく生きるのに、外物など一切いらない。
生まれもった天性を全うするだけで、十二分に健やかで、幸せな生活が送れるのだ。
「僕達は様々な機械を生み出し使ってきた。だが、ここでは、人が機械に使われてしまっているようだった…」
まさに『機心』だった。2400年以上前からのかけがえのない教えだった。
だけど、ずっと後に生きる子孫、その人類たちは、その教えを怠惰や貪欲で押しつぶし、かくしてきたのだ。
「…結局それを使う人次第ということか…。」
人が機械に使われず、小国寡民を実現し、外物に一切気を害されず、人が天性を全うし、无寿をなんの妨害もなく迎え、神でも獣でもなくその『Let it Be』を生きる世界。
…そうだ。真にそれができるのは…。
我が弟や、未来に生きる星の数よりもあまたもの子供たち、そして、大陸全土の歴史家たちよ、記しておけ。
『ただ《道徳之郷》のみ』、であると。
真人(高貴なる神仙)の男爵は、翼なくして、空を飛ぶことができる…。
「四号機ver」
「何て凄いんだ…!この街を人が作ったのか!しかし、人が生み出す物で平和が脅かされ…。」
二千数百年前の中国に、『墨子』なる書物を残した『墨テキ』という名の、素晴らしい優れた思想家がいた。
彼は、僕たち兄弟と同じような、おもに攻城用と守城用に用途の分かれた兵器を開発する技術者だった。
「それに対抗するために同じ力に頼る…。僕達は何をしているのだろうか…?」
もう、どこにも『非攻・兼愛』などの非常に高度な論説を、まともにうけいれて、それを実践しようとする人間はどこにもいない。
為政者や軍人など、一切を問わず。
そして、それを彼は危惧した。「人はどこまでおろかなのか?戦争で利益よりも損害の方が9割を占めるほど多いのに、なぜ、大利を捨てて、小利をとるのだ」
やがて、彼の偉大すぎる教えが多くの学者や弾圧によって、散逸し、その残滓さえ掃除された。年後の清代考証学が発掘するまで、完全に歴史から行方をくらましていたのだ・・・。無論同じく、兵器の設計図や多くの製造技術も。
一体、彼の兵器は僕たち兄弟の製造した兵器と、どのような相違点と特徴をもっていたんだろう。
どうして、そんな偉大すぎる人物の足跡と実績を、なぜ歴史から消してしまったのだろう・・・。
しかも、そんな完全に同じようなことを、全時代を通じて、世界各地でやっているなんて・・・。
「そして、何処に行くのだろう…。」
僕たちなど、早くこの世から消えてしまえばいい・・・。
どうせ、歴史書とその記録から存在と人生が、最初から記録されないのなら。
無人野の蝸牛角上での戦、その類…
※バトルガレッガ二次創作
【元ネタ】
一号機・シルバーソードED
「僕達の目指した機械文明の世界・・・。これがそうなのか…!?」
「科学が人を幸せにするとは限らない。だが、不幸にするとも限らないはずだ…。」
「帰ろう。僕達の世界はまだこれからだ。」
二号機・グラスホッパーED
「この街を人が作ったのか!なんて凄い科学なんだ…。僕達の国もいつの日か、瓦礫の山から抜け出して…。」
「こんな文明を築き上げることができるだろうか…。その時、街の中には人々の笑顔が見られるだろうか…。」
「科学は人を幸せにするものだから…。」
三号機・フライングバロンED
「人が人らしく生きられないのなら、科学に何の意味がある…?」
「僕達は様々な機械を生み出し使ってきた。だが、ここでは、人が機械に使われてしまっているようだった…」
「…結局それを使う人次第ということか…。」
四号機・ワイルドスネイルED
「何て凄いんだ…!この街を人が作ったのか!しかし、人が生み出す物で平和が脅かされ…。」
「それに対抗するために同じ力に頼る…。僕達は何をしているのだろうか…?」
「そして、何処に行くのだろう…。」
【本題】
「一号機ver」
「僕達の目指した機械文明の世界・・・。これがそうなのか…!?」
正直、それを信じたくはなかった。
いまだ、『人類が滅びの道を歩み続けている』という証明だったモノだから。
『機械文明が高度に進化した文明だ』というのは、本当は完全なる間違い、…かもしれない。
…本当は心の底から『そうだ』と想いたいが、それを僕の自己破壊阻止の本能と否定観念が、そうすることにブレーキをかける。
確かに、僕達兄弟や大陸戦争に巻き込まれた人々は、皆、『兵器という名の機械』に苦しめられたのは、まごうことなき事実だ。
しかし、『パイロット兼機械技師という職業と生業である』以上、僕は機械なくして、自分を肯定できないだろう…。
しかも、機械を否定すれば、科学も否定することになる。それに、科学と言うモノすら消してしまえば、
もう、僕は死ぬしかない、…のだ。
だが、しかし、もしそうでも、そうじゃなくても、それでも、そうだとしても、しかし、
「科学が人を幸せにするとは限らない。だが、不幸にするとも限らないはずだ…。」
科学は善でも悪でもない。ただの道具であり、技術だ。
だが、僕達兄弟は、連邦国家はそれを…。戦争という愚行を為すための武器、
そして、無辜の民を効率的に消す為の『不祥の器』に応用したのだ…。そのことを思うと、今もいたたまれない。
それに・・・。
いきなり封建独裁国家から民主主義的共和国に早変わりしたことに、呆然としている連邦の住民、『僕達の所為』で殺された人たちの為、戦闘機や戦車に搭乗して戦争に参加し、僕たちに撃墜、もしくは、乗り物や命さえ壊された連邦国家の兵士、大陸戦争に巻き込まれてしまった僕達兄弟の国にある大事な故郷の人たち。だから、
「帰ろう。僕達の世界はまだこれからだ。」
干将の銀剣、即ち神宝として、桐箱に入れられ、振るわれることも、何人も斬ることなし。
「二号機ver」
「この街を人が作ったのか!なんて凄い科学なんだ…。僕達の国もいつの日か、瓦礫の山から抜け出して…。」
そうは言ったけど、なんだか心からそう思えないような感じがした。とにかく、すごくぼんやりと。
どうしてだろう。言葉にできない。どんなに全力を出しても、どんな手を使っても、なんとしても水の上に浮上しよう、とそうしてもできないため、無限にもがき続ける、そんな感覚…。
「こんな文明を築き上げることができるだろうか…。その時、街の中には人々の笑顔が見られるだろうか…。」
たぶん、その笑顔も見れるだろうけど、同じようにか、それよりはるかに多く、悲しみの顔も苦しみの顔も、多くの人の顔に見ることになるだろう。
科学が発達すれば発達するほど、人々の関心は物質や外界の有象無象寄りになり、造化者や道(タオ)よりも、はるかに科学の方法論や唯物論を信仰するようになる。そして、その信じるという途方もなく強力なエネルギーにより、その『神』は悪辣さを増していく。
…では。そうなるとどうなるのだろう…?第一に、天壌無窮なる乾天坤地、其即ち、大自然はまず資源や土地として搾取されることになり、天地のふいごのごとき活動により、そこから生まれた人間は、労働力や奴婢として搾取され、同じように発生した動植物は栽培作物やさまざまな商品、家畜や愛玩動物として搾取されるのだ。
そのような社会では、心を養うための寡欲は馬鹿にされる。物欲とそれを満たすことが豊かさと富の源泉だと教わる。
経済や産業資本主義の主張の前には、小欲知足はあわれな負け犬の戯言だった。
「科学は人を幸せにするものだから…。」
すくなくとも、僕はそう信じたい…。心の片隅に『そうではない、違う』という疑念が確かに存在していても・・・。
草原を跳ねるキはムカデをうらやましがり、ムカデはキをうらやましがり…。
「三号機ver」
「人が人らしく生きられないのなら、科学に何の意味がある…?」
人がそれに価値を見出さなければ、科学に意味などない。
そもそも、人が人らしく生きるのに、外物など一切いらない。
生まれもった天性を全うするだけで、十二分に健やかで、幸せな生活が送れるのだ。
「僕達は様々な機械を生み出し使ってきた。だが、ここでは、人が機械に使われてしまっているようだった…」
まさに『機心』だった。2400年以上前からのかけがえのない教えだった。
だけど、ずっと後に生きる子孫、その人類たちは、その教えを怠惰や貪欲で押しつぶし、かくしてきたのだ。
「…結局それを使う人次第ということか…。」
人が機械に使われず、小国寡民を実現し、外物に一切気を害されず、人が天性を全うし、无寿をなんの妨害もなく迎え、神でも獣でもなくその『Let it Be』を生きる世界。
…そうだ。真にそれができるのは…。
我が弟や、未来に生きる星の数よりもあまたもの子供たち、そして、大陸全土の歴史家たちよ、記しておけ。
『ただ《道徳之郷》のみ』、であると。
真人(高貴なる神仙)の男爵は、翼なくして、空を飛ぶことができる…。
「四号機ver」
「何て凄いんだ…!この街を人が作ったのか!しかし、人が生み出す物で平和が脅かされ…。」
二千数百年前の中国に、『墨子』なる書物を残した『墨テキ』という名の、素晴らしい優れた思想家がいた。
彼は、僕たち兄弟と同じような、おもに攻城用と守城用に用途の分かれた兵器を開発する技術者だった。
「それに対抗するために同じ力に頼る…。僕達は何をしているのだろうか…?」
もう、どこにも『非攻・兼愛』などの非常に高度な論説を、まともにうけいれて、それを実践しようとする人間はどこにもいない。
為政者や軍人など、一切を問わず。
そして、それを彼は危惧した。「人はどこまでおろかなのか?戦争で利益よりも損害の方が9割を占めるほど多いのに、なぜ、大利を捨てて、小利をとるのだ」
やがて、彼の偉大すぎる教えが多くの学者や弾圧によって、散逸し、その残滓さえ掃除された。年後の清代考証学が発掘するまで、完全に歴史から行方をくらましていたのだ・・・。無論同じく、兵器の設計図や多くの製造技術も。
一体、彼の兵器は僕たち兄弟の製造した兵器と、どのような相違点と特徴をもっていたんだろう。
どうして、そんな偉大すぎる人物の足跡と実績を、なぜ歴史から消してしまったのだろう・・・。
しかも、そんな完全に同じようなことを、全時代を通じて、世界各地でやっているなんて・・・。
「そして、何処に行くのだろう…。」
僕たちなど、早くこの世から消えてしまえばいい・・・。
どうせ、歴史書とその記録から存在と人生が、最初から記録されないのなら。
無人野の蝸牛角上での戦、その類…
・・・回帰兄弟。
………あとがき。いじょ。
【】
【なぜ、当作者の執筆するガレッガ関連諸作品のウェイン兄弟はタオイストであるのか】
諸拙著のバトルガレッガ二次創作、およびウェイン兄弟モノ小説は、ウェイン兄弟の性格と中身が非常に原作離れしており、多くの人が違和感を感じている(と思う)。
特に弟の性格は非常に大人げない。幼稚なガキ。それなら、多少マシとはいえど兄貴もガキ。
やたら、東洋思想に詳しい。変に霊性や宗教に興味関心がある(魔法とか霊魂とか)。鼠(not某ナズかつハハッ)と遊ぶ。
変に兄弟仲良い。表面上は僕達ひょうきん族。
肝心の性格は、やはり硬派…、でもない。全然。そもそも、煙草吸わない酒飲まない。
なのに、見た目だけはゴツい。…なんじゃこりゃぁ?
…、すいません。大本のゲームを作ったライジングの皆さんとバトルガレッガ=ウェイン兄弟=硬派=男の中の男=紳士(not変態)=軍人=肉と煙草と酒と女が好物というイメージのある、至極真っ当なガレッガプレイヤーにも同じく非常に申訳ない。筆者も、この設定に非常に遺憾です。
しかし、そのような戯けていてふざけた設定にも、ちゃんと根拠があります。本当です。言い訳などではありません。
ライジング作品は、もともと『タオイズム(道教と老荘思想)』とその仏教との習合宗教である『ZEN(禅)』
、そのような色合いが強い。
とくに、バトルガレッガ、アームドポリスバトライダー、蒼穹紅蓮隊などライジング諸作品に見られる、
手塚治虫神作品や押井守作品、そして、その元ネタとなったタオイズム――老子・荘子などの影響を指摘する人はあまりいません。
それで…。わかりやすい例をあげてみますと、ゴールデンは七色いんこの主人公に酷似したキャラデザインをしていますし、
ガレッガシリーズは、
一号機=ばくやの剣(西遊記や封神演義にも登場)
二号機=草原を跳ねるモノ=キ(想像上の一本足モンスター)
三号機=空飛ぶ男爵=羽衣の仙人=真人(羽がなくても飛ぶことができる、と荘子内で言及)
四号機=野生の蝸牛=蝸牛角上の争い
屠竜=屠竜之技
紫電=紫気(電=プラズマ→気?:後世に作られた関インと老子の逸話『紫気東来』を旧日本軍の紫電、そして『紫電一閃』というモチーフで隠したものか?)
鵬牙=大鵬(荘子内篇冒頭に出てくる巨大な鳥)…などです。
今作で取り上げたバトライダーでのウェイン兄弟EDはモロそうです。
B・ウェイン「僕達は様々な機械を生み出し使ってきた。だが、ここでは、人が機械に使われてしまっているようだった…」
これは明らかに、押尾守監督作品、カウボーイビバップの「さあ、どっちなんだ。機械を使いたいのか、機械に使われたいのか?が元ネタでしょう(恥ずかしいことに人生朝露さんのところでこのセリフを知りました)。
ミヤモトはモロ禅です。というより、サムライ=禅です。ニルヴァーナはやはり、涅槃ですね。
・・・とても身勝手ながら、話をちょっと私的嗜好に移しますが、ほぼ同じ思想の影響を受けた作家としては、某週間少年飛翔でマンガを連載中のW先生が該当します。
初連載作品からして、攻殻チックなメカデザイン、マトリックス風味の黒服組織、易経とその派生である機械言語から引用したと思われる、「R0&R1」の設定、「乾坤一擲、紳士は無敵」というセリフ。
この作品が多くの人から打ち切りを惜しまれたという話も、十分わかります。
そして、似通っていたり、同じような例として、宇宙兄弟がはやる前の某宇宙飛行士モノや古きよきSFマンガなど、そのような例を、かなり排出していることをみると・・・。
もう、あの雑誌も土台の部分から、拝金主義に食いあらされてしまっているのでしょう。小利は大利の残なり。あの黄金期を思いながら、残念です。
…ちなみに、
J・ウェイン「しかし、人が生み出す物で平和が脅かされ…。それに対抗するために同じ力に頼る…」
これは、墨家の思想です。作中でも確かにウェイン兄弟と同じ兵器開発技術者、と出てきました。
その学派の、中心的人物であり開祖である墨子。彼は、目には目を、歯に歯を。の精神で、どんどん兵器の高性能さと殺傷力がインフレをはじめていることに、中国史上初めて警鐘を鳴らし、心から嘆いた人物です。
ウェイン兄弟も非常に、そこの命題が似ています。
ちなみに、墨子は論語や老子・荘子と違って、あまり世に出てないらしい。ですが、それでもあります。これとかです。参考:
【遁天兄弟、入墨を消す】
ウェ、ウェイイイイイイン!!!!
ウェイン兄弟は神様です。そして、ガレッガシリーズであります。
つまり、『不祥の器』である。
非常に遺憾極まりない話ですが、実の話、兄弟がいなければ、或いは大陸戦争のはじめ
(ゲーム中の一面あたり)で『死んでくれれば』、それなりにみんな幸せでした。
もちろん、バトライダーと蒼穹の時代も含めてです。
実際、彼ら兄弟がいなければ、変に性能のよい兵器や内燃機関による環境破壊の加速、後世を生きる人間への、
多大という言葉ですら生ぬるい悪影響はなかっただろうし、そもそも、連邦がいずれ、軍(いくさ)を起こすとしても、
大陸戦争で多くの人は犠牲になりませんでした。
……………なぜ、ZEN思想の共感者かつタオイストであり、造化者と八幡神の氏子である私は、
こんな『ロクデナシバカ野郎』兄弟が好きなのでしょう? OK…. 結論を言いましょう。
判官びいきというやつです。弱者への同情、そして精神的で非物質的な助け。強きをくじくための足掛かり。
無論、我が国の源義経公、真田信繁公とは違い、彼ら兄弟は事実上の勝者ですが、ここではあえて判官びいきと言いましょう。
なぜ?どうして?…………そこまでして、そういう『判官びいき』という単語を使うのか。
そう…。彼ら兄弟は本当の意味では敗者だからです。彼ら兄弟は、戦争に参加したならず者なのです。
どう美言麗句を費やしても、この文章や『回帰兄弟』作中でも述べたように、「兵ハ『不祥之器』也」
君子はそれをやむえなく使う。だが、連邦とウェイン兄弟は…。愛しましょう。あの兄弟を。あの『Lunatic Sinners』を…。
………あとがき。いじょ。
【】
【なぜ、当作者の執筆するガレッガ関連諸作品のウェイン兄弟はタオイストであるのか】
諸拙著のバトルガレッガ二次創作、およびウェイン兄弟モノ小説は、ウェイン兄弟の性格と中身が非常に原作離れしており、多くの人が違和感を感じている(と思う)。
特に弟の性格は非常に大人げない。幼稚なガキ。それなら、多少マシとはいえど兄貴もガキ。
やたら、東洋思想に詳しい。変に霊性や宗教に興味関心がある(魔法とか霊魂とか)。鼠(not某ナズかつハハッ)と遊ぶ。
変に兄弟仲良い。表面上は僕達ひょうきん族。
肝心の性格は、やはり硬派…、でもない。全然。そもそも、煙草吸わない酒飲まない。
なのに、見た目だけはゴツい。…なんじゃこりゃぁ?
…、すいません。大本のゲームを作ったライジングの皆さんとバトルガレッガ=ウェイン兄弟=硬派=男の中の男=紳士(not変態)=軍人=肉と煙草と酒と女が好物というイメージのある、至極真っ当なガレッガプレイヤーにも同じく非常に申訳ない。筆者も、この設定に非常に遺憾です。
しかし、そのような戯けていてふざけた設定にも、ちゃんと根拠があります。本当です。言い訳などではありません。
ライジング作品は、もともと『タオイズム(道教と老荘思想)』とその仏教との習合宗教である『ZEN(禅)』
、そのような色合いが強い。
とくに、バトルガレッガ、アームドポリスバトライダー、蒼穹紅蓮隊などライジング諸作品に見られる、
手塚治虫神作品や押井守作品、そして、その元ネタとなったタオイズム――老子・荘子などの影響を指摘する人はあまりいません。
それで…。わかりやすい例をあげてみますと、ゴールデンは七色いんこの主人公に酷似したキャラデザインをしていますし、
ガレッガシリーズは、
一号機=ばくやの剣(西遊記や封神演義にも登場)
二号機=草原を跳ねるモノ=キ(想像上の一本足モンスター)
三号機=空飛ぶ男爵=羽衣の仙人=真人(羽がなくても飛ぶことができる、と荘子内で言及)
四号機=野生の蝸牛=蝸牛角上の争い
屠竜=屠竜之技
紫電=紫気(電=プラズマ→気?:後世に作られた関インと老子の逸話『紫気東来』を旧日本軍の紫電、そして『紫電一閃』というモチーフで隠したものか?)
鵬牙=大鵬(荘子内篇冒頭に出てくる巨大な鳥)…などです。
今作で取り上げたバトライダーでのウェイン兄弟EDはモロそうです。
B・ウェイン「僕達は様々な機械を生み出し使ってきた。だが、ここでは、人が機械に使われてしまっているようだった…」
これは明らかに、押尾守監督作品、カウボーイビバップの「さあ、どっちなんだ。機械を使いたいのか、機械に使われたいのか?が元ネタでしょう(恥ずかしいことに人生朝露さんのところでこのセリフを知りました)。
ミヤモトはモロ禅です。というより、サムライ=禅です。ニルヴァーナはやはり、涅槃ですね。
・・・とても身勝手ながら、話をちょっと私的嗜好に移しますが、ほぼ同じ思想の影響を受けた作家としては、某週間少年飛翔でマンガを連載中のW先生が該当します。
初連載作品からして、攻殻チックなメカデザイン、マトリックス風味の黒服組織、易経とその派生である機械言語から引用したと思われる、「R0&R1」の設定、「乾坤一擲、紳士は無敵」というセリフ。
この作品が多くの人から打ち切りを惜しまれたという話も、十分わかります。
そして、似通っていたり、同じような例として、宇宙兄弟がはやる前の某宇宙飛行士モノや古きよきSFマンガなど、そのような例を、かなり排出していることをみると・・・。
もう、あの雑誌も土台の部分から、拝金主義に食いあらされてしまっているのでしょう。小利は大利の残なり。あの黄金期を思いながら、残念です。
…ちなみに、
J・ウェイン「しかし、人が生み出す物で平和が脅かされ…。それに対抗するために同じ力に頼る…」
これは、墨家の思想です。作中でも確かにウェイン兄弟と同じ兵器開発技術者、と出てきました。
その学派の、中心的人物であり開祖である墨子。彼は、目には目を、歯に歯を。の精神で、どんどん兵器の高性能さと殺傷力がインフレをはじめていることに、中国史上初めて警鐘を鳴らし、心から嘆いた人物です。
ウェイン兄弟も非常に、そこの命題が似ています。
ちなみに、墨子は論語や老子・荘子と違って、あまり世に出てないらしい。ですが、それでもあります。これとかです。参考:
【遁天兄弟、入墨を消す】
ウェ、ウェイイイイイイン!!!!
ウェイン兄弟は神様です。そして、ガレッガシリーズであります。
つまり、『不祥の器』である。
非常に遺憾極まりない話ですが、実の話、兄弟がいなければ、或いは大陸戦争のはじめ
(ゲーム中の一面あたり)で『死んでくれれば』、それなりにみんな幸せでした。
もちろん、バトライダーと蒼穹の時代も含めてです。
実際、彼ら兄弟がいなければ、変に性能のよい兵器や内燃機関による環境破壊の加速、後世を生きる人間への、
多大という言葉ですら生ぬるい悪影響はなかっただろうし、そもそも、連邦がいずれ、軍(いくさ)を起こすとしても、
大陸戦争で多くの人は犠牲になりませんでした。
……………なぜ、ZEN思想の共感者かつタオイストであり、造化者と八幡神の氏子である私は、
こんな『ロクデナシバカ野郎』兄弟が好きなのでしょう? OK…. 結論を言いましょう。
判官びいきというやつです。弱者への同情、そして精神的で非物質的な助け。強きをくじくための足掛かり。
無論、我が国の源義経公、真田信繁公とは違い、彼ら兄弟は事実上の勝者ですが、ここではあえて判官びいきと言いましょう。
なぜ?どうして?…………そこまでして、そういう『判官びいき』という単語を使うのか。
そう…。彼ら兄弟は本当の意味では敗者だからです。彼ら兄弟は、戦争に参加したならず者なのです。
どう美言麗句を費やしても、この文章や『回帰兄弟』作中でも述べたように、「兵ハ『不祥之器』也」
君子はそれをやむえなく使う。だが、連邦とウェイン兄弟は…。愛しましょう。あの兄弟を。あの『Lunatic Sinners』を…。