※pixivより転載
※バトルガレッガ二次創作
※バトルガレッガ二次創作
…機械技師。兵器開発者。及び設計者。科学者。化学者。軍略家。発明家。航空機パイロット。数学者。『あの子』の草案製作者。
その経歴と技術、またアイディアから生じた機械。技術。兵器。製品。…そのどれもが、僕達兄弟の創造した『我が子』である。ただひどいことに、印象や愛着には雲泥の差があるが…。
…さてはて、僕達兄弟は『息を吸うのもおっくう』な中、やっとここまで本を書く気になったのだし…、それにいろいろありすぎる事情やら理由やらで、公式な歴史書や記述から、僕達兄弟の存在は確実に省かれるのだし。
…あぁ、だからこそ。ここにいろいろと、その『我が子』について、書けるだけ書いてみようと思う。端書きや記録のつもりで。
…最後に、読者の皆様。すみません。歴史家志望ですらないので、物凄く拙いのですが…。どうかお付き合いを…。よろしくおねがいします。
…僕達兄弟が『我が子達』の型番(シリアルナンバー)を覚えているように…。生命を御創りになられた方は、きっとその全ての『しるし』もご存知だろう。
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まず、一番最初は…。開発コードGことガレッガシリーズ。全4機。僕達兄弟自身かつそのものであり、…そして、その投影。
一号機・G-1010 戦闘攻撃機 「シルバーソード」
二号機・G-130 陸上戦闘迎撃機 「グラスホッパー」
三号機・G-1026 軽艦上戦闘機 「フライングバロン」
四号機・G-913 重艦上雷撃機 「ワイルドスネイル」
そして、『あの子』ことブラックハート、そのまたきょうだいであるブラックハートMk-2。
…僕達兄弟の子供達。……その筆頭。
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―機動性、攻撃力共にバランスの取れた機体。機首に18ミリ機関砲4門を装備している。なお、Gシリーズの4機体には、それぞれ装備品の違いによる4つのバリエーションが存在する。G-1010には他に「キャノンボール」「マサムネ」「シャッタースター」と名付けられたタイプが存在する。
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まず、シルバーソード。そのバリエーションは三種。
ガレッガシリーズ一、連邦国家の理想と完成形に近い機体。操縦性も火力も申し分ない。普通に高性能。
そういうところも、まさに昔から、戦争のときに多用される武器の筆頭である剣であり、高貴なる人々の道具に用いられる貴い銀。
…もちろん、機体自体はそこらへんにある貴くない金属で出来ているが。それにしても、銀製の戦闘爆撃機って弱そうだよねー。
スペシャルウェポンは、スーパーナパーム。速度が遅い二重攻撃が出来ない代わりに、単発の威力と敵弾を消す能力は、『本家』よりは上である。それと、本家には無い機能に、移動方向とは違う真逆さまの方向に発射できる、というのがある。
が、あまりにも暴発や誤射が多いのが、いろいろとアレである。僕達兄弟は決してナルシストでは無いけれど、そんなに自分を否定したくない。…それにしても、オートボンバー機能が付いたらどうなるのであろうか?
…どうもならないだろう。暴発と誤射が目に見えすぎて飽きるくらいに、増えるくらいだけだろうな…。
…それなら改良しろよ、と言う話だが。…やる気が無い。
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―機首に14ミリ回転式機関砲(ガトリング)2門を装備し対陸上兵器用として開発された機体である。バリエーションは「レインフォーサー」「DGRオクトーバー」「ダイビングフォックス」がある。
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次に、グラスホッパー。そのバリエーションはシルバーソードと同じ。以下の三号機と四号機も同様であるため、以降を省略。
対地攻撃に特化した、空中での戦闘より地上への爆撃が得意な機体。しかし、対空攻撃への耐性は十分であり、軌道工兵、特殊工作機、砲台、装甲車や戦車たちの天敵である。長く燃焼してじわじわ炙るようなタイプのナパームも積んでの出撃が可能。
致命的な弱点は、通常ショットの攻撃範囲が異常に狭く、破壊可能弾の脅威に怯えることがダントツで多いということだ。
もし、オプションつきでもそれに頼る率が凄まじく上がる。
やはり、どういう時もどこでも、自力でやらず外部依存なのはどこまでも頼れない。
スペシャルウェポンは、ストロングバルカン。豪放磊落に大量の弾丸を浪費しながらガトリングを高速で回し、薬莢と銃弾をぶちかます。
実は、前のかなり重く大きめの銃弾より、後方から発射される薬莢の方がそれより攻撃範囲が広く、威力も強い。
背後からの卑怯な敵や潰しそこねた多くの兵器他に、小さめの砲台や小型戦車を軽く押しつぶすほどの、大自然に降ってくる雨や霰とは比べモノにならないくらいの、弾幕を浴びせさせる。
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―攻撃力としてはいささか貧弱な16ミリ機関砲2門を備えているにすぎないが、機動性、運動性に優れた機体である。「ストーミーオーメン」「レッドインパルス」「ブラックツエッペリン」がバリエーション。
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三番目は、フライングバロン。
軽量と速さを重視した機体。僕がこう書くとはっきり言って自画自賛だが、とてもオーソドックスで綺麗なデザインをしている。
やっぱり、『一流はかならず歴史の流れを汲んでいる(―ゲーテ)。』んだな。…あっ、ちょっとだけ自画自賛度のランクが下がった。
スペシャルウェポンは、ホーミングミサイル。この時に使う用に作られたミサイル射出機を二つ外部に出し、そこから敵を追尾する(ホーミング)ミサイルを視界一面を多い尽くすほど発射する。
だが、まだまだ僕達兄弟の追尾技術(ホーミング)は未熟であり、G-SHOTのように一個一個精密に仕掛けることはできたが、まだ百~千個単位でそのような機能をつけるのは、当分まだ無理だろう。
だから、バロンちゃんに積んでいるミサイルのホーミング性能は結構低い。かなりの改良が必要だな。…というわけで、だれか資金援助してください。お願いします。
あと、おまけだがバロンちゃんは実をいうと、ここだけの話、オーダーした連邦側から『こんなに軽量でこれほどいささか武装がお粗末であれば、囮機や偵察機としてしか使えないのだが…』とけなされた。…なにをゆう!ふざけるな(迫真)! 低コストで作れるだろ!
…まぁ、結局ワンオフ機体で終わってしまったのだけどね。
ちなみに、爆撃戦闘機としては、曲芸をしたり高速で飛ぶのは得意中の得意である。物資の運搬や農薬散布も同じく。
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―機体上部に強力な30ミリ機関砲4門を装備した重戦闘機。しかし、今だ未完成の機体でもある。「アイアンマッケレル」「ロストチャンピオン」「ゴールデンバット」のバリエーションの内、「ゴールデンバット」がもっとも操縦性に優れているようだ。
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最後はワイルドスネイル。
雷撃を得意とする重戦闘機らしく攻撃と火力を重視した機体。
それと引き換えに、飛行スピードは遅い。操縦性も悪い。
重量はかなりあり、威力の強い雷撃(ミサイル)が撃てるが、艦上機として作られてるため、それなりに滑空距離も短くて済む。艦上機や艦載機は三号機・バロンのように軽いほうが良いが、それでも戦闘機としての性能や仕様は、ペイロードやエンジンなどの高性能な部品関係にも影響がかなり及ぶため、なるべく重いほうが良い。
…だから。戦闘機において、最も目立っている上に最重要の二律背反を、この四号機は抱えているのだ。
…開発者として、僕たち兄弟自身として、いろいろと忍んでいうが、まだこの四号機は、その二律背半に対しての解答や結論が出せず、いまだ未完成である。うまくその二律背反を解消して、両儀的な調和へと昇華させるパーツとアイディアを、まだ僕達兄弟は発見していない。
…だが、それでも。連邦国家のオーダーは、必ずこなさないといけない。たとえ、四号機が未完成であろうとも、それなりに実用化しなればならなかった。
そのために、あまりに見ていられない取り繕いだが、搭載エンジンの開発全般と製作には、相当苦慮した。
だが、最終的にそういう労力と配慮は報われた。他のガレッガシリーズよりも、明らかに優遇されているといえるほどの、どんな堅い装甲にも有効である上に、威力の強い貫通弾を搭載することができた。実は、二号機にも搭載されているのだが…、このスネイルほどの強さと使い勝手は無い。三号機と一号機にいたっては、全く搭載されていない。
ついでだが、この貫通弾は僕たち兄弟が丹精を込めて作り上げた代物で、今現在も特許出願中だ。事の本質はいまだ未完成の癖に…。
スペシャルウェポンは、サーチファイアー。スネイル専用の火炎放射器から、戦車すら焼き焦がす超高温の炎を自動的にサーチしてから敵に浴びさせる。敵弾を幅広く消す力も十分にある。
…だけれども。間違っても、鳥に使うんじゃぁないぞ。…いいかい?僕たち兄弟との、大切なお約束だよ。
……、あぁ…。言い忘れていた。あと、実の所。スネイルことスネちゃまは、相当燃費が悪い。
何より、あまりにも重い武器と機体、そういうのをスムーズに動かすため、これまた重く強い力を作り出すエンジンを動かさなければいけないからだ。連邦国家のように、裕福で大富豪でなければ、あまりみだりには使えない。大食いっていうのは、イヤなモノである。
それを考えると、バロンちゃんは燃費が良すぎる。低燃費飛行機バロン。あと、ソードとホッパーは、戦闘機や爆撃機としては何も特筆すべき点が無いくらいに、普通である。
…あぁ~。これも個性と言うヤツか…。
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…最後に忘れていたけど、というヤツで、G-SHOTのことも書いておこうか。
ガレッガシリーズの大事な副武器(サブウェポン)であり、時に、れっきとした主力武器にもなる。他の戦闘機になぜ装備されていないのか気になる、それくらいに素晴らしく役に立つんだ。…はっきりいって、まごうことなき自画自賛だけどね。
フォーメーションの順番は、ノーマル→バック→フロント→ラウンド→トレース→ノーマルの順による。
隠しフォーメーションには、ワイド、シャドウ、サーチ、ホーミング、チェーンがある。
今度追加する予定の、新しいフォーメーションとしては、ローリングというのを考えている。
かつて、僕は『G-SHOTはすべて弟ジェイの作品』だと言ったし、そのことを君はきっと覚えていると思う。
だけど、本当はちょっと、ちょっとだけ違うんだよなぁ。
…実は、G-SHOTの制御指示系統プログラムを最終調整して、結果的に仕上げをしたのは、ジェイの兄貴である僕なのだ。
全体的な作業工程の0,1%にも満たないが、それは重要かつ有意義な仕上げだろう。
主に、プログラム環境周りに動作不安定等の修正、それにトレースの仕様を変更した。自機の進行方向から、その真逆にG-SHOTの攻撃が向くようにしたのだ。
設計者のジェイ本人は、トレースの攻撃方向を自機とは逆にしたかったのだが、本人のプログラム力不足で出来なくて、自分のバカさ加減にいらだちながら(ジェイにしてはかなり珍しい)、仕方なく正方向に攻撃する仕様にするしかなかったのだ。…だが、兄貴の僕が一応弟が切望していた仕様にした。
…最後に。あまり意味の無い雑談だが、風の噂で聞いた話では、僕がさっきいったように仕上げ、満を持して実装した最終的なG-SHOT・トレースの仕様は、REVERSE(リバース)といい、ジェイが仕方なく仕様化して実装する予定だったのを、NORMAL(ノーマル)と呼ぶんだそうだ。
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ふゅう…。粗方終わった、様な気がするけれども。もう書くことは、って…。むむー。
…本当のところ。あえてここで書かないことが、多々あるのだが…。だけれども、それをいつか書くことは無いだろうが・・・。
「それについて詳しく知りたい!」とか「書いてくれ!頼む!」なんて無粋なことは言わないでくれ。
…誰にでも、技術上の秘密はあるものだよ。あなたがたにも、僕達兄弟にも。
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コレで終りかなぁ。…?? …そうだねぇ…。
……あぁ、『あの子』の話か…。いいだろう。出来る範囲で話してみるよ。
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「G-616 ブラックハート」連邦がウェイン兄弟の残したメモをベースに作り上げた最強の拠点防衛戦闘機。可動式35ミリ機関砲を初めとした武装の数々を搭載したペイロードの高さの秘密は、小型ロケットエンジンにある。実働時間こそ20分ほどではあるが、その圧倒的な火力は敵に生存の余地を与えない。
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…まず、『あの子』は僕達兄弟の拙いメモ書きから生まれた。…確かメモ書きの時点では、『プロペラの付いた全翼機』という他愛の無い感じだった、と覚えている。…曲がりなりにも、レシプロ機・ガレッガシリーズのきょうだいだから。でも、僕達兄弟は怖かった。この『兵器』を作り上げ、動かし、実際に戦場に投入すれば、確実に『最終殲滅兵器』になるだろうと。…僕達兄弟は、悩む間も考える暇もほとんど取らず、速攻でこのメモを捨て去ることにした。…だけれども、しかし。
…さて、『あの子』があんな風になったのは…、連邦国家の機械技師を通じて、僕達兄弟の上司でもある軍人…あの大尉さんを使って、そのどうでもいいメモ書きの有用性を見抜き、捨てようとしていた僕達兄弟から頂戴したのだ。
…連邦国家には昔から、僕達兄弟にすらない『先見の明』があった。だけど、それでも、『石橋を精密検査してから渡る』のだった。…まず最初は、ジェットエンジン装備の実験台にされたらしい。「それが最良である。」と最も信頼している方程式と科学理論が、答えをたたき出したということもあるらしい。それ等の諸理論と方程式の正当性が証明され、上手くいくと、次々とステルス性能や電気可動の実験台へ…。
それでも、『あの子』はスクラップやガラクタにはならなかった。逆に、連邦国家の最高傑作になったのだ。
そこには、もうガレッガシリーズの面影は無い。前身のプロペラ全翼機成分など尚更ない。
…もし、彼女がもっと長く生きていたらどうなっていただろう?『最終殲滅兵器』としてもっと活躍していたのだろうか?
それに、こういうのは『生みの親より育ての親。』というのか…、『あの子』を発案したモノである僕達兄弟もだが、それ以外の人間や兵士を大量に屠って、それなりにご満悦だっただろう。彼等に彼女等は、神への大事な捧げ物なのだから。爆薬と毒の匂い。聖別の戦争。小羊達は殺されるために生きている。
…どちらにしろ、やはり、連邦国家の完全勝利に終わるのだろうか。国を倒すことは西方大陸でも夢の又夢だということだろうか。梁山泊は清められた。とある塾の敵によって、とある馬の骨にしか過ぎない敵によって、あどけない少年によって、裏切りによる裏切りによって、独裁的な国家によって、軍隊によって、宿命によって…。
……そういえば、『あの子』は…。レーダーに映らなかった。僕達兄弟御手製のヤツでさえ、全く。やっと『有視界飛行』の中…、目視で確認できた。ガレッガシリーズと僕達兄弟にさえ忘れ去られたきょうだいの姿。もし、あの時に『無視界飛行』だったら…?と、考えるのは正直ゾッとする。
もし、『あの子』が姉だとしたら、Mk-2は『弟』だろうか。僕の弟ジェイとは違う感じの…。本当は、『妹』かもしれない、けれど。いや、『妹』だと僕は確信する。もう、僕にとって心から『弟』として愛する存在は、ジェイ一人で十二分だから。
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あの、威圧と加虐趣味に満ち満ちたワインダー、非情なる超高温バーナー、余裕を見せながら鋼の楔で一瞬にして動きを封じる高速の射撃、ありあまる武力で押しつぶように凄絶にバラ撒く機雷。
…『銀河一後方に強い戦闘機』。そう。全くのそう。『あの子』は確かに『カリスマ』だよ。
…だけれども、本来の意味では、カリスマとは『神の恩寵』『神の子』『神性』『キリストたらしめる力』と言う意味を持っている。だが、『御子』とはとても呼べない彼女が、どうしてそう呼ばれるのだろうか。神から生まれ出でたのでもない、神に愛されたわけでもない、神に守られたわけでもない、神に帰るわけでもない、神に…。いや、もうこれでいいだろう。
…だが、僕達兄弟は神によって生まれ出でた、愛された、守られた、そして、いつかその御下へと帰るのだ。
本当の意味で、『御子』や『神の子』という称号がふさわしいのは、僕達ウェイン兄弟では無いだろうか?
―イエスは彼らに答えられた、「あなたがたの律法に、『わたしは言う、あなたがたは神々である』と書いてあるではないか。
ヨハネ伝 10:34より。
…カリスマとは、神性の発現なのだ。多くの場合、『光』『信仰』『知恵』『力』『創造と破壊』など、星の数よりも多くの表現形態をとる…。……だから。
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自ら――僕達兄弟が作り上げた我が子――最強兵器達…。それは今、最大の敵となった。
…さてはて!
次は、大陸戦争において最終攻撃目標だった、大型の『我が子』達について説明するよ。
第一に、MD-113 ノーズラフィン。通称、ラフィンちゃん。かよわくて可愛いでしょ?
僕たち兄弟が、兵器開発者兼機械技師として連邦国家に勤めるようになったときに、連邦国家所属の機械技師達との親睦会や挨拶的に、一番最初に作った記念すべき作品。
…当然、完全なる型落ちの旧型であるが、当時最先端装備だったドリーム砲台は非常にロマンにあふれている。
そもそも、あの砲台には回転機能がなかったのだが、連邦側の技術者や僕たち兄弟が仕掛けたいくつかの細々しい工夫であそこまで流暢に動くようになった。わぁーい、夢のようだぁ~。ドリーム。ドリーム砲台~。
…それにしても、そういうのが一切ないのに、凄まじく高度すぎる技術で回転させたり、小型化したり、大型化したり、連邦や僕たち兄弟に負けず劣らずの多関節部品でキビキビ動かしたり、多重キャタピラもラスタ処理もガンガン通用させたりする超次元高度技術者集団がいるようだね。チャンスがあったら、いちど会ってみたいな。まさにああいう技術は、トレジャー(御宝)だよ。
第二に、SF-4518 マッドボール。
連邦のお偉いさんに「これを考えたヤツは頭がおかしい」と言わしめた代物。ひどい。
…そうだ!!!!これを考えたヤツは、ここにいるぞぉ!
…ボールちゃんは、一応というか正式に拠点制圧兵器である。まるで訳が分からないだろう。
やはり、そういうところも『頭がおかしい』のだ。
…さてはて、詳しく説明すると、底部の方に地面に機体を固定するためのドリルがついており、それをねじ込むことによって、簡易な移動式要塞や空中にも回避できる拠点になるのだ。…と、いうことだ。…わかるかな?
…あと。ついでだが。意外だと思うが、外周のパーツは意外と脆く、ほぼ使い捨てである。だから、あんなにペリペリ簡単にはがれる。…確かに、内周は違うけれども。
第三に、ST-22 アースクライシス。
失敗作過ぎて、試作機すら二機程度にしか作られなかったポンコツ。
とりあえず、超重戦車という区分だが、実のところは移動要塞というべきである。男の夢としかいいようのない、でかくて強い連装ロケットランチャーを二丁も装備しているが、そのロケラン自体が弱点と欠点のカタマリである上に、その所為で移動速度が遅く、要塞化が進んでいる、…っぽい。
…だけれども、聞いたところによると、配備された場所によってはかなり役に立ったらしい。…マジかい。
結論:カルベルトヴァーゲン君並に情けない奴です。
第四に、PS-50 サタニックサーファー。
カブトガニの形を模したホバークラフト式戦闘艇。間違っても戦艦ではない。どれだけ間違ってもヤドカリ類型巨大戦艦ではない。
娘でもない。俺たちのでもない。ヤマ○でもない。巨大ですらない。
いざとなったら、変な形(不思議と)強化パーツを装備するが、パーツの崩し方によってはそんなに怖くない。気分だけ。
身体からフォイフォイフォフォイフォイ出てくる、カブトガニのしもべがなんとも可愛いが、点稼ぎのために変にほふりすぎて『リーダー』をイラつかせないように。
…さて、とりあえず書いておく。当の連邦国家でさえ自他ともに認めているが、連邦はとにかくかなり海戦に弱い。それを補うためにサタサファが開発されたようなモノだが、いかんせん何の意味もなかった。まぁ、潜水艦隊の一戦術を「ドルフィン」でも「フライングフッシュ」でもなく「ウルフ」パックって言っちゃうくらいだからね…。
第五に、DT-38A ジャンキーモンキー。
地雷を埋めるくらいしかできない能無し兵器。だが、世の中には線路を敷くしか能のないヤツもいるので、コイツもそういう類に入る。僕たち兄弟がガレッガシリーズを連れて脱出していった後に、なぜかこんなのに、連邦側がいろいろ改造したようだが、それでも、こんなジャンクはスクラップにでもして、再資源の有効活用でもすればよかったのではないか…?
その結果かどうかは知らないが、破壊しても破壊しても鉄の腕は、地雷を埋める作業をするために出てくる。一本当たり結構なお値段するらしいが。
散々お世話になっている癖にアレだが、連邦国家の大富豪振り、特に資金と物資の豊かさは、ほかの国家と比べても異常すぎる。
だが、国民の生活や基本的な社会インフラがそうでもない割りに、軍事方面だけがああいうことになっているあたり、文明の恐ろしさや正気の沙汰ではない部分を感じ取ることができる…。
…やはり、土地が肥沃で、美味しい水や食料がたくさんあって、精神と自然が豊かでないと…。そういう『吾輩は傭兵である。名前はあるが。』っていう生き方になるんだろうな。
…イヤだなぁ。僕たち兄弟なんて、シエスタとトマトさえあれば生きていける、っていうのに。
第六に、DT-070 キングクリムゾン。
すいません。グロウスクゥイードもだけど、僕たち兄弟はあんまりかかわってない。だから、意外と語られることは少ない。
それにしても、グロウスクゥイードを格納するっていうのは本当に最初期からあった。けど、ああいう形になるなんてなぁ…。
やっぱり、連邦の科学者や機械技師ってまともなんだね。…はい、すいません。
子分やペットとして大量の『シュミット』なジェット機を格納している。
もし、連邦国家が生き延びていたら、全く時を経ず、すぐさまアレを正式な戦闘機にしていただろう。レシプロ機の天敵である。
よっしゃ、潰しておいてよかった!!!!!
…でも、しっかし。あれって相当巨体だけど、空を飛べるようにちゃんとテストしたんだろうか?
…あぁ~。ギュイギュイ軽々と、空を飛ぶところを見てみたかったモノだ。
そして、第七かつ最後の、グロウスクゥイード。
御面だね。どう見ても。高貴で低俗な王子様の素顔を隠すための御面。
…と、真実はこのように虚偽で隠されているのである…。ってスクゥイード関係ない。
えっ?「褒めたくないから、こんな態度してんのか?」って?…イエス。そうだよ。実際、『褒めたモンじゃぁない』んだし。
『エネルギー炸裂弾』とか『高性能レーザービーム』とか、別に褒めるべきモノじゃぁないんだし。
…確かに、凄まじくうらやましいけどね。
…やっぱり、潰しておいてよかった。世話と金は賭けてくれた恩人だけどね。
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…僕達兄弟が大義を不要とし、一切掲げずに引き起こした、戦争を終わらせるための、そして、その第一原因である連邦国家を倒すための戦争。
…大陸戦争。推定死亡人数約580万人。…戦死者のほとんどが、僕たち兄弟に、直接的あるいは間接的に葬られた連邦国家の兵士、そして、民間人。
兵士にしろ犠牲者にしろ、その死亡人数はただの数ではない。本当の意味で、無味乾燥かつ殺伐と一人一人の命を数えることはできない。あえて、国や軍はただの数字として扱っているが、決してそうではない。
魂があって、精神があって、個性があって、人間関係や絆があって、当の本人が生きていた人生があって…。結局、多くのそれらが、いかに消えてしまったか、の数字でしかない。…本当にっ、それ以外の何モノでもない!
…血と鉄鋼の錆び付いた臭い。とてつもない高温によって焼け朽ちた焦土。
人知れず峡谷に作られた秘密の兵器工場。
古代の森と遺跡に囲まれた高原。壊滅させられた上に、制圧された街。
コークスと汚水が環境を崩していき、大きな機械が人間を押しつぶす事件が多発する工場。
一時的に人が大量に来たが、打ち捨てられて朽ちていくだけの寂しい戦艦と海上要塞。
人間禁制の聖域である、厚く高く空中に沈む鈍色の大きな恵みをもたらす雲。
大いなる自然が全くなく、人工的すぎて血肉が冷え切っていく、精神的が水晶の夜みたいに凍てつく都市。
有事以外には何の意味も無い、軍事や国家の為だけに存在する、本当に存在意義と価値の分からない秘密滑走路。
弾丸一発で弾け飛ぶ、神に見捨てられた悲哀の軽戦闘機。
炎と煙を上げながら墜落していく、神に見初められた幸運な戦闘機。
無機質な鋼鉄の身体に、熱を燻ぶらせながら破壊される戦車。
その重々しい鋼鉄の身体を跡形もなく兵士ごと、粉々に砕け散ってしまった中型から大型の戦車。
―無慈悲冷酷(NO REMORSE)。それが最終的鬼畜行為である戦争の実態だ。
あのさっき潰して、倒していった複座型戦闘機には、一般的な戦車には、あの妙なデザインをした兵器には、一体何人乗っていただろうか…?その数はどうあがいても推測でしかない。どこまでいこうが、ただの数字だ。…本来なら、推定死亡数で人間を数えるという扱いは、ふさわしくないのだろう。
そんなのは、暴君的・非人道的と思われないための国家が示す態度であって、決して心からの対応では無い。
それも含めて、近代における兵器戦や機械戦争が、歴史上で一番残酷な戦争と言われるのは、そういう兵器の群れに乗り込んで、戦いをしてしまえば、彼等はもう機械パーツの一つであって、生物や人間ではないと決め付けてまで総力戦を強要させる、それに尽きるということなのかもしれない。
古代から中世の闘いならまだ分かる。宗教が絡まなければ、まだまだ人間には精神的余裕があり、武器の性能が弱い為に強い歯止めが効いていたからだ。殺せる数に、ある程度限りがあった。自然に悪い影響を与えることも無かった。一部地域と特別な時期を除いて、本気で戦うこともあまりなかった。
だが、科学と人為技術が全てを、武器の歴史を塗り替えた。…宗教や為政者ではなく、国全体が兵器製造と殺戮を奨励しはじめた。
国を守るため、国の威厳を示すとかいいだして。それが、他国へのけん制や自国の繁栄に効果的、だと他の国も踏んだのか、
こぞってアホみたいに大きい巨大な兵器ばかり作るようになった。僕達兄弟や連邦国家の場合で言えば、スレイヤーやキングクリムゾンがそうだ。
だけれども、いつの間にか、どこの国もそういうアホをやっているのが無意味だとさとるようになり、小~中型の精鋭かつ高性能な兵器作りに力を入れるようになった。この場合、ブラックハートとMk-2がそうなのだが、同じように『彼女』のきょうだいであり、次期主力戦闘爆撃機として、僕達兄弟が宿命に沿うかのように試作したガレッガシリーズ…、も実にそうなのだ。
重厚な存在感のある存在。『私=私。』
『存在するか、せざるか。ソレだけが問題だ。』
全てを綺麗に映す鏡のような水面に何の変哲も無い小石が投げられて、『彼か彼女』が大きく美しい波紋を作り出す。あまたいる『神の子』が再び降臨しなければ、いつまでも戦争は終わらないのだろう…。
…ビルド&スクラップ。壊滅と復興。
易経が語りついで来た教え。完成(済)からの未完成(未済)。―盈(み)つれば虧(か)くる。
完全になった人間は、あっという間に未完成の状態へ引き戻される。
…異常だろうが、過負荷だろうが、悪平等だろうが、乱神とか改神をしようが、しなかろうが。
…だから、フラスコは砕け散った。
…『世界は輪廻(ループ)している。』
遥か昔に、環は完成した。今も、閉じられている。『メビウスの環』という変容は期待できない。
最初であり最後。天空であり地底。黄金の回転。旋回の中に旋廻。周期的な革命によって(The Revolution of Revoltion.)
究極の完成が、古い円環(トーラス)を終焉させる。新しい円環(トーラス)はしばらくの間、究極の未完成でありつづけるだろう。
…新しい円環が必要となるまで。
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…戦車の地~連邦国家。
連邦国家は戦車が好きだ。その、戦車の愛は連邦国家戦車連隊・機甲師団という名の、近辺にある他所の何処よりも強力な戦車師団を組織するくらいだ。…無論、俺も大好きだ。
砂漠戦と陸戦の最主力なところが好きだ。ガタガタと確実に、歩を進めながら進軍するところが好きだ。
変にお間抜けなイメージ(明らかに、最強すぎる戦闘機と超高性能軍用ヘリの所為で)が抜け切れないところが好きだ。
バカみたいに流氷の上に配備したり、パラシュートをつけて投下させたり(※なぜか滞空する)できるところも好きだ。
巨大航空戦闘機に、艦載機ならぬ艦載戦車として結構多めに積んであったり(※意味不明)するところも好きだ。
好きな点を、取り上げれば一行にキリが無いが、いつか上げきってみせる。丸一日費やしても。
…と。このように、産業革命がかなり進んだ頃より、連邦国家や俺みたいなヤツにとって、軍備や兵器の種類においては『戦車出せ、戦車ッァ!!!!』がスローガンである
…さて、俺はいろいろと、主に製図と人生に疲れたので、あのウェインとか言う芋兄弟に日々の仕事をあらかた押し付けて、今話題らしい最新鋭の戦車を見に行った。
「もしも、あんたにそんな元気があるんなら、本当は疲れていないのでは?」とあなたはいうだろう。…しかもウェインって。というコメントも最後につけて。
あぁ、そうだよ。気に食わない人間のクズ(迫真)に八つ当たりして何が悪い。…そうだろうよ。
…さて、目的へと到着完了。
そこについたら、お目当ての戦車があった。でっかい緑色の特大サイズ。うれしかった。新作の兵器。どのくらい高性能なのだろう
超巨大すぎるが高性能戦闘爆撃機の的になろうが構わないぜ系の戦車だった。…豪放磊落。…まるで、東洋の海に君臨するヤマトゥの戦艦。
でも、ひとつ気にかかって致し方なかったのは、用途や目的不明の謎の部品が付け加えられている、ということだった。
背後につけられた、左右だけにしか動かないわけのわからない、黒い棍と箱型パーツを取り付けたような変な武装もだが、なんだかオモチャみたいなチェーンでつながれた部品も見える。
…果たして、何のためにあるのだろうか?
…だが、よくよく見て現実を冷静に見ていくと、俺のそんな気持ちも一瞬に冷めていた。…ホントに一瞬だ。
…とりあえず。なにか知りたくて、俺はそこらへんにいた作業員に聞いた。「これって何だ?」
「カルベルトだよ。『カルベルトヴァーゲン。』」
どうやら、カルベルトとはこの戦車につけられた名前らしい。後で話を詳しく聞くと、開発者の名から取られたそうだ。
ついでだが。英語圏では、ヴァーゲンのところをアーマー(武装兵器)と、ちょっとアレンジして紹介するらしい。
さてはて、テストも実技、それに完成式も十分終わったので、これからカルベルトさん所のヴァーゲン君がデビュー、即ち初仕事らしい。おい、戦車が初仕事…?…演習にでも、赴くのか?
一瞬、そのことに気が取られると、俺が驚愕する凄い事実(※ちっとも凄くは無い)が発覚した。
「じゃ、ヴァーゲン君。線路敷く作業よろしく。」と、彼はヴァーゲン君のスイッチを入れた。…戦車ではなかったのか?
そんな俺のノーマルな疑問を押しのけて、ヴァーゲン君は、仕事を果たすために線路を敷く作業を黙々と始めた。
「ありゃあっッ??なんだ?!!結局??!!戦車じゃなかったのか??!!」
「あれは戦車とは違うよ。工作装甲車。…線路という名の軌道を工作するためのヤツさ。…だけど。お前、さぁ。何を戦車と勘違いしてんの?あれ、どこからどうみても戦車じゃない、…装甲車だよ。っていうか、『ヴァーゲン』って車両って意味だろ?」
「」
…カルベルトさん所のヴァーゲン君、…オメー。
ややこしい。なぜ、ロクに武装が整っていない作業装甲車に『アーマー(Armor)』の単語をつけるのか?
それならその部分を『カー』にしろ。戦車ですらないのだから。
もう連邦国家戦車連隊は、いや、それどころか、全面支援(バックアップ)する機甲師団も、ウェインとかいうあの芋兄弟の悪影響をここまで受けちまったか…。と、思ったが、本当のところはヴァーゲン君を、自国の科学者他製作者と工場ではなく、他の兵器会社に外部注文して作らせた、ということだそうだ。
これで安心。…なんてオチはねぇよ。だが、芋兄弟の同類が、まだうじゃうじゃ居ることはわかった。
…それにしても、一体その会社はどこにある会社なんだ…?
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…青空の間に雲。そして、鉛色の空。
…かわいい名前の爆撃機。そして、同じ名前をした変すぎる何か。夕暮れにたたずむ紅海の戦艦。緑と荒地が同居する場所の軌道工兵。流氷地域で活躍するディーゼル駆動潜水艦。とても馴染み深いオシャレな街の武装列車。一応ありえない小さな島ほど大きい戦艦、『あの子』に良く似た誰かさん…。
散々兵器や機械に親しんで、『我が子』と暮らしてきた僕達兄弟ですら見たことが無い、機械仕掛けの戦争兵器達。
…僕たち兄弟はなぜか、そんな『彼等』に親近感を覚える。…なぜだろう?
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ウェイン兄弟は実の所、曲芸飛行くらいしか出来なかった。それ以外に、ただ空を飛ぶことだけが。
そして、開発・製作した『我が子達』の飛行能力や攻撃性能周りをテストをする以外は、戦争用の飛行機――戦闘機、爆撃機、艦上機、雷撃機、迎撃機、艦載機、偵察機などに乗ろうとすることなど、基本的にほとんど無かった。
単に敵の攻撃を避けて、様子を伺ったり余裕を見せたりするのと、的を撃ちながら避けつつ戦うのは、根本的に違う。
二つのことを同時にこなさなければならないのだ。
さらに、よく知られたぬるま湯のような話だが、曲がりなりにも本気の戦争ではない、ごっこ遊びであっても、敵の攻撃が激しい割に、的が小さいとその感触は手堅く残る。もどかしい。つまらない。ジリジリする。はやく倒したい。…楽しくない。
さっきのは、割とどうでもいい一例だが、そのことをバーチャルや電子的な幻影であっても、よく理解できる人たちがいる。そう、シューターのことだ。そういう人たちの頂点に達した者たちを、神と呼ぶ人もいる。
そして、その撃破されたボスも、彼等のかなり前から既にカリスマであり、彼等がそのカリスマたちを撃破出来たことはこの上ない名声である。実際、それ以上の強さを誇るカリスマボスのトップランカーたちを倒したものは、本当に数える程度しかいないし、下手をすれば一人か二人かの時もある。傍から見れば修羅の国ですら生ぬるいが、それでもあの世界で、我々はまだまだ楽しく過ごしている。
…実を言うと、それよりもはるかに大事なことがある。あまたある選択への責任と価値がどの瞬間も重い。生きるか死ぬかの境界線上でもあるから。例え、いくら上手に空での戦闘と敵機の撃墜をこなすことができようが、それと関係なく多くの三下パイロットが、この威圧に耐え切れず『この世から脱落』してしまう。
…無論。それは何千年も前から、世界各地の戦士や武将にも、当然言えたことだった。別に戦争兵器と機械戦争の時代で新しく発生したわけでは当然無いのだ。
…結局のところ、『あなたではなく、あなたの魂を殺すものを怖れなさい。』が、わかるか、わからないかの違いだった。
…では、ウェイン兄弟は?
…あの兄弟は、あまり死に対する恐怖を見せなかった。
なぜなら、連邦国家の誰一人すら、彼等兄弟の魂は殺せないのだから。代わりに、自身等が背負うカルマへの懸念がそれよりはるかに強かった。
…そういう人間はもう、とっくの昔に今の現代では耐えて久しい。どいつもこいつも、みんな浅はかになってしまった。
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…Overmind、即ちオーバーマインド(唯一意識)に導かれたような、GroupMind、即ちグループマインド(集合意識)。個人の意識という一滴の水が、唯一意識に導かれた集合意識という一つの大海に完全に同化し、溶け込んでしまった。そこに個人の意向は、…何一つ無い。連邦を潰そうとする僕達兄弟を、ただ無感情に抹殺するため、その組まれた無機質な命令構成(プログラム)。完全なる生き物である人間のはずなのに、そのアルゴリズムは、魔法の息吹が吹き込まれた人形のようだった。つまり意識や精神と言う、至極大事な部分さえ…機械化・人工化されているのだ!
……そのように、人間らしい感情や温もりを、その個人個人の個性ごと抑圧を加え、圧殺した結果。
与えられた指示を――自分のこれまた指示を与えられた――十分に機能を全うするほどのサイクルで動き――仕事をこなすためにスイッチを押し――指示を完遂する。そのいかにも無機質すぎるメカニカルな…。強大なただ唯一の意志が、ここに最高傑作として完成した。
何も狂わない歯車。何も不備も起こらない部品。何も間違いの無い構造。それらを含む合理的完璧主義。――実に愚かなことに連邦国家は――それを人間にさえ求めたのだ…!
連邦国家の全てを支配している不自然なほどに簡素かつ不器用な思考。連邦国家――そのような強大な一意識が考えていること。
自軍の兵器が破壊されてジャンクやスクラップになってしまった場合の対応。大陸戦争を終わらせる最短ルート。武器や燃料の使用が最低限で済む計算。大陸戦争後の連邦国家。兵器のメンテナンス費用工面。燃料と武器の補充と調達。新兵器の開発と製作、そして、投入タイミング。僕達兄弟を今すぐ抹殺するための冷酷で非情な全ての手順。『運良く』殺しきれなかった後の処理。…死刑にするか実験台にしようかというアイディアも含む。
男性性と女性性を雄性と雌性、あるいは大人と子供を成体と幼体…、と表現するような素っ気無さ。
…このような何もかもが、破壊的に倒錯した観念で、どこまでも突き動かされる文明を、高度と呼ぶべきだろうか?
高度と呼ぶべきだろう。…それ以外が発達しているのなら。それだけが高度ではないというのなら。…そう呼ぶべきだろう。…もし、そう勇気を持って主張する発言者が『恥知らず』なら!
[newpage]
~あとがき
○バトルガレッガの秀逸すぎて神の領域まで達してしまったメカデザインについて。
・徹底的な実利的合理主義による機能美。
・一切の無駄が無い(ようになるべく作られている場合もある)。それでいて美しい。
・兵器として実用性や便利さを重要視して作られているので、虚飾や無意味なパーツの無い洗練されたデザイン。
・ハッ!と驚かざるを得ない意外な武装やギミック。
・色味も渋く鈍色とセピア色的で、他のゲームと比べるとあまりにも地味だが、とても色彩豊かに美しく映る。
・世界観に沿いすぎて、逆に沿ってない部分を荒捜しするほど(特に隠しキャラ)の凄まじい調和性。
・ブラハ子機のかわゆさ。なんともオレンジと青のラインがかわゆい。
・ミサイルの噴煙描写などをリアルに凝りに凝りってこだわりすぎている、そのミサイルへの愛。
・兵器としての無愛想さと武骨さをこの上なく表現する、バトルガレッガそのものにおける全体的なディティール。
・それは、後々ウェイン兄弟のキャラデザ自体にも採用されていたりするという、徹底した統一性の勝利。
・他社(※グレフ:タイトーから独立)製作のアンダーディフィートにも引き継がれているという歴史上の偉大なる作品である重み。
・バトルガレッガ自体の世界観、ゲームシステムやその性質をよく表した、最初から最後まで一貫しているゲーム自体の全て。
○…もう。わけがわかんねぇよ。
・サーチと偽サーチの違い。
・オプションフォーメーション(※通常や隠し問わず)の名称。
・あのフォーメーションの正式名称ってコントロールかトレースなのかはっきりしろよ(懇願)。
・どちらがサーチで、ホーミングなのか。
・G-SHOTで拍手動作を行うという大道芸。
・使えない隠しフォーメーションの存在(ローリングとシャドウのこと)。
・ウェイン兄弟のナゾめき加減。
○シューティング自機(にありがちなこと)の特徴
・かなり強い。
・パイロットや戦闘機が特別な限られた存在(エースパイロットやワンオフ機体)である。
・救世主的扱いを受けている(人類の未来や希望とかを背負っている場合もある)。
・敵に対してほぼ無双状態。
・敵勢力の中枢となんだか縁がある。時に、切っても切れない深い関係がある。
・最後にして最高傑作。
・雑魚敵から見ると理不尽そのものである。やはりいつの時代でも、戦争で一番犠牲になるのは下っ端の兵士だった。
・続編を作る場合、必ず<初回プレイでのワンコインクリア>したとしか思えないストーリーになる。
・『神の子』『勇者』『宇宙仕事人』『凄腕の超能力者』という露骨でアレな設定。
・ゲームによってはカリスマや真ボスと闘わせられる。
・その終りは悲惨であることが多い。幸せな終りを迎えるのはごく少数。
・性格の型(テンプレート)は恐ろしく一定していないが、暴力を好み、好戦的であることが多い。
・弱者に手厳しい。だが、強者にも同じく。
・暗い過去や重い使命を背負っていることが多かった(90年代くらいまでの話)。
・年々、女性が進出してきていて、結構割合が増えている。
○Q&A
Q,聖白蓮=ブラックハート無印で、聖命蓮=ブラックハートMk-2なんですか?
A,そうかもしれませんねぇ(※どうやら、そこまで考えてないっぽい)。
Q,G-SHOTと貫通弾の技術ってダマスカス鋼(ウーツ鋼とも)で説明できるんですか?
A,できるわけ無いじゃん(当然)。
Q,ドーモ、アルジミヤ=サン。あなた、ワーゲンの意味って「武装中隊」だと思い込んでましたけど、あれ普通にドイツ語では「車両」って意味らしいですよ?
A,英語版では「ワーゲン」→「アーマー」だから、余計ややこしいんだよ。だって、英語力いくら会ってもぉ、ドイツ語力皆無だしぃ。っていうか、なんで「アーマー」なんだよ、「カー」にでもしとけ。←相変わらず、間違いと勘違いだらけの作者。
Q,…おやおや、隠しページがあるようですが?
A,…真実や神の国はあなたの心、その中にある領域だけに閉じ込められている。
○参考URLなど
バトルガレッガ→http://www2c.biglobe.ne.jp/~abfuku/o_games/garegga.html
―サイト管理人様の博学多彩な有識と見解には、大変助けれられました。この好機に乗じて、感謝いたします。
是非、バトルガレッガ自体をご存じない皆さんもお読み下さい。…最高に、面白いです。
GAMER's Hard To Heart Vol1 ■BATTLE GAREGGA ■→http://hwbb.gyao.ne.jp/tukikage/gHTH/garegga/gareggaindex.htm
―このサイトに掲載されている一連の小説は、他に比べるモノが無いくらい至上!、と表現したいほどに完成度が高く、素晴らしいです。私の程度をはるかに越えるくらいの、バトルガレッガに捧げられた果てしない愛を感じます。今までに書き散らした拙著のバトルガレッガ小説全部、だなんて、あの方が書いた小説と比べるのも、並べるのもおこがましいです。拙著の一連、その最初から最後全てを無視してでも、どうぞ御読み下さい。
バトルガレッガ - So-net→http://www016.upp.so-net.ne.jp/usitora/garegga.htm
俺とガレッガ。→http://extendead.web.fc2.com/iroiro/gare.html
―こちらのは、ただのレビューですが。このサイトに出遭うという幸いを感謝するくらいの、ゲーム本編のことを知る為の良い手助けになるでしょう。
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―隠し?
・死にネタです。
・暗いです。ゲーム本編より。
・ライジングというよりアイレムの感じに近いです。
・つまり、どこまでもシューティングゲーム的な話です。
・だけど、地球は滅亡しません。
・読んでから文句は言うなよ(約束)?
・ウェイン兄弟が好きなら読まないほうがいい。これは試金石だから。
・バトルガレッガ自体が好きで、ウェイン兄弟に対してそうでもないのなら是非、一読を。
この先、ウェイン兄弟の故郷から100万キロメートル。
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○頼り尽つきて、哀悼の胡蝶夢~Peaceful Death.
鈍色の空。もうすぐ、きっと晴れるだろう、と信じているくらいの。
墜落した二号機の傍で、そういう空を見る。その割には、息たえだえで血まみれの僕。…さっさと死ねばいいのにね。まだ、それでもいきている。意識があまり動かない中、周囲に散らばるように多く存在する、僕と同じように墜落かつ撃墜されてしまった戦闘機を見た。そこには、当然ながら僕が打ち落としたのもある…。
さっきまで、自由自在に空を飛んでいた鉄塊。それは、僕の愛機である二号機も同じ。
『天と地ほどの差』と表現することすら不正確な性能面の圧倒的違いに、あの戦闘機たちに乗るパイロットほぼ全てが、無責任な人命無視を貫く上部命令に一言も逆らえず、身心共に自分自身をあらかじめ屠りながら死んでいったに違いない…。
…結局のところ。…僕は、死にぞこないなんだ。他の撃墜されたパイロットとは違う、特別な祝福。
…でも、どこまで、それが続くかは判らない。
だんだんと、僕も心臓を動かすことすらきつくなってきた。…それにしても、兄さんは今何処に居るんだろう?何をしているんだろう?…僕が撃墜されてここにいることを知っていてくれているのかな?…その前に、ちゃんと生きているんだろうか? …もしかして、弟の僕と同じように、もう墜落しているのかな? …そして、僕と同じように死ぬ。
…あぁ。…眠いよ。僕疲れきって体がギシギシいってる。怖い。キツい。辛い。痛い。…苦しい。
…もう、死ぬのかなぁ。…別に、死んでもいい。この世から去るなんて、死ぬなんて何も怖くない。…でも。
…僕の兄さんに「さよなら」を言えない場合…、それはちょっと腑に落ちないし、はっきりいうといやだなぁ。…兄さん。
…先刻(さっき)、走馬灯がよぎった気がした。だけど、全然見えていない。わからない。その上、何一つも詳しい内容はわからないけど。…もしかしたら、まどろむ時に見る夢で、走馬灯ではないかもしれない。あれはただの夢。僕はずっと生きる。僕の兄さんも。永遠に。もし、そうだとすると、あのキリストみたいに復活するのだろうか。蘇生するのだろうか。将来に必ず、僕は。
…あぁ。そんな。我が救い。親愛なる神様。
…もう、ダメかな。さっきの夢、一号機と兄さんが撃墜される夢だった。思い出した。
『あの子』。ワインダー。凄まじい爆発。まさかの一撃。即、死へと至る。だんだん心が原初の渦巻きみたいにかき乱されて、僕は思わず、男なのに涙を流してしまった。
…死にたい。だれか僕を殺してくれ。止めを刺してくれ。じわじわ弄んでもいいから。慰めてくれよ。傷を優しく撫で回して。
…。なぜか、心がすべてをはっきりと映しだす鏡のような、澄み切った水面のごとく静まり返った。
もう、兄さんのことも、自分のことも考えられない。…あとは『眠る』だけだ。
…それでも、僕は逆らって、兄さんや自分について一所懸命に考えることに、全精力を注いだ。
…僕たち兄弟自体の存在という存在、その全部が全部、結局ダメだった。なんで、もっと早めに、さっさと死ななかったんだ?ゴミみたいなクズで、ジャンクみたいなスクラップ。…そんな中に、突然生じるおそらくですらない想い。それはそれは、悲しく虚しい希望的観測にすぎない。…それでも、…きっと、だけれども。次こそはうまくやれる…。いや、やってみせるね…。
…それに、兄さん。…この伝言は届いてる?
いままでずっと、世話ばっかり焼かせてごめんね。それなのに、僕は、そういう、いつも優しい兄さんに、何もしてやれなかったし、できなかったね。ホント、ごめんね…。そして、ホントにいままでありがとね。もう、僕は寝ます。きっと兄さんもすぐに寝付くと思うから。必ずどっちも目覚めて、また顔を合わせようね。約束だよ。…それじゃあ。
…おやすみなさい。
その経歴と技術、またアイディアから生じた機械。技術。兵器。製品。…そのどれもが、僕達兄弟の創造した『我が子』である。ただひどいことに、印象や愛着には雲泥の差があるが…。
…さてはて、僕達兄弟は『息を吸うのもおっくう』な中、やっとここまで本を書く気になったのだし…、それにいろいろありすぎる事情やら理由やらで、公式な歴史書や記述から、僕達兄弟の存在は確実に省かれるのだし。
…あぁ、だからこそ。ここにいろいろと、その『我が子』について、書けるだけ書いてみようと思う。端書きや記録のつもりで。
…最後に、読者の皆様。すみません。歴史家志望ですらないので、物凄く拙いのですが…。どうかお付き合いを…。よろしくおねがいします。
…僕達兄弟が『我が子達』の型番(シリアルナンバー)を覚えているように…。生命を御創りになられた方は、きっとその全ての『しるし』もご存知だろう。
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まず、一番最初は…。開発コードGことガレッガシリーズ。全4機。僕達兄弟自身かつそのものであり、…そして、その投影。
一号機・G-1010 戦闘攻撃機 「シルバーソード」
二号機・G-130 陸上戦闘迎撃機 「グラスホッパー」
三号機・G-1026 軽艦上戦闘機 「フライングバロン」
四号機・G-913 重艦上雷撃機 「ワイルドスネイル」
そして、『あの子』ことブラックハート、そのまたきょうだいであるブラックハートMk-2。
…僕達兄弟の子供達。……その筆頭。
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―機動性、攻撃力共にバランスの取れた機体。機首に18ミリ機関砲4門を装備している。なお、Gシリーズの4機体には、それぞれ装備品の違いによる4つのバリエーションが存在する。G-1010には他に「キャノンボール」「マサムネ」「シャッタースター」と名付けられたタイプが存在する。
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まず、シルバーソード。そのバリエーションは三種。
ガレッガシリーズ一、連邦国家の理想と完成形に近い機体。操縦性も火力も申し分ない。普通に高性能。
そういうところも、まさに昔から、戦争のときに多用される武器の筆頭である剣であり、高貴なる人々の道具に用いられる貴い銀。
…もちろん、機体自体はそこらへんにある貴くない金属で出来ているが。それにしても、銀製の戦闘爆撃機って弱そうだよねー。
スペシャルウェポンは、スーパーナパーム。速度が遅い二重攻撃が出来ない代わりに、単発の威力と敵弾を消す能力は、『本家』よりは上である。それと、本家には無い機能に、移動方向とは違う真逆さまの方向に発射できる、というのがある。
が、あまりにも暴発や誤射が多いのが、いろいろとアレである。僕達兄弟は決してナルシストでは無いけれど、そんなに自分を否定したくない。…それにしても、オートボンバー機能が付いたらどうなるのであろうか?
…どうもならないだろう。暴発と誤射が目に見えすぎて飽きるくらいに、増えるくらいだけだろうな…。
…それなら改良しろよ、と言う話だが。…やる気が無い。
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―機首に14ミリ回転式機関砲(ガトリング)2門を装備し対陸上兵器用として開発された機体である。バリエーションは「レインフォーサー」「DGRオクトーバー」「ダイビングフォックス」がある。
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次に、グラスホッパー。そのバリエーションはシルバーソードと同じ。以下の三号機と四号機も同様であるため、以降を省略。
対地攻撃に特化した、空中での戦闘より地上への爆撃が得意な機体。しかし、対空攻撃への耐性は十分であり、軌道工兵、特殊工作機、砲台、装甲車や戦車たちの天敵である。長く燃焼してじわじわ炙るようなタイプのナパームも積んでの出撃が可能。
致命的な弱点は、通常ショットの攻撃範囲が異常に狭く、破壊可能弾の脅威に怯えることがダントツで多いということだ。
もし、オプションつきでもそれに頼る率が凄まじく上がる。
やはり、どういう時もどこでも、自力でやらず外部依存なのはどこまでも頼れない。
スペシャルウェポンは、ストロングバルカン。豪放磊落に大量の弾丸を浪費しながらガトリングを高速で回し、薬莢と銃弾をぶちかます。
実は、前のかなり重く大きめの銃弾より、後方から発射される薬莢の方がそれより攻撃範囲が広く、威力も強い。
背後からの卑怯な敵や潰しそこねた多くの兵器他に、小さめの砲台や小型戦車を軽く押しつぶすほどの、大自然に降ってくる雨や霰とは比べモノにならないくらいの、弾幕を浴びせさせる。
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―攻撃力としてはいささか貧弱な16ミリ機関砲2門を備えているにすぎないが、機動性、運動性に優れた機体である。「ストーミーオーメン」「レッドインパルス」「ブラックツエッペリン」がバリエーション。
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三番目は、フライングバロン。
軽量と速さを重視した機体。僕がこう書くとはっきり言って自画自賛だが、とてもオーソドックスで綺麗なデザインをしている。
やっぱり、『一流はかならず歴史の流れを汲んでいる(―ゲーテ)。』んだな。…あっ、ちょっとだけ自画自賛度のランクが下がった。
スペシャルウェポンは、ホーミングミサイル。この時に使う用に作られたミサイル射出機を二つ外部に出し、そこから敵を追尾する(ホーミング)ミサイルを視界一面を多い尽くすほど発射する。
だが、まだまだ僕達兄弟の追尾技術(ホーミング)は未熟であり、G-SHOTのように一個一個精密に仕掛けることはできたが、まだ百~千個単位でそのような機能をつけるのは、当分まだ無理だろう。
だから、バロンちゃんに積んでいるミサイルのホーミング性能は結構低い。かなりの改良が必要だな。…というわけで、だれか資金援助してください。お願いします。
あと、おまけだがバロンちゃんは実をいうと、ここだけの話、オーダーした連邦側から『こんなに軽量でこれほどいささか武装がお粗末であれば、囮機や偵察機としてしか使えないのだが…』とけなされた。…なにをゆう!ふざけるな(迫真)! 低コストで作れるだろ!
…まぁ、結局ワンオフ機体で終わってしまったのだけどね。
ちなみに、爆撃戦闘機としては、曲芸をしたり高速で飛ぶのは得意中の得意である。物資の運搬や農薬散布も同じく。
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―機体上部に強力な30ミリ機関砲4門を装備した重戦闘機。しかし、今だ未完成の機体でもある。「アイアンマッケレル」「ロストチャンピオン」「ゴールデンバット」のバリエーションの内、「ゴールデンバット」がもっとも操縦性に優れているようだ。
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最後はワイルドスネイル。
雷撃を得意とする重戦闘機らしく攻撃と火力を重視した機体。
それと引き換えに、飛行スピードは遅い。操縦性も悪い。
重量はかなりあり、威力の強い雷撃(ミサイル)が撃てるが、艦上機として作られてるため、それなりに滑空距離も短くて済む。艦上機や艦載機は三号機・バロンのように軽いほうが良いが、それでも戦闘機としての性能や仕様は、ペイロードやエンジンなどの高性能な部品関係にも影響がかなり及ぶため、なるべく重いほうが良い。
…だから。戦闘機において、最も目立っている上に最重要の二律背反を、この四号機は抱えているのだ。
…開発者として、僕たち兄弟自身として、いろいろと忍んでいうが、まだこの四号機は、その二律背半に対しての解答や結論が出せず、いまだ未完成である。うまくその二律背反を解消して、両儀的な調和へと昇華させるパーツとアイディアを、まだ僕達兄弟は発見していない。
…だが、それでも。連邦国家のオーダーは、必ずこなさないといけない。たとえ、四号機が未完成であろうとも、それなりに実用化しなればならなかった。
そのために、あまりに見ていられない取り繕いだが、搭載エンジンの開発全般と製作には、相当苦慮した。
だが、最終的にそういう労力と配慮は報われた。他のガレッガシリーズよりも、明らかに優遇されているといえるほどの、どんな堅い装甲にも有効である上に、威力の強い貫通弾を搭載することができた。実は、二号機にも搭載されているのだが…、このスネイルほどの強さと使い勝手は無い。三号機と一号機にいたっては、全く搭載されていない。
ついでだが、この貫通弾は僕たち兄弟が丹精を込めて作り上げた代物で、今現在も特許出願中だ。事の本質はいまだ未完成の癖に…。
スペシャルウェポンは、サーチファイアー。スネイル専用の火炎放射器から、戦車すら焼き焦がす超高温の炎を自動的にサーチしてから敵に浴びさせる。敵弾を幅広く消す力も十分にある。
…だけれども。間違っても、鳥に使うんじゃぁないぞ。…いいかい?僕たち兄弟との、大切なお約束だよ。
……、あぁ…。言い忘れていた。あと、実の所。スネイルことスネちゃまは、相当燃費が悪い。
何より、あまりにも重い武器と機体、そういうのをスムーズに動かすため、これまた重く強い力を作り出すエンジンを動かさなければいけないからだ。連邦国家のように、裕福で大富豪でなければ、あまりみだりには使えない。大食いっていうのは、イヤなモノである。
それを考えると、バロンちゃんは燃費が良すぎる。低燃費飛行機バロン。あと、ソードとホッパーは、戦闘機や爆撃機としては何も特筆すべき点が無いくらいに、普通である。
…あぁ~。これも個性と言うヤツか…。
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…最後に忘れていたけど、というヤツで、G-SHOTのことも書いておこうか。
ガレッガシリーズの大事な副武器(サブウェポン)であり、時に、れっきとした主力武器にもなる。他の戦闘機になぜ装備されていないのか気になる、それくらいに素晴らしく役に立つんだ。…はっきりいって、まごうことなき自画自賛だけどね。
フォーメーションの順番は、ノーマル→バック→フロント→ラウンド→トレース→ノーマルの順による。
隠しフォーメーションには、ワイド、シャドウ、サーチ、ホーミング、チェーンがある。
今度追加する予定の、新しいフォーメーションとしては、ローリングというのを考えている。
かつて、僕は『G-SHOTはすべて弟ジェイの作品』だと言ったし、そのことを君はきっと覚えていると思う。
だけど、本当はちょっと、ちょっとだけ違うんだよなぁ。
…実は、G-SHOTの制御指示系統プログラムを最終調整して、結果的に仕上げをしたのは、ジェイの兄貴である僕なのだ。
全体的な作業工程の0,1%にも満たないが、それは重要かつ有意義な仕上げだろう。
主に、プログラム環境周りに動作不安定等の修正、それにトレースの仕様を変更した。自機の進行方向から、その真逆にG-SHOTの攻撃が向くようにしたのだ。
設計者のジェイ本人は、トレースの攻撃方向を自機とは逆にしたかったのだが、本人のプログラム力不足で出来なくて、自分のバカさ加減にいらだちながら(ジェイにしてはかなり珍しい)、仕方なく正方向に攻撃する仕様にするしかなかったのだ。…だが、兄貴の僕が一応弟が切望していた仕様にした。
…最後に。あまり意味の無い雑談だが、風の噂で聞いた話では、僕がさっきいったように仕上げ、満を持して実装した最終的なG-SHOT・トレースの仕様は、REVERSE(リバース)といい、ジェイが仕方なく仕様化して実装する予定だったのを、NORMAL(ノーマル)と呼ぶんだそうだ。
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ふゅう…。粗方終わった、様な気がするけれども。もう書くことは、って…。むむー。
…本当のところ。あえてここで書かないことが、多々あるのだが…。だけれども、それをいつか書くことは無いだろうが・・・。
「それについて詳しく知りたい!」とか「書いてくれ!頼む!」なんて無粋なことは言わないでくれ。
…誰にでも、技術上の秘密はあるものだよ。あなたがたにも、僕達兄弟にも。
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コレで終りかなぁ。…?? …そうだねぇ…。
……あぁ、『あの子』の話か…。いいだろう。出来る範囲で話してみるよ。
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「G-616 ブラックハート」連邦がウェイン兄弟の残したメモをベースに作り上げた最強の拠点防衛戦闘機。可動式35ミリ機関砲を初めとした武装の数々を搭載したペイロードの高さの秘密は、小型ロケットエンジンにある。実働時間こそ20分ほどではあるが、その圧倒的な火力は敵に生存の余地を与えない。
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…まず、『あの子』は僕達兄弟の拙いメモ書きから生まれた。…確かメモ書きの時点では、『プロペラの付いた全翼機』という他愛の無い感じだった、と覚えている。…曲がりなりにも、レシプロ機・ガレッガシリーズのきょうだいだから。でも、僕達兄弟は怖かった。この『兵器』を作り上げ、動かし、実際に戦場に投入すれば、確実に『最終殲滅兵器』になるだろうと。…僕達兄弟は、悩む間も考える暇もほとんど取らず、速攻でこのメモを捨て去ることにした。…だけれども、しかし。
…さて、『あの子』があんな風になったのは…、連邦国家の機械技師を通じて、僕達兄弟の上司でもある軍人…あの大尉さんを使って、そのどうでもいいメモ書きの有用性を見抜き、捨てようとしていた僕達兄弟から頂戴したのだ。
…連邦国家には昔から、僕達兄弟にすらない『先見の明』があった。だけど、それでも、『石橋を精密検査してから渡る』のだった。…まず最初は、ジェットエンジン装備の実験台にされたらしい。「それが最良である。」と最も信頼している方程式と科学理論が、答えをたたき出したということもあるらしい。それ等の諸理論と方程式の正当性が証明され、上手くいくと、次々とステルス性能や電気可動の実験台へ…。
それでも、『あの子』はスクラップやガラクタにはならなかった。逆に、連邦国家の最高傑作になったのだ。
そこには、もうガレッガシリーズの面影は無い。前身のプロペラ全翼機成分など尚更ない。
…もし、彼女がもっと長く生きていたらどうなっていただろう?『最終殲滅兵器』としてもっと活躍していたのだろうか?
それに、こういうのは『生みの親より育ての親。』というのか…、『あの子』を発案したモノである僕達兄弟もだが、それ以外の人間や兵士を大量に屠って、それなりにご満悦だっただろう。彼等に彼女等は、神への大事な捧げ物なのだから。爆薬と毒の匂い。聖別の戦争。小羊達は殺されるために生きている。
…どちらにしろ、やはり、連邦国家の完全勝利に終わるのだろうか。国を倒すことは西方大陸でも夢の又夢だということだろうか。梁山泊は清められた。とある塾の敵によって、とある馬の骨にしか過ぎない敵によって、あどけない少年によって、裏切りによる裏切りによって、独裁的な国家によって、軍隊によって、宿命によって…。
……そういえば、『あの子』は…。レーダーに映らなかった。僕達兄弟御手製のヤツでさえ、全く。やっと『有視界飛行』の中…、目視で確認できた。ガレッガシリーズと僕達兄弟にさえ忘れ去られたきょうだいの姿。もし、あの時に『無視界飛行』だったら…?と、考えるのは正直ゾッとする。
もし、『あの子』が姉だとしたら、Mk-2は『弟』だろうか。僕の弟ジェイとは違う感じの…。本当は、『妹』かもしれない、けれど。いや、『妹』だと僕は確信する。もう、僕にとって心から『弟』として愛する存在は、ジェイ一人で十二分だから。
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あの、威圧と加虐趣味に満ち満ちたワインダー、非情なる超高温バーナー、余裕を見せながら鋼の楔で一瞬にして動きを封じる高速の射撃、ありあまる武力で押しつぶように凄絶にバラ撒く機雷。
…『銀河一後方に強い戦闘機』。そう。全くのそう。『あの子』は確かに『カリスマ』だよ。
…だけれども、本来の意味では、カリスマとは『神の恩寵』『神の子』『神性』『キリストたらしめる力』と言う意味を持っている。だが、『御子』とはとても呼べない彼女が、どうしてそう呼ばれるのだろうか。神から生まれ出でたのでもない、神に愛されたわけでもない、神に守られたわけでもない、神に帰るわけでもない、神に…。いや、もうこれでいいだろう。
…だが、僕達兄弟は神によって生まれ出でた、愛された、守られた、そして、いつかその御下へと帰るのだ。
本当の意味で、『御子』や『神の子』という称号がふさわしいのは、僕達ウェイン兄弟では無いだろうか?
―イエスは彼らに答えられた、「あなたがたの律法に、『わたしは言う、あなたがたは神々である』と書いてあるではないか。
ヨハネ伝 10:34より。
…カリスマとは、神性の発現なのだ。多くの場合、『光』『信仰』『知恵』『力』『創造と破壊』など、星の数よりも多くの表現形態をとる…。……だから。
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自ら――僕達兄弟が作り上げた我が子――最強兵器達…。それは今、最大の敵となった。
…さてはて!
次は、大陸戦争において最終攻撃目標だった、大型の『我が子』達について説明するよ。
第一に、MD-113 ノーズラフィン。通称、ラフィンちゃん。かよわくて可愛いでしょ?
僕たち兄弟が、兵器開発者兼機械技師として連邦国家に勤めるようになったときに、連邦国家所属の機械技師達との親睦会や挨拶的に、一番最初に作った記念すべき作品。
…当然、完全なる型落ちの旧型であるが、当時最先端装備だったドリーム砲台は非常にロマンにあふれている。
そもそも、あの砲台には回転機能がなかったのだが、連邦側の技術者や僕たち兄弟が仕掛けたいくつかの細々しい工夫であそこまで流暢に動くようになった。わぁーい、夢のようだぁ~。ドリーム。ドリーム砲台~。
…それにしても、そういうのが一切ないのに、凄まじく高度すぎる技術で回転させたり、小型化したり、大型化したり、連邦や僕たち兄弟に負けず劣らずの多関節部品でキビキビ動かしたり、多重キャタピラもラスタ処理もガンガン通用させたりする超次元高度技術者集団がいるようだね。チャンスがあったら、いちど会ってみたいな。まさにああいう技術は、トレジャー(御宝)だよ。
第二に、SF-4518 マッドボール。
連邦のお偉いさんに「これを考えたヤツは頭がおかしい」と言わしめた代物。ひどい。
…そうだ!!!!これを考えたヤツは、ここにいるぞぉ!
…ボールちゃんは、一応というか正式に拠点制圧兵器である。まるで訳が分からないだろう。
やはり、そういうところも『頭がおかしい』のだ。
…さてはて、詳しく説明すると、底部の方に地面に機体を固定するためのドリルがついており、それをねじ込むことによって、簡易な移動式要塞や空中にも回避できる拠点になるのだ。…と、いうことだ。…わかるかな?
…あと。ついでだが。意外だと思うが、外周のパーツは意外と脆く、ほぼ使い捨てである。だから、あんなにペリペリ簡単にはがれる。…確かに、内周は違うけれども。
第三に、ST-22 アースクライシス。
失敗作過ぎて、試作機すら二機程度にしか作られなかったポンコツ。
とりあえず、超重戦車という区分だが、実のところは移動要塞というべきである。男の夢としかいいようのない、でかくて強い連装ロケットランチャーを二丁も装備しているが、そのロケラン自体が弱点と欠点のカタマリである上に、その所為で移動速度が遅く、要塞化が進んでいる、…っぽい。
…だけれども、聞いたところによると、配備された場所によってはかなり役に立ったらしい。…マジかい。
結論:カルベルトヴァーゲン君並に情けない奴です。
第四に、PS-50 サタニックサーファー。
カブトガニの形を模したホバークラフト式戦闘艇。間違っても戦艦ではない。どれだけ間違ってもヤドカリ類型巨大戦艦ではない。
娘でもない。俺たちのでもない。ヤマ○でもない。巨大ですらない。
いざとなったら、変な形(不思議と)強化パーツを装備するが、パーツの崩し方によってはそんなに怖くない。気分だけ。
身体からフォイフォイフォフォイフォイ出てくる、カブトガニのしもべがなんとも可愛いが、点稼ぎのために変にほふりすぎて『リーダー』をイラつかせないように。
…さて、とりあえず書いておく。当の連邦国家でさえ自他ともに認めているが、連邦はとにかくかなり海戦に弱い。それを補うためにサタサファが開発されたようなモノだが、いかんせん何の意味もなかった。まぁ、潜水艦隊の一戦術を「ドルフィン」でも「フライングフッシュ」でもなく「ウルフ」パックって言っちゃうくらいだからね…。
第五に、DT-38A ジャンキーモンキー。
地雷を埋めるくらいしかできない能無し兵器。だが、世の中には線路を敷くしか能のないヤツもいるので、コイツもそういう類に入る。僕たち兄弟がガレッガシリーズを連れて脱出していった後に、なぜかこんなのに、連邦側がいろいろ改造したようだが、それでも、こんなジャンクはスクラップにでもして、再資源の有効活用でもすればよかったのではないか…?
その結果かどうかは知らないが、破壊しても破壊しても鉄の腕は、地雷を埋める作業をするために出てくる。一本当たり結構なお値段するらしいが。
散々お世話になっている癖にアレだが、連邦国家の大富豪振り、特に資金と物資の豊かさは、ほかの国家と比べても異常すぎる。
だが、国民の生活や基本的な社会インフラがそうでもない割りに、軍事方面だけがああいうことになっているあたり、文明の恐ろしさや正気の沙汰ではない部分を感じ取ることができる…。
…やはり、土地が肥沃で、美味しい水や食料がたくさんあって、精神と自然が豊かでないと…。そういう『吾輩は傭兵である。名前はあるが。』っていう生き方になるんだろうな。
…イヤだなぁ。僕たち兄弟なんて、シエスタとトマトさえあれば生きていける、っていうのに。
第六に、DT-070 キングクリムゾン。
すいません。グロウスクゥイードもだけど、僕たち兄弟はあんまりかかわってない。だから、意外と語られることは少ない。
それにしても、グロウスクゥイードを格納するっていうのは本当に最初期からあった。けど、ああいう形になるなんてなぁ…。
やっぱり、連邦の科学者や機械技師ってまともなんだね。…はい、すいません。
子分やペットとして大量の『シュミット』なジェット機を格納している。
もし、連邦国家が生き延びていたら、全く時を経ず、すぐさまアレを正式な戦闘機にしていただろう。レシプロ機の天敵である。
よっしゃ、潰しておいてよかった!!!!!
…でも、しっかし。あれって相当巨体だけど、空を飛べるようにちゃんとテストしたんだろうか?
…あぁ~。ギュイギュイ軽々と、空を飛ぶところを見てみたかったモノだ。
そして、第七かつ最後の、グロウスクゥイード。
御面だね。どう見ても。高貴で低俗な王子様の素顔を隠すための御面。
…と、真実はこのように虚偽で隠されているのである…。ってスクゥイード関係ない。
えっ?「褒めたくないから、こんな態度してんのか?」って?…イエス。そうだよ。実際、『褒めたモンじゃぁない』んだし。
『エネルギー炸裂弾』とか『高性能レーザービーム』とか、別に褒めるべきモノじゃぁないんだし。
…確かに、凄まじくうらやましいけどね。
…やっぱり、潰しておいてよかった。世話と金は賭けてくれた恩人だけどね。
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…僕達兄弟が大義を不要とし、一切掲げずに引き起こした、戦争を終わらせるための、そして、その第一原因である連邦国家を倒すための戦争。
…大陸戦争。推定死亡人数約580万人。…戦死者のほとんどが、僕たち兄弟に、直接的あるいは間接的に葬られた連邦国家の兵士、そして、民間人。
兵士にしろ犠牲者にしろ、その死亡人数はただの数ではない。本当の意味で、無味乾燥かつ殺伐と一人一人の命を数えることはできない。あえて、国や軍はただの数字として扱っているが、決してそうではない。
魂があって、精神があって、個性があって、人間関係や絆があって、当の本人が生きていた人生があって…。結局、多くのそれらが、いかに消えてしまったか、の数字でしかない。…本当にっ、それ以外の何モノでもない!
…血と鉄鋼の錆び付いた臭い。とてつもない高温によって焼け朽ちた焦土。
人知れず峡谷に作られた秘密の兵器工場。
古代の森と遺跡に囲まれた高原。壊滅させられた上に、制圧された街。
コークスと汚水が環境を崩していき、大きな機械が人間を押しつぶす事件が多発する工場。
一時的に人が大量に来たが、打ち捨てられて朽ちていくだけの寂しい戦艦と海上要塞。
人間禁制の聖域である、厚く高く空中に沈む鈍色の大きな恵みをもたらす雲。
大いなる自然が全くなく、人工的すぎて血肉が冷え切っていく、精神的が水晶の夜みたいに凍てつく都市。
有事以外には何の意味も無い、軍事や国家の為だけに存在する、本当に存在意義と価値の分からない秘密滑走路。
弾丸一発で弾け飛ぶ、神に見捨てられた悲哀の軽戦闘機。
炎と煙を上げながら墜落していく、神に見初められた幸運な戦闘機。
無機質な鋼鉄の身体に、熱を燻ぶらせながら破壊される戦車。
その重々しい鋼鉄の身体を跡形もなく兵士ごと、粉々に砕け散ってしまった中型から大型の戦車。
―無慈悲冷酷(NO REMORSE)。それが最終的鬼畜行為である戦争の実態だ。
あのさっき潰して、倒していった複座型戦闘機には、一般的な戦車には、あの妙なデザインをした兵器には、一体何人乗っていただろうか…?その数はどうあがいても推測でしかない。どこまでいこうが、ただの数字だ。…本来なら、推定死亡数で人間を数えるという扱いは、ふさわしくないのだろう。
そんなのは、暴君的・非人道的と思われないための国家が示す態度であって、決して心からの対応では無い。
それも含めて、近代における兵器戦や機械戦争が、歴史上で一番残酷な戦争と言われるのは、そういう兵器の群れに乗り込んで、戦いをしてしまえば、彼等はもう機械パーツの一つであって、生物や人間ではないと決め付けてまで総力戦を強要させる、それに尽きるということなのかもしれない。
古代から中世の闘いならまだ分かる。宗教が絡まなければ、まだまだ人間には精神的余裕があり、武器の性能が弱い為に強い歯止めが効いていたからだ。殺せる数に、ある程度限りがあった。自然に悪い影響を与えることも無かった。一部地域と特別な時期を除いて、本気で戦うこともあまりなかった。
だが、科学と人為技術が全てを、武器の歴史を塗り替えた。…宗教や為政者ではなく、国全体が兵器製造と殺戮を奨励しはじめた。
国を守るため、国の威厳を示すとかいいだして。それが、他国へのけん制や自国の繁栄に効果的、だと他の国も踏んだのか、
こぞってアホみたいに大きい巨大な兵器ばかり作るようになった。僕達兄弟や連邦国家の場合で言えば、スレイヤーやキングクリムゾンがそうだ。
だけれども、いつの間にか、どこの国もそういうアホをやっているのが無意味だとさとるようになり、小~中型の精鋭かつ高性能な兵器作りに力を入れるようになった。この場合、ブラックハートとMk-2がそうなのだが、同じように『彼女』のきょうだいであり、次期主力戦闘爆撃機として、僕達兄弟が宿命に沿うかのように試作したガレッガシリーズ…、も実にそうなのだ。
重厚な存在感のある存在。『私=私。』
『存在するか、せざるか。ソレだけが問題だ。』
全てを綺麗に映す鏡のような水面に何の変哲も無い小石が投げられて、『彼か彼女』が大きく美しい波紋を作り出す。あまたいる『神の子』が再び降臨しなければ、いつまでも戦争は終わらないのだろう…。
…ビルド&スクラップ。壊滅と復興。
易経が語りついで来た教え。完成(済)からの未完成(未済)。―盈(み)つれば虧(か)くる。
完全になった人間は、あっという間に未完成の状態へ引き戻される。
…異常だろうが、過負荷だろうが、悪平等だろうが、乱神とか改神をしようが、しなかろうが。
…だから、フラスコは砕け散った。
…『世界は輪廻(ループ)している。』
遥か昔に、環は完成した。今も、閉じられている。『メビウスの環』という変容は期待できない。
最初であり最後。天空であり地底。黄金の回転。旋回の中に旋廻。周期的な革命によって(The Revolution of Revoltion.)
究極の完成が、古い円環(トーラス)を終焉させる。新しい円環(トーラス)はしばらくの間、究極の未完成でありつづけるだろう。
…新しい円環が必要となるまで。
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…戦車の地~連邦国家。
連邦国家は戦車が好きだ。その、戦車の愛は連邦国家戦車連隊・機甲師団という名の、近辺にある他所の何処よりも強力な戦車師団を組織するくらいだ。…無論、俺も大好きだ。
砂漠戦と陸戦の最主力なところが好きだ。ガタガタと確実に、歩を進めながら進軍するところが好きだ。
変にお間抜けなイメージ(明らかに、最強すぎる戦闘機と超高性能軍用ヘリの所為で)が抜け切れないところが好きだ。
バカみたいに流氷の上に配備したり、パラシュートをつけて投下させたり(※なぜか滞空する)できるところも好きだ。
巨大航空戦闘機に、艦載機ならぬ艦載戦車として結構多めに積んであったり(※意味不明)するところも好きだ。
好きな点を、取り上げれば一行にキリが無いが、いつか上げきってみせる。丸一日費やしても。
…と。このように、産業革命がかなり進んだ頃より、連邦国家や俺みたいなヤツにとって、軍備や兵器の種類においては『戦車出せ、戦車ッァ!!!!』がスローガンである
…さて、俺はいろいろと、主に製図と人生に疲れたので、あのウェインとか言う芋兄弟に日々の仕事をあらかた押し付けて、今話題らしい最新鋭の戦車を見に行った。
「もしも、あんたにそんな元気があるんなら、本当は疲れていないのでは?」とあなたはいうだろう。…しかもウェインって。というコメントも最後につけて。
あぁ、そうだよ。気に食わない人間のクズ(迫真)に八つ当たりして何が悪い。…そうだろうよ。
…さて、目的へと到着完了。
そこについたら、お目当ての戦車があった。でっかい緑色の特大サイズ。うれしかった。新作の兵器。どのくらい高性能なのだろう
超巨大すぎるが高性能戦闘爆撃機の的になろうが構わないぜ系の戦車だった。…豪放磊落。…まるで、東洋の海に君臨するヤマトゥの戦艦。
でも、ひとつ気にかかって致し方なかったのは、用途や目的不明の謎の部品が付け加えられている、ということだった。
背後につけられた、左右だけにしか動かないわけのわからない、黒い棍と箱型パーツを取り付けたような変な武装もだが、なんだかオモチャみたいなチェーンでつながれた部品も見える。
…果たして、何のためにあるのだろうか?
…だが、よくよく見て現実を冷静に見ていくと、俺のそんな気持ちも一瞬に冷めていた。…ホントに一瞬だ。
…とりあえず。なにか知りたくて、俺はそこらへんにいた作業員に聞いた。「これって何だ?」
「カルベルトだよ。『カルベルトヴァーゲン。』」
どうやら、カルベルトとはこの戦車につけられた名前らしい。後で話を詳しく聞くと、開発者の名から取られたそうだ。
ついでだが。英語圏では、ヴァーゲンのところをアーマー(武装兵器)と、ちょっとアレンジして紹介するらしい。
さてはて、テストも実技、それに完成式も十分終わったので、これからカルベルトさん所のヴァーゲン君がデビュー、即ち初仕事らしい。おい、戦車が初仕事…?…演習にでも、赴くのか?
一瞬、そのことに気が取られると、俺が驚愕する凄い事実(※ちっとも凄くは無い)が発覚した。
「じゃ、ヴァーゲン君。線路敷く作業よろしく。」と、彼はヴァーゲン君のスイッチを入れた。…戦車ではなかったのか?
そんな俺のノーマルな疑問を押しのけて、ヴァーゲン君は、仕事を果たすために線路を敷く作業を黙々と始めた。
「ありゃあっッ??なんだ?!!結局??!!戦車じゃなかったのか??!!」
「あれは戦車とは違うよ。工作装甲車。…線路という名の軌道を工作するためのヤツさ。…だけど。お前、さぁ。何を戦車と勘違いしてんの?あれ、どこからどうみても戦車じゃない、…装甲車だよ。っていうか、『ヴァーゲン』って車両って意味だろ?」
「」
…カルベルトさん所のヴァーゲン君、…オメー。
ややこしい。なぜ、ロクに武装が整っていない作業装甲車に『アーマー(Armor)』の単語をつけるのか?
それならその部分を『カー』にしろ。戦車ですらないのだから。
もう連邦国家戦車連隊は、いや、それどころか、全面支援(バックアップ)する機甲師団も、ウェインとかいうあの芋兄弟の悪影響をここまで受けちまったか…。と、思ったが、本当のところはヴァーゲン君を、自国の科学者他製作者と工場ではなく、他の兵器会社に外部注文して作らせた、ということだそうだ。
これで安心。…なんてオチはねぇよ。だが、芋兄弟の同類が、まだうじゃうじゃ居ることはわかった。
…それにしても、一体その会社はどこにある会社なんだ…?
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…青空の間に雲。そして、鉛色の空。
…かわいい名前の爆撃機。そして、同じ名前をした変すぎる何か。夕暮れにたたずむ紅海の戦艦。緑と荒地が同居する場所の軌道工兵。流氷地域で活躍するディーゼル駆動潜水艦。とても馴染み深いオシャレな街の武装列車。一応ありえない小さな島ほど大きい戦艦、『あの子』に良く似た誰かさん…。
散々兵器や機械に親しんで、『我が子』と暮らしてきた僕達兄弟ですら見たことが無い、機械仕掛けの戦争兵器達。
…僕たち兄弟はなぜか、そんな『彼等』に親近感を覚える。…なぜだろう?
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ウェイン兄弟は実の所、曲芸飛行くらいしか出来なかった。それ以外に、ただ空を飛ぶことだけが。
そして、開発・製作した『我が子達』の飛行能力や攻撃性能周りをテストをする以外は、戦争用の飛行機――戦闘機、爆撃機、艦上機、雷撃機、迎撃機、艦載機、偵察機などに乗ろうとすることなど、基本的にほとんど無かった。
単に敵の攻撃を避けて、様子を伺ったり余裕を見せたりするのと、的を撃ちながら避けつつ戦うのは、根本的に違う。
二つのことを同時にこなさなければならないのだ。
さらに、よく知られたぬるま湯のような話だが、曲がりなりにも本気の戦争ではない、ごっこ遊びであっても、敵の攻撃が激しい割に、的が小さいとその感触は手堅く残る。もどかしい。つまらない。ジリジリする。はやく倒したい。…楽しくない。
さっきのは、割とどうでもいい一例だが、そのことをバーチャルや電子的な幻影であっても、よく理解できる人たちがいる。そう、シューターのことだ。そういう人たちの頂点に達した者たちを、神と呼ぶ人もいる。
そして、その撃破されたボスも、彼等のかなり前から既にカリスマであり、彼等がそのカリスマたちを撃破出来たことはこの上ない名声である。実際、それ以上の強さを誇るカリスマボスのトップランカーたちを倒したものは、本当に数える程度しかいないし、下手をすれば一人か二人かの時もある。傍から見れば修羅の国ですら生ぬるいが、それでもあの世界で、我々はまだまだ楽しく過ごしている。
…実を言うと、それよりもはるかに大事なことがある。あまたある選択への責任と価値がどの瞬間も重い。生きるか死ぬかの境界線上でもあるから。例え、いくら上手に空での戦闘と敵機の撃墜をこなすことができようが、それと関係なく多くの三下パイロットが、この威圧に耐え切れず『この世から脱落』してしまう。
…無論。それは何千年も前から、世界各地の戦士や武将にも、当然言えたことだった。別に戦争兵器と機械戦争の時代で新しく発生したわけでは当然無いのだ。
…結局のところ、『あなたではなく、あなたの魂を殺すものを怖れなさい。』が、わかるか、わからないかの違いだった。
…では、ウェイン兄弟は?
…あの兄弟は、あまり死に対する恐怖を見せなかった。
なぜなら、連邦国家の誰一人すら、彼等兄弟の魂は殺せないのだから。代わりに、自身等が背負うカルマへの懸念がそれよりはるかに強かった。
…そういう人間はもう、とっくの昔に今の現代では耐えて久しい。どいつもこいつも、みんな浅はかになってしまった。
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…Overmind、即ちオーバーマインド(唯一意識)に導かれたような、GroupMind、即ちグループマインド(集合意識)。個人の意識という一滴の水が、唯一意識に導かれた集合意識という一つの大海に完全に同化し、溶け込んでしまった。そこに個人の意向は、…何一つ無い。連邦を潰そうとする僕達兄弟を、ただ無感情に抹殺するため、その組まれた無機質な命令構成(プログラム)。完全なる生き物である人間のはずなのに、そのアルゴリズムは、魔法の息吹が吹き込まれた人形のようだった。つまり意識や精神と言う、至極大事な部分さえ…機械化・人工化されているのだ!
……そのように、人間らしい感情や温もりを、その個人個人の個性ごと抑圧を加え、圧殺した結果。
与えられた指示を――自分のこれまた指示を与えられた――十分に機能を全うするほどのサイクルで動き――仕事をこなすためにスイッチを押し――指示を完遂する。そのいかにも無機質すぎるメカニカルな…。強大なただ唯一の意志が、ここに最高傑作として完成した。
何も狂わない歯車。何も不備も起こらない部品。何も間違いの無い構造。それらを含む合理的完璧主義。――実に愚かなことに連邦国家は――それを人間にさえ求めたのだ…!
連邦国家の全てを支配している不自然なほどに簡素かつ不器用な思考。連邦国家――そのような強大な一意識が考えていること。
自軍の兵器が破壊されてジャンクやスクラップになってしまった場合の対応。大陸戦争を終わらせる最短ルート。武器や燃料の使用が最低限で済む計算。大陸戦争後の連邦国家。兵器のメンテナンス費用工面。燃料と武器の補充と調達。新兵器の開発と製作、そして、投入タイミング。僕達兄弟を今すぐ抹殺するための冷酷で非情な全ての手順。『運良く』殺しきれなかった後の処理。…死刑にするか実験台にしようかというアイディアも含む。
男性性と女性性を雄性と雌性、あるいは大人と子供を成体と幼体…、と表現するような素っ気無さ。
…このような何もかもが、破壊的に倒錯した観念で、どこまでも突き動かされる文明を、高度と呼ぶべきだろうか?
高度と呼ぶべきだろう。…それ以外が発達しているのなら。それだけが高度ではないというのなら。…そう呼ぶべきだろう。…もし、そう勇気を持って主張する発言者が『恥知らず』なら!
[newpage]
~あとがき
○バトルガレッガの秀逸すぎて神の領域まで達してしまったメカデザインについて。
・徹底的な実利的合理主義による機能美。
・一切の無駄が無い(ようになるべく作られている場合もある)。それでいて美しい。
・兵器として実用性や便利さを重要視して作られているので、虚飾や無意味なパーツの無い洗練されたデザイン。
・ハッ!と驚かざるを得ない意外な武装やギミック。
・色味も渋く鈍色とセピア色的で、他のゲームと比べるとあまりにも地味だが、とても色彩豊かに美しく映る。
・世界観に沿いすぎて、逆に沿ってない部分を荒捜しするほど(特に隠しキャラ)の凄まじい調和性。
・ブラハ子機のかわゆさ。なんともオレンジと青のラインがかわゆい。
・ミサイルの噴煙描写などをリアルに凝りに凝りってこだわりすぎている、そのミサイルへの愛。
・兵器としての無愛想さと武骨さをこの上なく表現する、バトルガレッガそのものにおける全体的なディティール。
・それは、後々ウェイン兄弟のキャラデザ自体にも採用されていたりするという、徹底した統一性の勝利。
・他社(※グレフ:タイトーから独立)製作のアンダーディフィートにも引き継がれているという歴史上の偉大なる作品である重み。
・バトルガレッガ自体の世界観、ゲームシステムやその性質をよく表した、最初から最後まで一貫しているゲーム自体の全て。
○…もう。わけがわかんねぇよ。
・サーチと偽サーチの違い。
・オプションフォーメーション(※通常や隠し問わず)の名称。
・あのフォーメーションの正式名称ってコントロールかトレースなのかはっきりしろよ(懇願)。
・どちらがサーチで、ホーミングなのか。
・G-SHOTで拍手動作を行うという大道芸。
・使えない隠しフォーメーションの存在(ローリングとシャドウのこと)。
・ウェイン兄弟のナゾめき加減。
○シューティング自機(にありがちなこと)の特徴
・かなり強い。
・パイロットや戦闘機が特別な限られた存在(エースパイロットやワンオフ機体)である。
・救世主的扱いを受けている(人類の未来や希望とかを背負っている場合もある)。
・敵に対してほぼ無双状態。
・敵勢力の中枢となんだか縁がある。時に、切っても切れない深い関係がある。
・最後にして最高傑作。
・雑魚敵から見ると理不尽そのものである。やはりいつの時代でも、戦争で一番犠牲になるのは下っ端の兵士だった。
・続編を作る場合、必ず<初回プレイでのワンコインクリア>したとしか思えないストーリーになる。
・『神の子』『勇者』『宇宙仕事人』『凄腕の超能力者』という露骨でアレな設定。
・ゲームによってはカリスマや真ボスと闘わせられる。
・その終りは悲惨であることが多い。幸せな終りを迎えるのはごく少数。
・性格の型(テンプレート)は恐ろしく一定していないが、暴力を好み、好戦的であることが多い。
・弱者に手厳しい。だが、強者にも同じく。
・暗い過去や重い使命を背負っていることが多かった(90年代くらいまでの話)。
・年々、女性が進出してきていて、結構割合が増えている。
○Q&A
Q,聖白蓮=ブラックハート無印で、聖命蓮=ブラックハートMk-2なんですか?
A,そうかもしれませんねぇ(※どうやら、そこまで考えてないっぽい)。
Q,G-SHOTと貫通弾の技術ってダマスカス鋼(ウーツ鋼とも)で説明できるんですか?
A,できるわけ無いじゃん(当然)。
Q,ドーモ、アルジミヤ=サン。あなた、ワーゲンの意味って「武装中隊」だと思い込んでましたけど、あれ普通にドイツ語では「車両」って意味らしいですよ?
A,英語版では「ワーゲン」→「アーマー」だから、余計ややこしいんだよ。だって、英語力いくら会ってもぉ、ドイツ語力皆無だしぃ。っていうか、なんで「アーマー」なんだよ、「カー」にでもしとけ。←相変わらず、間違いと勘違いだらけの作者。
Q,…おやおや、隠しページがあるようですが?
A,…真実や神の国はあなたの心、その中にある領域だけに閉じ込められている。
○参考URLなど
バトルガレッガ→http://www2c.biglobe.ne.jp/~abfuku/o_games/garegga.html
―サイト管理人様の博学多彩な有識と見解には、大変助けれられました。この好機に乗じて、感謝いたします。
是非、バトルガレッガ自体をご存じない皆さんもお読み下さい。…最高に、面白いです。
GAMER's Hard To Heart Vol1 ■BATTLE GAREGGA ■→http://hwbb.gyao.ne.jp/tukikage/gHTH/garegga/gareggaindex.htm
―このサイトに掲載されている一連の小説は、他に比べるモノが無いくらい至上!、と表現したいほどに完成度が高く、素晴らしいです。私の程度をはるかに越えるくらいの、バトルガレッガに捧げられた果てしない愛を感じます。今までに書き散らした拙著のバトルガレッガ小説全部、だなんて、あの方が書いた小説と比べるのも、並べるのもおこがましいです。拙著の一連、その最初から最後全てを無視してでも、どうぞ御読み下さい。
バトルガレッガ - So-net→http://www016.upp.so-net.ne.jp/usitora/garegga.htm
俺とガレッガ。→http://extendead.web.fc2.com/iroiro/gare.html
―こちらのは、ただのレビューですが。このサイトに出遭うという幸いを感謝するくらいの、ゲーム本編のことを知る為の良い手助けになるでしょう。
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―隠し?
・死にネタです。
・暗いです。ゲーム本編より。
・ライジングというよりアイレムの感じに近いです。
・つまり、どこまでもシューティングゲーム的な話です。
・だけど、地球は滅亡しません。
・読んでから文句は言うなよ(約束)?
・ウェイン兄弟が好きなら読まないほうがいい。これは試金石だから。
・バトルガレッガ自体が好きで、ウェイン兄弟に対してそうでもないのなら是非、一読を。
この先、ウェイン兄弟の故郷から100万キロメートル。
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○頼り尽つきて、哀悼の胡蝶夢~Peaceful Death.
鈍色の空。もうすぐ、きっと晴れるだろう、と信じているくらいの。
墜落した二号機の傍で、そういう空を見る。その割には、息たえだえで血まみれの僕。…さっさと死ねばいいのにね。まだ、それでもいきている。意識があまり動かない中、周囲に散らばるように多く存在する、僕と同じように墜落かつ撃墜されてしまった戦闘機を見た。そこには、当然ながら僕が打ち落としたのもある…。
さっきまで、自由自在に空を飛んでいた鉄塊。それは、僕の愛機である二号機も同じ。
『天と地ほどの差』と表現することすら不正確な性能面の圧倒的違いに、あの戦闘機たちに乗るパイロットほぼ全てが、無責任な人命無視を貫く上部命令に一言も逆らえず、身心共に自分自身をあらかじめ屠りながら死んでいったに違いない…。
…結局のところ。…僕は、死にぞこないなんだ。他の撃墜されたパイロットとは違う、特別な祝福。
…でも、どこまで、それが続くかは判らない。
だんだんと、僕も心臓を動かすことすらきつくなってきた。…それにしても、兄さんは今何処に居るんだろう?何をしているんだろう?…僕が撃墜されてここにいることを知っていてくれているのかな?…その前に、ちゃんと生きているんだろうか? …もしかして、弟の僕と同じように、もう墜落しているのかな? …そして、僕と同じように死ぬ。
…あぁ。…眠いよ。僕疲れきって体がギシギシいってる。怖い。キツい。辛い。痛い。…苦しい。
…もう、死ぬのかなぁ。…別に、死んでもいい。この世から去るなんて、死ぬなんて何も怖くない。…でも。
…僕の兄さんに「さよなら」を言えない場合…、それはちょっと腑に落ちないし、はっきりいうといやだなぁ。…兄さん。
…先刻(さっき)、走馬灯がよぎった気がした。だけど、全然見えていない。わからない。その上、何一つも詳しい内容はわからないけど。…もしかしたら、まどろむ時に見る夢で、走馬灯ではないかもしれない。あれはただの夢。僕はずっと生きる。僕の兄さんも。永遠に。もし、そうだとすると、あのキリストみたいに復活するのだろうか。蘇生するのだろうか。将来に必ず、僕は。
…あぁ。そんな。我が救い。親愛なる神様。
…もう、ダメかな。さっきの夢、一号機と兄さんが撃墜される夢だった。思い出した。
『あの子』。ワインダー。凄まじい爆発。まさかの一撃。即、死へと至る。だんだん心が原初の渦巻きみたいにかき乱されて、僕は思わず、男なのに涙を流してしまった。
…死にたい。だれか僕を殺してくれ。止めを刺してくれ。じわじわ弄んでもいいから。慰めてくれよ。傷を優しく撫で回して。
…。なぜか、心がすべてをはっきりと映しだす鏡のような、澄み切った水面のごとく静まり返った。
もう、兄さんのことも、自分のことも考えられない。…あとは『眠る』だけだ。
…それでも、僕は逆らって、兄さんや自分について一所懸命に考えることに、全精力を注いだ。
…僕たち兄弟自体の存在という存在、その全部が全部、結局ダメだった。なんで、もっと早めに、さっさと死ななかったんだ?ゴミみたいなクズで、ジャンクみたいなスクラップ。…そんな中に、突然生じるおそらくですらない想い。それはそれは、悲しく虚しい希望的観測にすぎない。…それでも、…きっと、だけれども。次こそはうまくやれる…。いや、やってみせるね…。
…それに、兄さん。…この伝言は届いてる?
いままでずっと、世話ばっかり焼かせてごめんね。それなのに、僕は、そういう、いつも優しい兄さんに、何もしてやれなかったし、できなかったね。ホント、ごめんね…。そして、ホントにいままでありがとね。もう、僕は寝ます。きっと兄さんもすぐに寝付くと思うから。必ずどっちも目覚めて、また顔を合わせようね。約束だよ。…それじゃあ。
…おやすみなさい。